シンボルツリーにも流行があるようで、最近ではオリーブ、シマトネリコ、ソヨゴ、「ハイノキ(灰の木)」などをよく見かけるようになりました。
近所のお宅にもハイノキがシンボルツリーとして植えられています。
それほど大きな木でもなく、株立ちのきれいな姿の木です。
5月初め頃、その木は白い花で覆われていました。
葉の脇から伸びる花柄に数輪の白い花が集まっています。
花が咲いている木全体では何となくモヤモヤっとしたような感じなのですが、一つ一つの花を見るととても可愛い花です。
花弁からはみ出しているような長い雄しべが特徴です。
ハイノキは日本特有の木で、古来から生活に密着していた木のようです。
だから名前も、この木を焼いて出た灰を染色に利用していたから、「灰の木」になったとのこと。
別名の「イノコシバ」もこの木の枝でイノシシを縛ったからという説もあります。
学名:Symplocos prunifolia
英名:Hainoki tree、 Sweetleaf
別名:イノコシバ
科名・属名:ハイノキ科 ハイノキ属
原産地:日本