モー吉の悠悠パース留学絵日記

この日記では、パースでの留学生活での出来事を中心に、心象風景を交えて、写真とエッセイにより、絵日記風に綴っています。

イースターホリデー

2012-04-08 21:30:35 | 今日を旅する
イースターホリデー 4月6日(金) 晴れ 23℃~14℃

 今日はイースターホリデー初日のグットフライデー。
 ほとんどの店は休みで、キャットバスも休みです。シティの街も、いつものにぎやかさはなく、静かだろう。
 イースターホリデーは、金曜日のグットフライデーからマンデーまでの四日間をいい、学校はもちろん、公共交通機関も一部を除いて休んでおり、店舗はほとんどがクローズだ。そのため、我々も、前日、食料品の仕入れをすましておいた。
 イースター(Easter復活祭)の日は、一般的には、春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日とされるため、この祝日は、年によって変わる移動祝日とされており、今年は4月8日がその日に当たっている。
 キリスト教の宗派によって、それぞれ定義が異なり、その日も若干変動している。
 復活祭の名の通り、イエス・キリストが処刑されて死んだ三日後に復活したことを祝うこの祭りの由来は、もともとは、その母体であるユダヤ教のかの「過越の祭り」(パスハ)が源であるが、それに、ゲルマン民族神話の春の女神(イースター)を祝う祭りが習合されたものという。
 シティの街で、イースターの前から、よく見かけるイースターエッグ、ウサギの飾りのお菓子は、卵が再生の、ウサギが多産のシンボルとされることから、きているということだ。
 今日がちょうど満月であり、天気もよいので、夕方、キングスパークまで散歩に出かけ、満月を観ることにした。
 キングスパークには、グットフライデーということで、すでに多くの家族連れ、恋人たち、仲間連れなどたくさんの人たちが集まって、芝生のあちこちで寛いでいた。





















 シティの街が夕焼けに染まった後、街の横に満月がくっきり浮かび上がり、街が夕焼けからトワイライト、そして、シルエットの中にがネオンの輝きが増してくるにつれて、満月も明るさを増し、幻想的な風景を醸し出してくる。
 この満月が、映し出している地上のシルエットは、太古から今日まで、その形は様々に変わって、今ここにある。
 そして、ここに集まった人たちも、先人たちが観たと同じ、この満月を眺めて、神の存在を感じ、祈りを捧げたい気持ちが、生まれるのだろうか。
 ゲルマン民族の神話にある女神イースターへの祈りのように。





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