ぽかぽか陽気に誘われたように、鉢植えの「花かんざし」もあちこちで見かけるようになった。
白くて先端がちょっと淡い紅色の蕾、これが”かんざし”のように見えたから「花かんざし」という名前になったとか。
丸い蕾が開くと、ドライフラワーのようなカサカサした手触りの白い花になる。
この花、「花かんざし」は流通名で、学名ではローダンセ・アンテモイデス(Rhodanthe anthemoides)。
花の大きさは2cmくらい、草丈は15~25cmほど。
学名:Rhodanthe anthemoides
英名:chamomile sunray
流通名:花かんざし
科名・属名:キク科 ローダンセ属
原産地:オーストラリア
同じ品種で花弁が尖っているのが、ペーパーカスケード(Rhodanthe anthemoides cv. Paper Cascade)。
花の咲く時期は少し遅い。
[ペーパーカスケード]
ところがこの花、とっても紛らわしいことがある。
別の花で和名が「ハナカンザシ」、「ヒロハノハナカンザシ」というものがあって、3つともローダンセ属の花だから名前と姿が似ていてややこしい。
①「花かんざし」--- ローダンセ・アンテモイデス(Rhodanthe anthemoides)
花の大きさは2cmくらい、草丈は15~25cmほどで白花だけ。
②「ハナカンザシ」--- ローダンセ・クロロセファラ(Rhodanthe chlorocephala subsp. rosea)
花の大きさは3cmほど、草丈は40~60cmにもなって、①の「花かんざし」より全体に大きめ。
花の色は白のほかに、赤、ピンクなどもある。
③「ヒロハノハナカンザシ」--- ローダンセ・マングレシー(Rhodanthe manglesii)
花が②の「ハナカンザシ」とよく似ていて、花色は白とピンク。
名前の通り葉が丸いのが特徴で、蕾は下を向いて付き、花が開くと上向きになる。
本当にややこしい (;゚Д゚)エエー