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木曽越峠の仙人日記

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「レンギョウ」、モクセイ科の薬効

2020年03月31日 07時06分09秒 | 薬草

3月31日

当地の朝は曇り



「レンギョウ」、モクセイ科

生薬名:  連翹  レンギョウ (果実)

中国原産 、江戸時代に渡来し、広く観賞用として栽培される



同属植物

朝鮮レンギョウ、シナレンギョウ、大和レンギョウ

小豆島レンギョウ、香川県小豆島に自生している



薬用部位と採集

(果実) : 夏から秋にかけて果実を採取し、天日乾燥する

干す前に、蒸気を当てると良い

薬効

果実は、強い抗菌作用が有り、化膿性疾患の要薬として

良く知られた生薬である

消炎・排膿・解毒・利尿薬として皮膚疾患に使用される



薬用法

腫物、ニキビ、吹き出物、疥癬、丹毒等に煎じて服用する

利尿、緩下、高血圧の予防に: 花を乾燥して熱湯を注いで服用する



漢方

荊芥連翹湯 (ケイガイレンギョウトウ)

皮膚浅黒く光沢を帯び、手足の裏に脂汗多く、筋肉質の者で

ニキビ・鼻炎・扁桃腺・中耳炎・蓄膿症に用いる

涼膜散 (リョウカクサン)

歯根が、はれて痛み、小便赤く、便秘する者に用いる

参考文献     日本薬草全書



「リュウキンカ」、?  キンポウゲ科



昨日は娘に応援を頼んで、畑の土手に防草シートを張る2m×50m

急斜面の土手で滑り落ちる事、数十回やはり80爺である
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連翹の薬効

2020年03月30日 16時09分19秒 | 薬草

3月31日

当地の朝は晴れ



「レンギョウ」、モクセイ科

生薬名:  連翹  レンギョウ (果実)

中国原産 、江戸時代に渡来し、広く観賞用として栽培される



同属植物

朝鮮レンギョウ、シナレンギョウ、大和レンギョウ

小豆島レンギョウ、香川県小豆島に自生している



薬用部位と採集

(果実) : 夏から秋にかけて果実を採取し、天日乾燥する

干す前に、蒸気を当てると良い

薬効

果実は、強い抗菌作用が有り、化膿性疾患の要薬として

良く知られた生薬である

消炎・排膿・解毒・利尿薬として皮膚疾患に使用される



薬用法

腫物、ニキビ、吹き出物、疥癬、丹毒等に煎じて服用する

利尿、緩下、高血圧の予防に: 花を乾燥して熱湯を注いで服用する



漢方

荊芥連翹湯 (ケイガイレンギョウトウ)

皮膚浅黒く光沢を帯び、手足の裏に脂汗多く、筋肉質の者で

ニキビ・鼻炎・扁桃腺・中耳炎・蓄膿症に用いる

涼膜散 (リョウカクサン)

歯根が、はれて痛み、小便赤く、便秘する者に用いる

参考文献     日本薬草全書



「リュウキンカ」、?  キンポウゲ科



昨日は娘に応援を頼んで、畑の土手に防草シートを張る2m×50m

急斜面の土手で滑り落ちる事、数十回やはり80爺である
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梅の果実の薬効

