「センニチコウ(千日紅)」です。
センニチコウは花を見ているのではないのです。
見ているのは鮮やかな苞(ほう)もしくは苞葉(ほうよう)と呼ばれている、元々の葉が変化したものなのです。
それじゃ花はどこ?
『苞』の間にある小さな黄色(白)の部分、これがセンニチコウの本当の花です。
100種類もあると言われているセンニチコウですが、大きく分けて1年草のもの、多年草のものと2種類があります。
1年草のものが『センニチコウ(千日紅)』、多年草のものが『キバナセンニチコウ(黄花千日紅)』と呼ばれています。
センニチコウ
直径2cm程度の球状の花を多数咲かせる一年草です。
本当の花は殆ど目立たなく、一般的に鑑賞されている部分は苞葉(葉が変形したもの)です。
花(苞葉)は色褪せや型崩れせずに約4週間ほど長持ちします。
茎は良く分枝し、直立もしくは斜上に伸び広がります。(BEGINNERS GARDEN)
[センニチコウ]
キバナセンニチコウ
和名の由来はセンニチコウに似て黄色い花を咲かせることから。
葉が細長く、草丈が40~50cm程度なのが特徴。
元々は多年草となっているけれど、日本では一年草とされています。
花色は基本は黄色でも赤や橙色の園芸品種もあります。
[キバナセンニチコウ・ストロベリーフィールド]
キバナセンニチコウの中で、草丈が最も高く、80cmくらいあるのが特徴。
花の色は赤く、名前の通り野イチゴのような形をしています。
学名:Gomphrena globosa
英名:Globe amaranth、Gomphrena
別名:ダルマソウ(達磨草)、センニチソウ(千日草)
科名・属名:ヒユ科 センニチコウ属
原産地:北米南部~中南米