『クラッシュ』

社会派映画。
予告につられて見てみた。

たくさんの登場人物がいて、
それぞれが抱える悩みや事件があり、
最初はその１つ１つが点在しているように見える。
でも物語が進んでいくうちに、
その点と点がつながり、１本の線になっていく。
その構図は見ていて面白かった。
基本的に人種差別をテーマにしていて、
白人が黒人を下に見るようなシーンがいくつもあった。
それがどうというわけではないけれど、
人と人とのぶつかり合いを表すには適したテーマだったのかな。
基本的に人種差別の概念があまりない日本人には、
完全に理解するには難しいところだ。

「人はぶつかり合うことでお互いをわかろうとする」
みたいなことが予告には書いてあって、
全員がそうだったかはわからないけれど、
サンドラ・ブロックの家政婦に対する想いとか、
黒人検察とそれを取り巻く家族とか、
事件や問題を通じて、
自分のポジションやまわりとの関わり合いかたが
見えてきたように思える。

オモシロス。

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