ウォーキング中、ネットフェンスに何やらぶら下がっているものを見つけた。
カラスウリに似ているけど、それよりも少し大きくて黄色のもの。
葉っぱは全部枯れていて、ただ実だけが連なっていた。
近くには緑色をした実もあった。
調べたら、これは「キカラスウリ(黄烏瓜)」となっていた。
カラスウリに似て黄色いから、この名前がついたのだとか。
今まで見たことがなかったけれど、このキカラスウリは全国的に普通に見られるものらしく、冬になると地上部は枯れてしまっても毎年同じ場所に茂っているようだ。
花も葉もカラスウリによく似ていて、違いがあまりないらしい。
花については、カラスウリと同じく7月〜9月ごろに咲き、全体の様子はカラスウリの方が花弁の先の糸状のものが長くて繊細。
そして、両方とも夜間に咲いて朝にしぼんでしまうことも同じ、ただキカラスウリの方がしぼむ時間が遅く、夜が明けてから長い時間見ることができるらしい。
葉についてはキカラスウリは無毛、濃緑色で光沢があって、葉脈がはっきり見える場合もあるとなっていた。
今までカラスウリの仲間については本来のオレンジ色のものと、小さなオキナワスズメウリくらいしか知らなかった。
だからまだ実ができてなく、葉っぱだけの時に見かけたものはすべてカラスウリだとばかり思い込んでいた。
実際にはキカラスウリもあったのに気づかなかっただけなのかもしれない。
だから来年、葉が茂っている時にまた同じ場所に来て、確かめてみようと思う。
学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica
英名:Chinese snake gourd, Chinese cucumber
別名:マサキノカズラ(柾真正葛、真拆蔓)
科名・属名:ウリ科 カラスウリ属
原産地:日本