2020年03月28日 06時14分49秒 | 薬草

3月28日

当地の朝は雨



「ウメ」、バラ科

薬用植物

中国より渡来したと言われる



万葉の時代に北九州を中心に栽培されていた



薬用部位

未熟果、半熟して自然落下した果実に(スス)をまぶして

もみ殻の煙で燻す、一昼夜燻製した後に陽乾して仕上げたのが

生薬の鳥梅 (うばい)である


薬理作用

鳥梅の水煎液は ジフテリア菌、ブドウ球菌、肺炎球菌、大腸菌

チフス菌、緑膿菌、コレラ菌などの病原真菌を抑制する

薬効

鎮咳・去痰・下痢・止瀉・駆虫・収斂薬・清涼収斂作用



漢方

(鳥梅) : 胃腸を丈夫にして、下痢を止め、熱を消し、吐き気を止める

(鳥梅丸) : 手足が冷え、時々吐き気を催し、胸中悶えてる時に

(秦艽別甲湯) : 肺結核で胸部に所見が有りながら、激しい症状を現さず

微熱が続き、なかなか完治しない症状に使用される

その他、昔からの民間療法が数えきれないほど有るのが梅である

参考文献            日本薬草全書



先日写した「クレソン」、「オランダガラシ」、アブラナ科

食用・薬用植物

必要時に採取して、消化促進に生のまま食べる

全草を乾燥して、利尿に煎じて服用する



昨日は一日雨で、近所の紅梅を撮る

暫くは雨模様の様ですね
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赤松の薬効

2020年03月22日 06時54分43秒 | 薬草

3月22日

当地の朝は晴れ



「アカマツ」、マツ科

薬用樹木

昨日は初夏のような温かさで

今年初めての畑仕事をする



生育地と分布地

日本・本州、四国、九州、屋久島 (南限)

千島、樺太、東シベリア、台湾、マレーシア



薬用部位と採集

幹に傷をつけて滲出する液 (生松脂)を放置し、揮発成分を

自然乾燥した樹脂 (松脂)、水分を含まないものは、透明になる



薬効は
松脂は、強壮・強心・鎮咳薬に

精油 (テレピン油)は、皮膚引赤剤 (リュウマチ・神経痛)に外用する



薬用法

精油分は皮膚の刺激作用が有ると言われ、皮膚引赤剤として利用される

リウマチ・脚気、凍傷の予防に軟膏として用いられる



松葉は両端を切り落とし、あぶって煎じて服用する

あるいは酒に浸して服用する・血液の流れをよくし

肝臓の機能の改善に役立つ



松葉液は、体が温まり子供の夜尿症を治す

動脈硬化・高血圧の予防・胃腸病・咳止めにも用いられる



松葉酒の作り方

赤松の葉350gを洗って2~3cmに刻み、グラニュー糖100g

ホワイトリカー1,8ℓと共に瓶に詰める

3ケ月程度経過して、1回20mlを1日2回服用する



松葉酒は体に非常に良い様です

長野県駒ケ根のブロ友さんも飲まれているそうです

参考資料
日本薬草全書
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サンシュユ (山茱萸)の花

2020年03月14日 07時28分05秒 | 薬草

3月14日

当地の朝は曇り



「サンシュユ」、ミズキ科

別名: (春黄金花)、早春に黄金色の花を付けるから



別名:(秋珊瑚)、秋に赤い果実を付ける事から


薬用部位と採集、保存

(果肉・果皮)、 秋に赤く熟した果実を取り、熱湯に浸した後

ザルにあけて乾燥する 

半渇き状態で、種子を取り除き果肉を乾燥する



保存方法は

十分乾燥させた後、密閉容器に入れて保存する



薬効: 強壮・収斂・補腎(強精薬)・遺精・頻尿

盗汗・腰膝疼痛・生理不順に応用される



薬用法
疲労回復・目まい・耳鳴り・遺精・頻尿・老人の夜尿に

山茱萸1日5~8g 水400mlを加え煎じて

1日3回に分けて服用する



強壮・強精の目的で、山茱萸200gをホワイトリカーに漬けこみ

2~3ケ月、冷暗所に置くと、山茱萸酒が出来る

1回20mlを1日1~2回服用する



漢方では、(山茱萸)
小便の出を調節し、下腹を引き締め、腰膝痛を治す

(六味丸)
疲れやすく、尿量減少または多尿で、腰痛、腰から下の脱力感有るもの

(左帰飲)
口燥や盗汗が有り、足腰がだるくて力がない時に




参考文献
「日本薬草全書」

監修    水野瑞夫
編集   田中俊弘
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