最っ高のクソババア映画!!
2018年度の初日にいい映画観た!
新宿ピカデリー、というより松竹系の海外ヒューマン映画はマジで面白いのが多い。
今回も設定が秀逸すぎる。
新聞に出てる他人の訃報記事を見た
口うるさい完璧主義ババアのハリエット(シャーリー・マクレーン)が
「あたしの訃報記事も書いて」と
記者のアン(アマンダ・セイフライド)に執筆依頼をするのが始まり。
でも、取材してもまわりから出てくるハリエットの評判はクソみたいなのばっかりで、
完全に人格に問題ありだと思われてるんだけど、
そこから人生を変えようと試みる感動ストーリー。
いい訃報記事には4つのポイントがある。
1.家族から愛されていること
2.同僚から尊敬されていること
3.知らずうちに誰かの人生に影響を与えていること
4.ワイルドカード(人によりけりな特記事項)
このどれもが欠落していたハリエットだけど、
いい訃報記事を書いてもらうという不純な動機がきっかけではありつつも、
彼女の憎たらしい一面は時に魅力にも映り、
徐々に上記の4つが埋まって行く流れが、
テンポがよくて、綺麗なつながりで、
ラストは号泣(笑)
自分自身を変えることはほぼなかったし、
別に彼女自身も最初からそれをするつもりもなかったと思うけど、
短所に映る部分にもきちんと理由があり、
時にそれが魅力となったり人に影響を与えることは大いにありうるなということを痛感した。
人は深く知らないとわからないものだね。
とはいえ、実際にあんなババアいたら距離置くと思うけど(笑)
ハリエットの「失敗しなさい。失敗こそが人を賢くする」
というセリフはすごく説得力があった。
ただ、日本語字幕の「おこ」「激おこ」「ムカ着火」はちょっと古いなと思ったけど(笑)
シャーリー・マクレーンって、
名作と言われる『アパートの鍵貸します』のヒロインなんだね。
(まだ見てないけど。。。)