日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

台湾周遊② 九份

2021-02-13 07:00:00 | 海外旅行

台北市から2時間ほど北にある九份(きゅうふん)は台北から日帰りできる観光地。

独特なレトロ感満載の街並みが人気で、元々は金鉱の街として栄えていたので、今でもその面影もまだ残っている。

メトロで台北駅から3つ先の「忠孝復興駅」に移動し、ここからバスに乗った。

 

バスを降り、九份入り口から「九份老街」などと呼ばれ、坂道になっているメインストリートを歩き始めた。

 

[フォトスポットから]

 

この先は細くて狭い路地で、両側には小さなお店が並び、そこを車が我がもの顔で走っているので、歩くのも注意しなければならなかった。

 

 

ここは九份でおすすめグルメのお店「阿蘭草仔粿芋粿」。

目の前で草もちを手作りしていた。

たくさんの人が並んでいたのですぐに分かった。

 

街中にはところどころに九份の全体図が描かれたガイドマップもあり、分かりやすかった。

 

 

街を歩き、階段「豎崎路」を下っていった右側には九份を有名にした「阿妹茶樓」があった。

「千と千尋の神隠し」のモデルと噂されているお店だった。

せっかくだから中でウーロン茶とお菓子をいただき、一息入れた。

台湾のお茶の入れ方は作法があるらしいが、そんなことは気にせずに自由に飲んだ。

 

 

お店の前は急な階段になっていて、群馬県の伊香保温泉に似ていると思った。

 

[階段の下から見上げたところ]

 

九份から戻ってから、世界4大博物館の一つの「国立故宮博物院」へ。

ここには中国歴代王朝の皇帝たちのコレクションが展示されていて、総数は69万点もあるらしい。

 

 

 

 

展示されている五大宝と言われているものは、

①翠玉白菜----翡翠(ひすい)で白菜の形を作り、その上にキリギリスが乗っているもの

②肉形石----3層になっている石を加工してあり、なぜか豚の角煮にそっくりなもの

③雕橄欖核舟----オリーブの種に8人が乗った船

④彫象牙透花雲龍紋套球----1本の象牙から21層の球体を掘り出したもの

⑤毛公鼎(もうこうてい)----権威を象徴する礼器で獣に似せた3本足に楕円形のカメ型の器

これらの中でも特に有名なのが①白菜と②肉形石。

この2つは3階の302号室に展示されていたのだが、思ったよりも小さくて、よく見えない。

というのは、中国人の台湾旅行が解禁されてから、大勢の中国人が台湾に押し寄せているらしく、とにかく台湾中が中国人だらけで、ここも中国人の団体ばかりだった。

ショーケースの前に出て見ることも出来ず、人の頭越しに見るしかなかった。

この部屋だけでなく、五大宝物が展示されている部屋はどこも動きがとれないくらい人でいっぱいだった。

 

この博物館には以前にも来たことがあるので、その時にじっくり見たからいいと、思うしかなかった。

それにしても広い博物館で、一回りするのに2時以上かかってしまった。

 

この日はこれで終わり、翌日からは台湾を周遊するツアーに参加した。

 

 

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台湾周遊① 台北

2021-02-12 07:00:00 | 海外旅行

台湾へは何度も行っている。

近いし、美味しいものもたくさんあるし、何よりも台湾の人たちが親日的で優しい人が多いから。

 

いつも台北だけだったが、ある年、台湾を一周してみた。

台北には台北桃園国際空港と松山空港がある。

この時は成田から4時間、午後に桃園空港に着いた。

台北に住んでいる友人と空港で落ち合い、すぐに観光に向かった。

 

最初に行ったのが台湾観光では外せない定番観光スポットで、台北のシンボルにもなっている「中正紀念堂」

ここは蒋介石を記念して建てられた。

いくつかある門のうち「大忠門」から入った。

この門が紀念堂に一番近い門になっている。

また、この時は車だったが、地下鉄(MRT)で行った場合にも東門駅から一番近いところにある。

一番大きな正門は「自由広場門」だが、それに比べるとあまり大きくはないが威厳のある門だった。

 

 

[中正紀念堂]

 

近くに寄ると、一層大きく感じた。

正面入り口は混んでいたので、横の入り口から入ってみた。

内部は大勢の人で賑わっており、中央に巨大な蒋介石の銅像、背後の壁には、蒋介石の基本政治理念であった、「民主」「科学」「倫理」という文字が刻まれていた。

ここでは毎日、1時間ごとに衛兵交代式があるが、時間の関係で見ることが出来なかった。

人気のイベントなので、残念だった。

でも、次に行く忠烈祠でも衛兵交代式はあるからと、そちらに向かった。

 

