昔からおなじみの「キンセンカ」です。
畑の中に咲いていました。
キンセンカは良く知られている花なのですが、学名は「カレンデュラ(Calendula)」です。
カレンデュラはラテン語で、英語では“Calendar”でカレンダーということなのです。
花が1ヶ月くらいずっと咲き続けるからカレンダーということですが、日本のヒャクニチソウと同じような考えなのですね。
でも、日本ではキンセンカの方がなじみがあります。
昔からどこにでもあった花、だから『金盞花』という漢字も当てられています。
『盞』はさかずきという意味で、花が黄金色のさかずきのような形をしていることからこの名前になったようです。
カレンデュラの原種は20種類ほどあり、その中でも一番多く栽培されているのが、オフィシナリス種で、かつての『トウキンセンカ』と呼ばれていた品種です。
草丈の高い種類はほとんどがオフィシナリスの園芸種で、切り花でもよく出回っていますね。
オフィシナリスとは『薬用の』という意味で、カレンデュラはヨーロッパでは薬用ハーブや皮膚薬として用いられていたようです。
そういえば、日本でも『カレンデュラ』という化粧品ありましたね。(松山樹脂だったかな?)
[色違いのカレンデュラ]
学名:Calendula officinalis
英名:Pot Marigold
別名:トウキンセンカ(唐金盞花)、ポットマリーゴールド
科名・属名:キク科 キンセンカ属(カレンデュラ属)
原産地:地中海沿岸
冬でもずっと咲いていたのが、カレンデュラ「冬知らず」です。
この花はホンキンセンカという和名のあるカレンデュラ・アルベンシス種から、日本で作られた園芸品種のようです。
耐寒性があるため、かなりの寒さがあっても花が咲きますが、お日様とともに開花します。
花は小さめで、2cmほどしかありません。
強い花なので、こぼれ種で増えますから、意外な場所に咲いているのを見かけたりもします。
学名:Calendula arvensise
英名:Feld marigold
和名:冬知らず
別名:ヒメキンセンカ(姫金盞花)、冬咲きカレンデュラ
科名・属名:キク科 キンセンカ属
原産地:地中海沿岸