左が「マーガレットコスモス」、右が「ユリオプスデージー」です。
この二つの花はとっても似ています。
両方ともキクに似た黄色い花で、花は枝の先に付いて長い花柄があるし、葉もキクのように切れ込みがあります。
そして、二つとも草花のように見えますが、実は常緑低木として扱われています。
地植えにして数年経つと幹が太くなって、木のようになってくるからです。
開花する時期は一応、マーガレットコスモスが春から晩秋(5月〜12月ごろ)、ユリオプスデージーが秋から春(11月〜5月ごろ)ということになっているので、全く逆の季節に咲きます。
でも、植えてある環境などによって花も長く咲いたりしますから、両方の花が一緒に咲いている期間も多くあります。
だから、一緒に咲いているのが見られれば、違いを比べることができるのです。
今回、ウォーキング中に偶然にも両方の花に出会えました。
違いはどこかって?
『葉が違います』、葉で見分けるのです。
マーガレットコスモスの葉は緑色です。
対してユリオプスデージーの葉はシルバーリーフです。
これで一目瞭然です。
マーガレットコスモスです。
葉が緑色だから、マーガレットコスモスです。
葉は緑色、表面がなめらかで光沢があり、葉の縁の切れ込みは浅めです。
それに対して、次の画像はユリオプスデージーです。
葉がシルバーリーフなので、ユリオプスデージーです。
葉の表面は細い毛で覆われているので、白っぽく見え、切れ込みが深くなっています。
[マーガレットコスモス]
学名:Euryops chrisanthemoides
英名:African bush daisy
別名:ガモレピス、イエローエンジェル
科名・属名:キク科 ユリオプス属
原産地:南アフリカ
[ユリオプスデージー]
学名:Euryops pectinatus
英名:Euryops daisy、Woolly resin bush
別名:グレイリーブド・ユリオプス
科名・属名:キク科 ユリオプス属
原産地:南アフリカ