大きな公園でびっくりするほど大きな「ジャノメエリカ」の木を見つけました。
南アフリカ原産の木(花)。
この木は花が蛇の目のように見えるから「ジャノメエリカ」という名前。
ところで『蛇の目』って何?
今まで何の気なしに、お猪口の底に描かれた青い二重丸を「蛇の目」とか、「蛇の目傘」とか言っていたけれど、本当の意味を知らないままに使っていました。
Wikipediaによると、「蛇の目(じゃのめ)とは、同心円を基調にした模様で、ヘビの目から名づけられたもの」とのことでた。
そうだとすると、お猪口の底の青い二重丸はそのまま蛇の目で納得するけれど、それじゃ蛇の目傘の方はどうして?
そうしたら、傘を開いた時、白い輪の模様がヘビの目のように見えるからなんですって。
もちろん江戸時代の傘張り浪人が作っていた傘の話のことです。
そこで「エリカ」の花のこと。
花の真ん中にある黒紫色の葯がよく目立っているのがその理由なのだとか。
どうでしょう、蛇の目に見えますでしょうか?
エリカは南アフリカ原産のものとヨーロッパ原産のものがあって、両方で700種類以上の品種があるようです。
特徴としては、南アフリカ原産の品種は暑さや乾燥に強く、ヨーロッパ原産の品種は寒さに強い傾向があるのだとか。
英名は「ヒース」。
「ヒース」は、本来イギリスやアイルランドなどの荒地のことなのですが、そこに生えているエリカ属の植物もそのように呼ばれているようです。