ウォーキング中にオリーブの木に絡まっているように細々と咲いていた白い花を見つけた。
こんな季節に? この花?
1回聞いただけでは覚えられない、舌を噛んでしまいそうな名前の「タリクトラム・デラバイ」。
タリクトラムはカラマツソウのことで、デラバイはフランス人のジャン・マリー・デラヴェ(Jean Marie Delavay)のこと。
きっとデラヴェが関わっているからこの名前になったのだと思う。
この花は初夏から夏に咲く花なのに、何で今頃・・・
本来ならばもっと大きな株で花がいっぱい付いていてもいいのに、細々としている。
きっと季節を間違えたのかもしれない。
ちょっとした風でもフワフワと揺れて、どう見ても涼しげな花。
長い雄しべと雌しべが花弁から出て、うつむいて咲いている様子や丸い蕾がかわいい。
うつむいているので枝を持ち上げて撮ってみた。
この花は日本名「オオシキンカラマツ」として、山野草として扱われていた。
きっと園芸品種として改良されたのかもしれない。
薄紫色の花の付いている株もあった。
学名:Thalictrum delavayi
英名:Chinese meadow-rue
別名:オオシキンカラマツ
科名・属名:キンポウゲ科 カラマツソウ/タリクトラム属
原産地:中国南部
タリクトラム・デラバイは和名で「洋種カラマツソウ」ともいわれている。
日本固有種の「カラマツソウ」は花びらがなく、雄しべが糸のようになっているのが特徴的。
でも、タリクトラム・デラバイは普通に花びらのある花、だから日本のものとはこの部分が違っている。
これは以前に見つけた「カラマツソウ」。
葉っぱはよく似ている、でも花弁がないところが違っている。