「サルココッカ」、ちょっと珍しい、初めて見た花(木)。
近所にあるマンションの入り口の植え込みに数本が並んで植えられていた。
花は白くて葉っぱの陰に隠れている、だからよほどの事がない限り気がつかずに通り過ぎてしまうような場所だった。
最初にこの花に気づいた時、シキミの小さい木なのかな~、などと思っていた。
でも、よく見たら花がシキミじゃない、それにバラの花のようなとても甘い香りがした。
すぐに調べてみた。
そうしたらこれは「サルココッカ」という(花)だと分かった。
聞いたことのない名前だった。
この木はあまり大きくならないらしく、数本のうち大きな株は高さが50cm、小さな株は30cmほどしかなかった。
また、日陰でも良く育つらしい。
だから植えられている場所もちょうど良かったのかも。
秋には実もできて、それが赤から黒紫色に変わるとのことだった。
雌雄同株、花びらに見えるような白いシベが目立つのが雄花で、その付け根に咲くのが雌花。
でも、やっぱり気になるのがこの名前。
何で「サルココッカ」?
きっと誰でもサルスベリ、サルナシなどと同じで『猿』に関係あると思うのかも。
ところが残念でした( ̄Д ̄;)
正解は、ギリシャ語で果肉を意味するsarkosと、液果を意味するkokkosを合わせたもので「肉質の液果」、なのだとか。(植木ペディア)
学名:Sarcococca
英名:Sarcococca tree
別名:ハナツゲ
科名・属名:ツゲ科 サルココッカ属
原産地:東アジア