昔のこと、夏に山や高原に行ったとき、湿地帯や沼地などで、青紫色のキキョウのような花が咲いているのを見ました。
湿地の中で真っ直ぐに立っている紫色の花が良く目立っていたのです。
それは、サワギキョウでした。
[サワギキョウ]
サワギキョウはキキョウに似ているから、この花は紫色に決まっている、と勝手に思い込んでいました。
ところがウォーキング中に赤い色でサワギキョウによく似た、鉢植えの花を見つけてしまったのです。
どう見てもサワギキョウにそっくりな花、サワギキョウに赤い花があるはずがない・・・
でも、それが勝手な思い違いだったのでした。
調べてみたらサワギキョウの赤い花は存在していたのでした。
ベニバナサワギキョウは北米の原産で、やはり沼地などの湿気の多い場所を好み、花の色は鮮紅色。
そしてこの花を元にして、さまざまな園芸品種が作られているようです。
園芸品店では『宿根ロベリア』という名前で売られているらしく、赤花の他に白花、ピンク色などもあるとのことでした。
ベニバナサワギキョウ
北アメリカのカナダ南部からテキサス州に分布し、湿地や水辺などに自生する多年草。
名前の由来は、紅色の花をつけ、草姿がサワギキョウに似ることから。
葉は互生し、葉身は4~8cmの披針形、縁に鋸歯がある。
7~9月に茎頂に総状花序を出し、3cm程の紅色の唇形の花を多数つける。
花冠は上が2裂、下が3裂する。
全草が有毒で誤食すると嘔吐・下痢・血圧降下を起こす。(花しらべ-花図鑑)
学名:Lobelia cardinalis
英名:Cardinal flower
別名:アメリカサワギキョウ、ヨウシュサワギキョウ、宿根ロベリア
科名・属名:キキョウ科 ミゾカクシ属(ロベリア属)
原産地:北米
返事が遅くなって、すみません。
コメントをくださっていたのに、見落としてしまっていました。
赤いサワギキョウを植えられていたとは。
とっくの昔にご存知でしたのですね。
私は初めて見たものでしたから、大げさかもしれませんが、ちょっと感動でした。
赤い色もいいですね。
赤は植えていました。
近所でもよく見かけます。
植物の彩もですが、環境に順応していくのに感心しますね。
自然界の掟、人間は壊すばかり。