花のような形をした実がたくさんついている大きな木は何の木でしょうか?
大きな公園にはさまざまな種類の樹木が植えられています。
その中にたった1本だけある大きな「ユリノキ」です。
樹木類は葉っぱが繁っている時にはその形ですぐに名前が判別できるのですが、こうして幹と枝だけになると見分けるのが難しいですね。
でも、葉っぱが落ちてもユリノキにはこの特徴的な実がついているのですぐにわかります。
この実は『集合果』といって、一つの花の中の多数の雌しべが成熟してできる果実です。
その果実が花弁のように寄り集まっているのです。
落ちていた実です。
花のように見えますね。
花びらが落ちるように実が剥がれ、1枚1枚の実には根元にタネがあって、風で遠くに飛んでいくように翼がついています。
それで、ユリノキの果実は『翼果』とも呼ばれています。
ユリノキは5~6月ごろに花が咲きます。
その花がチューリップに似ることから、別名チューリップツリーとも呼ばれていますが、冬にできる実もチューリップのような形になっていますね。
学名:Liriodendron tulipfera
英名:Tulip tree
別名:ハンテンボク、イエローポプラ、ヤッコダコノキ
科名・属名:モクレン科 ユリノキ属
原産地:北米東部
市役所や公園にこの木があって
チューリップのような花が咲くとの
説明板が付いていたので
毎年楽しみにしていたのに
日々の仕事に追われて
ようやく見ることが出来たのは
7年後仕事を辞めた後でした…
こんにちは!
公園にこの木があるのは知っていましたが、今まで花は見たことはありませんでした。
歩くときはよほどの事がない限り上を向かないので、背の高い木に花が咲いていても気がつかないのですよね。葉が繁っているときは尚更ですよね。花は葉の陰に隠れてしまいますもの。
冬になって葉が落ちて木全体が見渡せるようになってから、こんなにたくさん実が生っているのが分かりました。ということは花も結構な数が咲いていたのですよね。今年は初夏になったら絶対に花を見ようと思っています。
遠足に行って、不思議な名前だな~と思っていました。高いところにあるので、お花のことも,実のことも知りませんでした。
綺麗な花で、立派な実を初めて知りました。
有難うございます。
こんにちは!
ユリノキはとっても背の高い木なんですよね。
下から見上げても大きな葉ばかりしか見えないから、陰に隠れている花には気がつかないんです。
でも、こうして冬になると葉が落ちるから、実も良く分かるのですよね。