コウヤマキ（高野槙）

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

　　　2023年　元旦

 

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年の初めに今年も初詣に行ってきました。

毎年初詣はウォーキング途中に神社があったらそこにお参りをすることにしています。

ついでにお参りするなんて申し訳ないのですが・・・

今年は少し遠くにある神社まで行って、初詣をしました。

わざわざ遠くの神社まで行ったのは、その鳥居をくぐった先には立派な「コウヤマキ(高野槙)」があるのを知っていたからでした。

新年の最初にコウヤマキを見たかったのです。

 

コウヤマキはヒマラヤスギやナンヨウスギと並んで世界三大美樹のひとつに数えられている木です。

それほど自然樹形が美しい木、それが何と日本の固有種、日本だけのものなんです。

この木が神社などに多く植えられているのは高野山の霊木とされているし、水や火に強いからだとか言われています。

 

今までずっとウォーキングをしていたおかげで、もう１か所だけコウヤマキと会える場所を知っていました。

だから神社に参拝後はその場所に向かったのです。

そこは神社にあったコウヤマキよりももっと大きな木が数本あるところでした。

この日は朝７時前に行ったので、コウヤマキの木々の間にちょうど朝日が昇ってきたのが見られました。

そしてしばらくすると、太陽は昇りきって、木全体がその光に包まれ、輝いていました。

 

コウヤマキの葉は他のマキ類よりも色が明るいため、「金松」と呼んでいるところもあるようなのですが、これは間違いで金松とは中国特産のイヌカラマツのことのようです。

でも、こうして太陽に照らされた木は正に「金松」と呼ぶにふさわしい木に見えました。

年の初めから素晴らしいものが見られたので、きっと今年は良いことがあるのでしょう！

 

コウヤマキは雌雄同株なので、同じ株に雄花と雌花が咲きます。

その後は松ぼっくりのような実ができるんです。

これが雄花です。

 

そして少しボケ気味ですが、こちらが雌花。

おもしろいことに、「松ぼっくり」の先端から葉が出るのが特徴になっています。

 

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学名：Sciadopitys　verticillata

英名：Japanese Umbrella pine

別名：ホンマキ、クサマキ、キンマツ(金松)

科名・属名：コウヤマキ科　コウヤマキ属

原産地：日本

 

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ご存じの方も多いとは思いますが、コウヤマキは悠仁親王殿下の御印とされています。

若木の時は成長が遅いが、ある時期を過ぎると目を見張るように大きく真っすぐに成長する、日本固有の木。

2006年に悠仁親王がご誕生された際、「御両親が大きくまっすぐに育って欲しい」と悠仁様の御印にお選びになったそうです。

悠仁様と相通じるところがある、とても良い木をお選びになられたと思っております。

『悠仁親王殿下の弥栄をお祈り申し上げます。』