8月23日
「エビスグサ」、マメ科
生薬名 : 決明子 ケツメイシ (種子)
(エビスグサ)と言う名前は余り馴染みが無いが
(ハブ茶)の材料で、(決明子)と言う名前を聞いた事が
有ると思います。
原産地と栽培適地
中央アメリカ原産、1,739年ころに中国経由で渡来
関東以西で栽培され高温を好む植物で
過湿、陰地には適さない。
薬用部位と採集
秋ごろから、下の方から順番に豆果が黄色く熟すので
採取して乾燥する、最終の豆果を採取するのは
11月頃になる。
若いマメ果、この中に種子が約50~70個ぐらい
入っている、1本に100個ぐらい豆果が生ります
乾燥した豆果は叩いて種を取り出す
此れには、手間暇がかかる。
薬効
決明子は、緩下、整腸、健胃、強壮、利尿薬に。
取り出した、エビスグサの種子 (決明子)
薬用法
一般には「はぶ茶」の名前で良く知られた薬草です。
1、 便秘、腹部膨満整腸に、煎じて服用する、
便秘の強い時は、濃く煎じたものを服用する。
2、決明子は、漢方の古典に「肝を清め、腎を益し、
目を明らかにし解熱する」と書かれている。
腎臓や肝臓を強くするので、慢性肝炎,黄疸にも。
3、動脈硬化症や高血圧症にはぶ茶を煎じて服用する。
(焙煎した決明子、玄米を少し入れると
香ばしくなる)。
4、 眼病や目の疲れ、充血に煎じて服用する。
5、 お酒の飲み過ぎや二日酔いに煎じて服用する。
漢方薬として :熱さまし、目の病、腸の病、便秘に
処方されている。
参考文献 日本薬草全書
※ このエビスグサ、栽培は非常に簡単です(雑草なみ)
爺は20年前から栽培して決明子として飲んでいます。