「忠烈祠」は辛亥革命や抗日戦争で命を落とした人たちを祀ってある場所。

門には「萬古流芳」とあり、意味は永遠に名を残すということらしい。

 

[忠烈祠]

 

立派な入り口に立っている衛兵さんはまばたきもせず、人形かと思うほどで、全く動かず真っ直ぐに立っていた。

 

 

門を入ると広い場所があり、ここにも大勢の人がいた。

辺りがざわついてきたと思ったら「衛兵交代式」の時間になったらしい。

数人の衛兵さんたちが出てきて厳かに始まった。

 

 

 

 

 

地面には数本のまっすぐな線が引いてあると思ったら、これは長い年月の間、衛兵さんたちが歩いて出来た跡だとか。

列を崩さず門まで歩き、門の前で交代の儀式をし、また戻っていく。

これだけのことなのだが、「一糸乱れぬ」とはこのことだと思った。

 

 

 

この暑い中での彼らは本当に立派としか言いようがなかった。

たくさんの観光客など全く眼中にない、というような動きで、よほど訓練しただろうなぁと思われた。

 

この日の観光はこれで終わり、ホテルに入り、夜になってから「士林夜市」に出かけた。

人、人、人でごったがえし、お祭り騒ぎのようだった。

でも、とても屋台のものを食べる気はしなかった。

周りの臭豆腐の臭いは我慢できないほどきついし、裏の方を見なければ良かったのだが、見てしまった。

汚いバケツの水で食器を洗っていたから。

結局、夜市は雰囲気だけを楽しんだだけだった。

 

翌日は九份と故宮博物院に行く予定。

 

 

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ニュージーランドの旅⑥ 帰国まで

2021-02-08 07:00:00 | 海外旅行

南島の観光はほとんど終え、また同じ道をクライストチャーチまで戻ることになっていた。

クイーンズタウンに来るまではあちこち観光してきたので、途中のテカポで1泊したが、復路はクライストチャーチまで直行だった。

休憩をとりながら9時間くらいかかる。

この間は飛行機を使えば1~2時間ですむのに、と思いながらもツアーだからしょうがない。

それでも旅行社は9時間のバスの旅をどうにか飽きさせないようにと考えたのか、往路とは違った場所に寄りながら同じ道を戻った。

 

ホテルを出発して最初に寄った「カワラウブリッジ」はバンジージャンプ発祥の地らしく、バンジージャンプをしている様子を見学した。

 

 

その後は少し走り、フルーツの街といわれるクロムウェルで果物を試食したり、オマラマの牧場では「羊の毛刈りショー」などを見せてくれたりした。

 

 

[羊の毛刈りショー]

 

毛刈りショーから5時間後、クライストチャーチにやっと戻ってきた。

ホテルは最初の日に泊まった「シャトーオンザパーク」

 


 

そして、翌日は北島のオークランドに出発した。

オークランドではホテルにチェックインしてから自由行動となった。

オークランドは比較的治安が良いらしく、自由に歩くことができた。

港に行ったり、マウントイーデンからオークランドの街と海を眺めたり、中心部にある「スカイタワー」に上ったりした。

 

 

 

 

 

オークランドの街はあまり派手さはなく、素朴で自然な雰囲気の街だと思った。

 

最後の夜は港のすぐそばにあった「コプソーン ハーバーシティ」に泊まり、翌日は朝から空港に向かい、12時間かけて帰国した。

 

 

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ニュージーランドの旅⑤ ミルフォードサウンド

2021-02-07 07:00:00 | 海外旅行

この日はクイーンズタウンからミルフォードサウンドへの日帰り旅行だった。

ミルフォードサウンドは南島の南西部のフィヨルドランド国立公園内にあり、何万年もの間に氷河で削られて作られた狭くて深い湾(フィヨルド)で人気の観光地となっていた。

そのフィヨルドを遊覧船で2時間の周遊クルーズをするというツアーだった。

クイーンズタウンからミルフォードサウンドまではバスで5時間くらいかかる。

そこを日帰りしなければならないので朝早くホテルを出発した。

休憩を取りながら3時間後にテ・アナウという街に着いた。

この街はミルフォードサウンドへの入り口で、ここからミルフォード・ロードが始まる。

このハイウェイが素晴らしく、天気はめまぐるしく変わり、そのたびに空の色が変化し、車窓からは迫力ある氷河、滝、湖などが右に左に見えていた。

 

 

 

 

この枯れ草のようなものが山の斜面や道路脇に一面にあった。

これはレッドタソックで、ずっと枯れたような色だとか。

 

途中で寄ったのが「ミラーレイク」

湖には高々とそびえる山々が映し出されていた。

 

 

 

 

看板もわざと逆さまに置いてあった。

 

