ぱるやどぅい」とは何かを説明すると、
遠方にある畑のそばに建てられれた雨宿りや休憩、時には宿泊できる
簡易な作業小屋」といえるだろうか・・・?
子供の頃にはあちこちで見かけることがあった。
私の先祖は江戸時代の末ごろ
朝戸集落から現在地に移住してきた。
それまではこの屋敷にも 「ぱるやどぃい」みたいなのがあっただろう。
朝早く起きて夕方は帰る暮らしであっただろう。
それが
井戸を掘って雨水を貯める工夫によって
移住することが可能になったのではなかろうか。
あるいは行き来の時間の無駄を省くために
井戸を掘ったのであろうか・・・・
郷土研究のテーマにもなりそうな疑問が書いているうちに沸いてきた。
私が知っているぱるやどぅいは、ちばとみジー(土地)のそばにあった。
周りを石垣積みで囲って畳が3~4枚敷けるくらいの土間だった。
ちば富とは人名だろう。
沖永良部に移住したらしくて、屋敷後だったのを父が買ったようだ。
ガジュマルの大木で覆われた森だった。
そこあたりの地所は移住した古里の人々が次第に購入して
現在に至っているが、
一部の方が現在風のぱるやどぅいを建てて農作業場にしているとこともある。
ウシ小屋を伴っている。
飲み水が必要なので
必ずといっていいほどに近くにアナゴーと呼ばれる天水をためる井戸があった。
私が今は拝む場所として造作している古井戸の隣にも新たに井戸を掘ってたが、
大きく掘ったからといって、
沢山水が溜まるようではなかったことを思い出す。
水もれがしたようで、
骨折り損のくたびれもうけみたいになって、
崩れてしまったおかげで粘土でかたまって、
水がたまっているところもみかけた。
少学3年ごろに、
現在使っている共同の深井戸(いじゅんゴー・泉水井戸)が掘られた。
続きはいつか・・・。