病気なんかに負けない!わだじゅんの乳癌日記

病気のこと,職場のこと,家庭のこと・・・
その日のつれづれを記していきます。

待合室での感動!その1

2012-12-24 22:57:32 | 診察
12月3日の診察が終わってから,感動できる出来事があった。


それは,診察室から出てきた直後のことだった。

その日,待合室には,患者さんがさほど多くはなかった。
主治医の診察日ではなく,手術が終わった後に外来予約を入れていただいているおかげ。
会計のファイルを受け取るために,外来窓口付近に腰をかけようとして
歩き出している時だった。


見覚えのあるお顔・・・


ぴ,ぴ,ぴ,ぴ・・・・と思い出した!!!


それは,10月30日(火)。検査のため,待合室で待っていたとき。
時は,4時半を過ぎようか・・・という頃だった。
すぐ後ろに腰掛けていたおばさんが,【何時受付ですか?】と,私に声をかけてきた。
3時半ということを伝えると,【私も同じだわ!】とのこと。
いろいろな話から,病気の話題となり・・・
自分が,1週間前に乳癌の宣告を受けたことを話した(見ず知らずの人に・・・)
すると,その方は,【初期だったら大丈夫!絶対に大丈夫だから!!】と励ましてくれたのだ。

その方,定年まであと1年らしい。
大腸癌の手術を受け,今日が最後の定期検診というときに,乳癌が分かり,
そのまま乳腺外来に回され,10月上旬に手術を受けたそうだ。
名前も知らずに,そのまま別れたのだが・・・


診察室から出ると,その方も気付いたようで,お互いに声を掛け合った。

その方,Tさんと仰る方で,娘さんと一緒だった。
どうやら,名前も知らないわだじゅんのことを心配していたようで
自宅でも話題にしていたそうな・・・

【どうしました?ずっと,気になっていたのよ!お子さんも小さいっていうし・・・】
って,本当に心配してくれていたことが伝わってきた。

・11月14日に手術をしたこと。
・今日が手術後,2度目の診察で治療計画が出されたこと
2点を話すと,
【大丈夫だよ!私,副作用なんて全くないから!】と,またまた安心するお言葉を!
その方も,私と同じ治療を行っている。
何だか心強かった。

職場に,親戚に乳癌患者が3人もいるからいろいろ聞いて!って行ってくれた同僚がいる。その方は,私が手術後元気であることを話すと,そのままではいないから・・・って
ずっしりと足を引っ張る言葉をかけてくれた・・・


病院で出会った方。
それも,どこの誰かも知らない私に心温かな言葉をかけてくれる。
こんな病気になって,やはり,同じ体験をした人でないと,その心配も苦しみも不安も
分かるはずがない。
って,断言してしまったが,やはりそう思う・・・


自分も乳癌の先輩として,病院で出会った後輩たちに温かい言葉かけをしたり
ブログに体験談を載せることで,少しでも役に立てばいいなと思っている。





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4 コメント

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嬉しいですね (えりんぎ)
2012-12-25 00:01:18
確かに、実際に経験した人でないとわからない感覚ってありますよね。
気遣いのつもりでかけてくれている言葉で、不快な思いをしたことは何度もあります。

でも、罹ったことがなくても、余計な言葉なんて口にせずにただ親身に見守ってくれる友人もいます。
病気になってから、私は特に落ち込むこともなく今に至るけれど、彼女がいたからこそ冷静でいられたんだと思います。自分の思うままに気持ちを吐き出せる場があったから、それに私はとても救われた。

逆に、同病の人でも心ないことを言う方はいます。同病だからって、同じように感じる人ばかりではないんでしょうね。

わだじゅんさんが病院で出会った女性は、本当に思いやりに溢れた方だったんですね。自宅に帰ってからも思い出してしまうくらい、わだじゅんさんのことを心配してくれていたんですね。あぁ、なんて素敵な人。

私も、自分の体験が誰かの役に立ってくれたらいいな、と心から思ってます。
返信する
出会いを大切にしたいです (わだじゅん)
2012-12-25 13:32:07
ぴ・ぴ・ぴ・ぴ・・・
私,好印象の人とは気が合うというか,反応しちゃうんです。

俗に【人間リトマス紙!】

ダメだと思ったら,近寄りません・・・
子どもに対してはしませんが,ダメな大人とは,挨拶程度ですませちゃいます。

【自分の体験が誰かの役に立ってくれたらいいな】
本当にそうですね。
返信する
同じ辛さ (住吉さくら)
2018-02-20 09:53:17
わだじゅんさんおはようございます。
過去のお話へのコメント、すみません。
私は今、貴女の過去のお話を読んでいました。
不安でたまらなくて、気を紛らわせたかったのかもしれません。
そしてこのお話、私も共感しました。
職場の方は自分が見た事をそのまま話しただけかもしれません。
事実なのかもしれません。
ですが、事実よりも優しい言葉、安心できる言葉をかけてほしい時もありますよね。
きっと今の私はそうなんだと想います。
そしてきっと貴女も。
「同じ体験をした人でないと,その心配も苦しみも不安も分かるはずがない」
私もそう想います。
障害を持って生まれた事、後天性の障害も負わされた事、病気を持っている事・・・
どれも同じ経験をした人でないとその辛さは分からないと想います。
私が子供の頃と比べたら、障害者に対する扱いはましにはなったのかもしれません。
ですが悪い事が全て完全に無くなったわけではなく、また、きっと無くならないと想います。
私は今でも障害者手帳や障害者用乗車券を見せるのが怖いです。
自動改札でも乗車券を出す事を躊躇ってしまいます。
特に辛いのがバスに乗る時です。
バスでは実際に運転手に乗車券を見せなければいけません。
どう想われるか分からないのです。
心の中では馬鹿にしているかもしれませんし、面と向かって侮辱されるかもしれません。
私のこの恐怖心が無くなる事はありませんが、とにかく楽になりたいです。
もちろん恐怖心も無くなってほしいですし、侮辱も無くなってほしいです。
「同じ体験をした人でないと,その心配も苦しみも不安も分かるはずがない」
私の事が私と同じ体験をした人でないと分からないのと同じように、他の人の事も同じ体験をした人でないと分かりません。
私も人を傷付けないように、十分気を付けます。
私には何の力もありません。
ですが、せめて言葉と想いだけででも貴女を助け続けたいです。
私では頼りないでしょうし、しかも今は私も凄く辛いですが、それでも貴女を大切に想っている事はお伝えしたいと想っています。
私の言葉、想いが貴女の心を癒やせている事、貴女に元気を与える事ができている事を心から願っています。
貴女のご病気が、一刻も早く完治する事を心から願っています。
返信する
住吉さくらさんへ (わだじゅん)
2018-02-20 21:55:07
こんばんは
わぁ、過去記事にさかのぼって読んでいただけているのですね。ありがとうございます。
ただ、恥ずかしい部分もあります。
そして、5年前に私が書いたことで、貴女に
不快な想いを抱かせてしまったのではないかとも
反省しています。もし、そうだったらごめんなさい。
貴女が私を想い、心配してくださっていることが
分かります。
気遣ってくっださっていることが、痛いほど分かります。
本当に本当にありがとうございます!
返信する

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