何年も前から砂浴をしてみたいと思っていた。
それでも、なかなか都合がつかなかったので、せめて砂袋を作ろうと砂は用意していた。
最近夫が、東条百合子の本を読んで、自分で砂袋を作って試していた。
そして、突然 「砂浴に行こう」と言う。
何だか感じるものがあったらしい。
二人でスコップを持って九十九里浜に出かけ、
サーファーのいる海岸に穴を掘り、埋まってきた。
ほんのちょっとの間だと思っていたら、夫が一時間たったから帰ろうかと言う。
まあ様子見だからちょうどよいかもしれない。
朝食事を軽く済ませて、昼は抜き。
来た時のまま、パンツにティーシャツ、顔にはタオルを載せて
砂に埋まった。
日差しの中、暑くはないが、海風が強くて砂が飛んでくるのにはちょっと・・・
一時間たった時、爽やかだったけれど全身に汗をかいていた。
私はあまり汗をかかない方なので、足がビッショリだったことには驚いた。
帰る途中も顔の汗は出続けた。
せっかく来たのだからと海藻や胡麻漬、ミリン干し、野菜を買った。
思いがけずにマコモも買うことが出来た。
夜はそれらで一杯、二杯、三杯と!
でも、一キロ減っていた!
体調はまだ分からない。
ダイエットを始めてから、一年以上たつのになかなか減らなかったのが、
一時間の砂浴で簡単に減ってしまうなんて…!
娘にこの話をしたら、娘もこの夏砂浴をしたという。
効果があったとは聞かなかったが、娘の家族の話は面白かった。
この子は、当時怪我が治ったばかり。
自転車の荷籠から落ちて前足を骨折して手術、入退院を繰り返していた。
一番下の4歳の子が砂をかけてやったので、砂が目に入ってショボショボしていてかわいそうだと思っていたら、そのまま熟睡してしまったという。
きっと効いてたんだろうと思う。
まだ暖かい日があったら、もう一回挑戦しよう。
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