空き地の片隅に冬の間ずっと緑色の葉っぱが地面を覆うようにして広がっていました。
葉っぱの形からてっきり『チドメグサ』だとばかり思っていました。
ところが、5月になってから、緑色の葉っぱの中にオレンジ色の花を見つけたのです。
オレンジ色の花だから『チドメグサ』じゃない、それじゃこれは何?
調べたところ「キクノハアオイ(菊葉葵)」のようでした。
初めて見た花でした。
オレンジ色の花は1cmにも満たないほど小さいのですが、花糸が合着して筒状となっているので、その形からしっかりとアオイ科の花だと分かります。
名前のとおり、葉っぱは菊の葉と良く似ています。
--- キクノハアオイ ---
北アメリカ~熱帯アメリカ原産の一年草。
高さは10~30cmになり、初夏に空き地や道端などで小さな朱色の花を咲かせます。
葉や茎には毛が多く生え、蔓状に伸びます。
花は5弁の両性花で、花の中心には先端が裂けた赤い雌しべがあり、その周りを合着して筒状化した黄色い雄しべが囲います。
花は葉の腋から咲きますが、葉よりも小さいです。
学名:Modioa caroliniana
英名:Carolina bristlemallow、Red-flowered mallow
別名:ツルアオイ(蔓葵)
科名・属名:
原産地:熱帯アメリカ原産