秋も深まっているのに「センニンソウ(仙人草)」の花がまだ咲いているのを見つけた。
「エッ、まだ咲いてるの? とっくに咲き終わったものだとばかり思っていたのに・・・」
もう葉っぱは黄色くなりかかり、一部の花は既に実になって、白いヒゲが伸びているのに、まだ咲いていた。
花の終わったセンニンソウは扁平で赤っぽい色の実が出来て、そこから白いヒゲが綿毛のように伸びてくる。
だから花が咲いている時には花で、花が終わった時には綿毛で真っ白く見えることもある。
この綿毛は雌しべの花柱なのだが、この綿毛がセンニンソウの名前の由来にもなっている。
花が終わって数日経った時の様子。
扁平で卵型のものが実で、そこからヒゲ(綿毛)が伸びている。
9月初旬、花が真っ盛りの時様子。
1つの花の大きさは2~3cmくらい。
十文字形の4枚のものは、花びらのように見えるが萼片(がくへん)で、たくさんある雄しべはそれよりも短いのが特徴になっている。
学名:Clematis terniflora
英名:Sweet Autumn Clematis
別名:ウマノハオトシ(馬の歯落とし)、ウマノハコボレ(馬歯欠)
科名・属名:キンポウゲ科 センニンソウ属
原産地:日本、台湾、中国、朝鮮半島