Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

後悔。

2005年07月02日 23時07分07秒 | Weblog
俺は高校2年の夏に部活をやめた。
本当は3年まで続けたかったのだが、
同期の人間関係が悪すぎて、
それに耐え切れなくなってやめてしまった。
もともと俺らの代は女子十数人、男子4人と、
明らかにアンバランスな男女比であった。
これは、1つ上の代が、男子十数人、女子3人であったことから、
『女子を増やそう』というテーマのもとに勧誘をしたからだ。
だが、先輩達もまさかこんなに男子が少ないとは思わず、
後々少し反省していたようだ。
何はともあれ、同期の男子4人で始まった俺の部活ライフだが、
この4人もタイプがまったく異なり、お互い無関心だったため、
練習の始まりと終わりの挨拶もろくにないままだった。
そのため、俺は同期の女子や先輩の男子たちに拠り所を求め、
同期の男子の絆が深まることはなかった。
2年の夏に先輩たちが引退してしまったため、
居場所をなくした俺はすぐに部活をやめた。
このとき、他の3人の男子もやめたのだが。
当時は肩から重荷が降りた感じがしてすごく解放感に満ちていた。
でも水泳をやりたいという気持ちだけが宙ぶらりんのままだった。
翌年、俺は高校を卒業した。

大学生になって、
また泳ぎたくなり、
2年から水泳サークルに入った。
そして今日、俺は部屋の片付けをしていて、
偶然、高校の部活の練習ノートを発見した。
そこには当時の練習メニュー、感想、先輩からのメッセージが書かれていた。
タイムは今よりも断然早かった。
感想は、本当に水泳のことしか書いてなかった。
その感想からは「少しでもいいから速くなりたい」という、
当時の俺の熱い姿勢がひしひしと伝わってきた。
俺は不覚にも涙してしまった。
今、俺が目標としているタイム、それは4年前の自分とまったく同じだった。
いや、今以上に、その目標を達成しようとがむしゃらになっていた。
そういえば、当時は好きな先輩がいて、
その人のために本当に一生懸命だったなぁ。
俺は4年間も目標を宙ぶらりんにしておいたのだ。
そんな自分が悔しかった。
先輩からのメッセージ、今読んでも涙する。
俺はなんて愛されていたのだろう。そう思った。
今の俺の組織内におけるポジションと、高校の部活でのポジションは少し違う。
今よりも、当時の方がはっちゃけていて、まわりを楽しませていたようだ。
今以上に素の自分を出せていて、
まわりもそれを受け入れてくれていたのだ。
すごく居心地がよかった。
なんて恵まれた環境にいたのだろう。
今、先輩達はどうしているのだろうか。
またいっしょに飲んだりしたい。
ああ、部活をやめなければよかった…。
俺はなんてバカなことをしたんだろう…。
4年たって初めて、解放感が後悔に変わった。