そしてブッシュの中をウォーキングできるスポットの「ザ・キャズム」

ここはクレダウ川の急流によって侵食された豪快な奇岩群がある場所で、遊歩道が設けられていた。

約20分ほどのコースになっていて、周囲にシダとコケが茂る原生林の中を歩いた。

 

 

 

この辺りでは「ケア」という世界で唯一の高山に生息するオウムがいるらしく、周りを探してみたら高い木の上にいるのを見つけた。

 

[木の上にいたケア]

言われないと分からないような写真だが、一応貴重な画像が撮れたので。

 

長いバスの旅も終わり、やっとミルフォードサウンドの一番端に位置する船着場に着いた。

今回の旅行はあまり天気に恵まれず、この日もあまり天気が良くなかった。

それでもここから船に乗った。

ミルフォード・サウンドは、世界遺産指定地域にあるフィヨルドランド国立公園の中心部に位置している。

フィヨルドを進んで行くと、壮麗な風景、野生動物などが見られるとの謳い文句だったのだが・・・

 

船はフィヨルドの中をどんどん進んでいった。

 

 

最奥まで行って戻ってくる予定。

 

 

 

 

海面から数百mもの高さで垂直にそそり立ちつ岸壁から流れる滝もたくさん見られた。

 

それにしてもせっかくの景色なのに、空の色が・・・

ということは再訪しなければいけないということかな。

 

ガッカリ感いっぱいで再びクイーンズタウンに戻った時はもう夜の9時になっていた。

 

 



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ニュージーランドの旅④ クイーンズタウン

2021-02-06 07:00:00 | 海外旅行

この日の予定はテカポからマウントクック国立公園とワナカに寄りクイーンズタウンまで行く予定だった。

最初に寄った「マウントクック国立公園」は、世界遺産にも登録されている、ニュージランドを代表する景勝地。

3000m級の山々が連なり、本格的な登山や気軽なハイキングコースなども多くある場所で、いつも多くの観光客が訪れている。

マウントクック国立公園の拠点となるマウントクック村には有名な山岳リゾートホテル「ザ・ハーミテージホテル(The Hermitage Hotel)」がある。
 
このホテルまで行き、ここから雄大な山岳風景を眺めたり、ハイキングをしたりする予定だった。
 
ところが山の天気は気まぐれで、この日は大雨、しかも寒く、ハイキングどころじゃなかった。
 
写真をとることさえ出来なかった。
 
こんな時ツアーは自由がきかない。
 
ここではオプショナルツアーで氷河の遊覧飛行を申し込んでいた人がいた。
 
大雨の中でもスケジュール通り催行しなければならないのだから大変。
 
ツアー参加者以外は何も出来なくてホテルで過ごすしかなかった。
 
でも、ツアーに参加しなくてよかった、雨で何も見えなかったらしいから。
 
結局、マウントクック国立公園では「ザ・ハーミテージホテル」でお茶を飲んだだけだった。
 
 
マウントクック村を後にして、次は「ワナカ」へ。
 
ワナカは南島の山脈、サザンアルプスに囲まれ、雄大な自然と、ニュージーランドで4番目に大きな湖の「ワナカ湖」がある。
 
湖には「The Wanaka Tree」という、柳の木の一種のシンボルマークの木があり、この湖もポスターによく使われている。
 
 
[ワナカ湖]
 
 
ワナカ湖の周辺では散策する人、ボートに乗る人、湖岸で寝そべっている人などがたくさんいた。
 
観光客というよりも保養のためにリゾートホテルに泊まっている人が多いようだった。
 
 
ツアーは忙しく、のんびりと出来ない。
 
ワナカではほんの少しの休憩時間だけですぐにクイーンズタウンに向かった。
 
途中「アロータウン」でも休憩しながら、ここで買い物タイム。
 
「アロータウン」はゴールドラッシュと共に発展した街で、いまだに19世紀の建物などが残っているかわいい街。
 
メインストリートには土産物屋さん、パン屋さん、チョコレート屋さん、カフェなどがかわいいお店が並んでいて、お店をのぞくだけでも楽しかった。
 
アロータウンから目的のクイーンズタウンまでは30分ほどしかかからなかった。
 
それでもクイーンズタウンに着いた時は既に夕方になっていたので、すぐにホテルに入った。
 
ホテルはワカティブ湖の前にある「リッジス・レイクランド・リゾート」だった。
 
 
 
 
 
時々雨が降っているような天気だったが、ここでは晴れてきて、虹が出ていた。
 
 
 
[ワカティブ湖]
 
 
 
クイーンズタウンでは特に観光はせず、夕食のために市街地に出て、食後にショッピングモールで買い物をしただけだった。
 
翌日はすぐに「ミルフォードサウンド」に行く予定になっていた。
 
 
 
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