ウォーキングコースは大きく分けて3コースあります。
住宅街コース、雑木林コース、郊外コースとそれぞれに名前を付けてあります。
毎日気が向いたコースを歩きながら花を見つけているのですが、住宅街コースでは庭木、雑木林コースでは樹木や山野草、郊外コースではそれらに加え、いわゆる雑草と呼ばれているような植物を見つけることが多々あります。
(昭和天皇のお言葉に『雑草などというものはない』という名言がありますが・・・)
「カラスノエンドウ(烏野豌豆)」です。
郊外コースで見つけました。
春先からずっと咲いています。
柔らかそうな葉と赤紫色の小さな花はずっと目立っていました。
野原に生えているエンドウ豆で、実が熟すと真っ黒になるところから「烏野豌豆」になったと言われています。
道路脇や空き地など、あちこちで群れていました。
そんな中、白花のカラスノエンドウを見つけました。
カラスノエンドウの白花種は珍しくて、滅多に見られないようなのです。
見つけられてラッキーでした。
カラスノエンドウの葉先はくびれていて、『矢筈』のようにみえることから、別名でヤハズエンドウとも呼ばれています。(矢筈---矢の上端の弦を受ける部分)
カラスノエンドウという名前が馴染み深いのですが、標準和名としてはヤハズエンドウが採用されているようです。(Wikipedia)
そのため多くの専門書ではヤハズエンドウの名前で掲載しているとのことでした。
[スズメノエンドウ]
カラスノエンドウよりも花も葉も一回り小さい、スズメノエンドウです。
花は5㎜ほどの大きさで、花茎の先に花が4~6個、まとまって咲きます。
花の色は白に近い淡い紫色らしいのですが、どう見ても白にしか見えませんでした。
[カラスノエンドウ]
学名:Vicia sativa
英名:Narrow-leaved Vetch
別名:ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
科名・属名:マメ科 ソラマメ属
原産地:日本