春めいてきたので、野草が目につくようになってきました。
道ばたやちょっとした空き地などにはピンク色の花の「ヒメオドリコソウ(姫踊子草)」が咲いていました。
群生して咲いているところもありました。
なぜこの花がヒメオドリコソウという名前なのか、その由来は『オドリコソウ』にヒメがついているから、小さいオドリコソウなのです。
それじゃ、オドリコソウってどんな花?
[オドリコソウ]
オドリコソウは『笠を被った踊り子のように見える』からこの名前になりました。
本題のヒメオドリコソウはそれよりも小さいから、ということなのですが、ちょっと違うような気もします。
見る角度が違うからかな?
それよりも、ヒメオドリコソウって、ホトケノザに良く似ていますよね。
左がヒメオドリコソウ、右がホトケノザ。
両方の花が一緒に咲いている場所がありました。
同じ場所だと、良く見ないと間違えてしまいそうです。
この2つの花はどこが違うのか?
それは、花は良く似ていますが、葉っぱが違います。
オドリコソウの葉っぱはチリメン状で、茎の先端に行くに従って、紫色がかっています。
そして、茎が見えないほど葉っぱの間が詰まっています。
それに比べるとホトケノザは広がった形の葉っぱで茎を抱いて、葉っぱごとの間隔広いため、茎が見えます。
オドリコソウの葉っぱも若い時はまだ緑色で、段々と紫色に変わっていくようです。
学名:Lamium purpureum L.
英名:Purple dead nettle、Red deadnettle
別名:サンガイグサ(三階草)
科名・属名:シソ科 オドリコソウ属
原産地:ヨーロッパ