4月15日
当地の朝は晴れ
「ニワトコ」、スイカズラ科
生薬名
接骨木: (茎)、 接骨木根: (根)、 接骨木花: (花)、 接骨木葉: (葉)
ニワトコは茎、根、花、葉の全木が薬草になる
接骨医がニワトコの枝の黒焼きに、うどん粉と食酢を加えて
パスタ状に練ったものを、患部に厚く塗り
福木を当てて折れた骨を接ぐと言う意味で「接骨木」と言う名前が付いた
生育地と分布地
国内では北海道、本州、九州、四国に普通に生える落葉性の低木
ニワトコ属は北半球の温帯~亜熱帯の山地に約25種が分布する
類似植物
キミノニワトコ、オオニワトコ、エゾニワトコ等が確認されている
薬用部位と採集
秋から冬にかけて、根を堀り上げ水洗いして陽乾したのが
生薬の「接骨木」であり、根の部分を生薬で「接骨木根」と言う
仲春ころ、開花する直前に採取し、陰干ししたものを「接骨木花」と言う
晩秋頃に、なるべく細く若い枝を採取して、陰乾したのを「接骨木葉」と言う
薬効
解熱・鎮痛・消炎・利尿・止血薬・腎炎・水腫・関節痛・リウマチ・痛風
打撲に応用される
薬用法
(茎、葉)、腎炎、水腫れ、ネフローゼに煎じて服用する
(接骨木末)は、打ち身、くじき、打撲にキハダ末と練って患部に貼る
神経痛やリウマチには乾燥した、枝、葉、花を混ぜて
袋に入れ煎じて、袋ごと風呂に入れて浴剤とする
風邪の民間薬として、発汗、解熱、痛みに用いる
乾燥した接骨木花を煎じて服用する
山に普通に生えているニワトコは薬効の多い木と言われている
参考文献 日本薬草全書
「チドメグサ」、セリ科
秋に、全草を採取して天日乾燥する
薬効
きりきづ・すりきづ・むくみ・喉の痛みに煎じて服用する
昨日も一日台風並みの強風が吹き、畑のマルチが飛ぶ
マルチが隣の田んぼや畑に飛んでっている
夕方まで待ったが風は収まらず、今日はどうであろうか