あちこちのお宅でプランターの中で咲いているのは「セイヨウサクラソウ(西洋桜草)」です。
セイヨウサクラソウは日本原産のサクラソウとは違って、ヨーロッパやアジアに自生するサクラソウを品種改良した園芸種の総称のようです。
それじゃ、日本原産のサクラソウはどのような花なのでしょうか?
サクラソウ(日本原産)とセイヨウサクラソウは、どちらもサクラソウ科サクラソウ属に属する花で、その違いは・・・
セイヨウサクラソウはプリムラ・マラコイデスという名前で、一般的には単に『プリムラ』と呼ばれています。
花はピンクや紫、白などの花色が豊富で、日本では一年草として扱われています。
原産地は中国です。
ニホンサクラソウ
日本のサクラソウで、学名は『Primula(プリムラ)』です。
セイヨウサクラソウとは花は似ていますが、葉の形が違っています。
根で越冬し、春に咲くので宿根草です。
開花時期は4~5月ごろで、花色はピンク、紅、紫、白などがあります。
[ニホンサクラソウ・2023年4月撮影]
両方のサクラソウの違いは、葉と一年草か宿根草かの違いのようですが、花を見るとニホンサクラソウの方が1つ1つの花が大きくて、やっぱり和風の感があるような・・・
そして、ニホンサクラソウはどちらかというと、クリンソウに似ているような気がします。
セイヨウサクラソウとはちょっと違った花も咲いていました。
鉢に植えられていたものです。
これは「ウンナンサクラソウ(雲南桜草)」。
葉の形が独特です。
サクラソウ科の多年草で、学名はPrimula filchnerae(プリムラ・フィルクネラエ)。
名前の通り、中国原産のようです。
「セイヨウサクラソウ(プリムラ・マラコイデス)」
学名:Primula malacoides
英名:Fairy primrose
別名:オトメザクラ・ケショウザクラ
科名・属名:サクラソウ科 サクラソウ属
原産地:中国