九州旅行の初日の宿は小浜温泉にある「伊勢屋」でした。
小浜(おばま)温泉は 雲仙岳の麓にあって、『海・夕焼け・温泉』をウリにした温泉です。
全国でも有数の高温度の温泉と豊富な湯量で知られています。
宿も多くあり、そのほとんどが橘湾に沿いにあるため、湾に沈む夕日が見られます。
伊勢屋もその中の一軒で、全室がオーシャンビュー、半露天風呂付の宿になっています。
[伊勢屋・玄関]
創業は江戸時代からのようなのですが、数年前にリニューアルしておしゃれで和モダンな建物になっていました。
部屋数は全部で24室、その割に館内は広くててゆったりとしていました。
[ロビーの様子]
通された部屋は4階、窓からは小浜温泉で有名な日本一の足湯が見え、その先には海が広がっていました。
そして、大きなお風呂も付いていました。
[部屋のお風呂]
せっかくなので、ちょうど夕日の時間にお風呂に入りました。
夕日を眺めながらの温泉は最高でした。
部屋のお風呂の後は大浴場にも入りました。
全体的に開放的な雰囲気のお風呂で、大きな湯船の内湯とそれに続く半露天、ここも大きく、壁際には1人用のお風呂が3つ。
高温で、ちょっとしょっぱい食塩泉でしたが、湯上がりの肌はすべすべになっていました。
内湯から半露天の方に出ると、壁一面に竹の枝がぶら下がっていました。
源泉は高温で105°もあるので、冷ますには竹の枝を伝って落とすのです。
竹製温泉冷却装置です。
同じような装置は別府の鉄輪温泉や奥会津の昭和温泉でも見たことがありました。
お待ちかねの夕食です。
料理は食事処で創作和食をいただきました。
前菜からデザートまで美味しいものを少ずつという感じで見た目もきれいで、おしゃれに工夫された料理でした。
女性にはちょうど良い量でしたが、たくさん食べる人にはちょっと物足りなかったかもしれません。
食材は地元のものを取り入れていました。
盛り付け方も器もとっても凝っていました。
早めに宿に着いたため、宿の付近を散策してみました。
[宿の部屋から見た風景---橘湾と日本一長い足湯(屋根のある場所から右)]
小浜温泉の源泉温度105°にちなんだ、105mの日本一長い足湯です。
腰掛け足湯、ウォーキング足湯、ペット足湯がありました。
海辺には蒸し釜のお店がたくさん並んでいました。
温泉の蒸気を利用して肉・魚・野菜などを蒸して食べることができます。
温泉街の入口には共同浴場も3軒ほどあり、その内の1つは海岸の露天風呂です。
そこは岸壁から下に降りた場所に湯船があり、夕日を眺めながら入浴ができるようです。