少し暖かく感じた朝、遠くまで足を伸ばしてみた。
大きな病院の前の畑に菜の花がいっぱい咲いていた。
菜の花♪ 菜の花♪
一面に広がった黄色い花と柔らかな緑色の葉が春を感じるさせてくれるからなのか、菜の花を見ると嬉しくなってくる。
菜の花といってもたくさんの種類があり、アブラナ科アブラナ属の植物の花の総称が「菜の花 」で、その数は30種類にもなるらしい。
アブラナ、カラシナ、ブロッコリー、コマツナなどぜ~んぶ菜の花。
畑で見つけた「菜の花」はアブラナでその和名は「菜種(なたね)」。
この花の栽培の歴史は古く、弥生時代からは食用として、江戸時代になってからは油を採るためにも利用されていたらしい。
ところが現在では油を採るのは別種のセイヨウアブラナに取って代わられてしまい、アブラナの方は食用の野菜としてだけ利用されているようだ。
学名:Brassica rapa L. var. nippo-oleifera
英名:Turnip rape, Chinese colza
別名:菜種、赤種
科名・属名:アブラナ科 アブラナ属
原産地:地中海沿岸地方