【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:182/211
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆
【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ヒューマンドラマ
学園モノ
修道院
思春期
【あらすじ】
1992年、バルセロナオリンピック開催に湧くスペイン。
サラゴサの修道院に通う、
母親と2人暮らしの少女セリア(アンドレア・ファンドス)。
バルセロナからやってきた大人びた転入生のブリサ(ソエ・アルナオ)の影響で、
新しい音楽、新しい遊びを知り、
クラスメイトのクリス(ジュリア・シエラ)の姉たちともつるむようになる。
しかし、いつもの仲間とのゲーム中、
ブリサに掛けられたある言葉をきっかけに、
セリアは母親が決して話そうとしない真実に向き合うことになる。
【感想】
観終わった後、「え?」って。
いや、映画の予告とかって、
いかにミスリードを誘うかみたいな話、
『ポンポさん』でもあったけどさ。
これは、、、ちょっと。。。(笑)
このポスター見てごらんよ。
あどけない少女たちが慣れないメイクをして
かましてくる反抗的な目つき。
彼女ら、高校生ぐらいに見えるけど、
年齢的には日本でいう小~中学生だからね(笑)
本当に外人は年上に見えるという点で年齢不詳だけど。
で、『スクールガールズ』っていう邦題。
このポスターと併せて見ると、
なんか『ゴシップガール』感あるじゃん。
そして、予告では性的な話もあれば喫煙シーンもある。
「さては、思春期女子たちによる洋画特有の青春はっちゃけムービーか!」
と期待もしたくなるよね。
ところがどっこい。
蓋を開けたら、、、「え?」って。
確かに思春期女子たちが性の話にキャッキャしてるシーンはある。
小5男子みたいな感じで。
母親の部屋で見つけたコンドームで遊びながら。
隠れてタバコ吸ったり、
クラブに行ってナンパされたり、
そういうシーンもある。
ああ、男子のこういう映画はよくあるけど、
女子は女子でこういうことするんだなって思う。
でも、それだけ。
そのシーンを踏まえて何かあるかといったら、
何もない。
好きな男子ができるわけでも、
誰かが犯罪に巻き込まれるわけでも、
大人の階段を上る楽しさと後悔が描かれているわけでもない。
前半は子供たちメインだけど、
後半はセリアの母親を交えて、
家族の秘密に迫る。
なぜセリアには父親がいないのか。
街ではセリアの母親は娼婦ではないかという噂が流れているが本当なのか。
セリアは敏感にそれを感じ取る。
彼女の母親も何か隠してはいるけど、
それが何かも明かされない。
一応、実家に行き、
誰かのお墓参りはするんだけど、
誰のお墓かは謎に包まれたまま。
唯一わかるのは、
その墓石の下で眠る人は享年60歳だったということだけ。
母親を演じたナタリア・デ・モリーナが30歳なので、
役としてもそれぐらいの年齢だと考えると、
60歳というのはだいぶ上。
まあ、セリアの父親っていう線もなくはないけど。。。
祖父なのかな。。。
でも、祖父の墓参りする意味がないような。。。
結局、何もわからず(笑)
それでも最後まで飽きずに観れたのは、
その秘密が明かされるのではないかという好奇心と、
映画に流れる雰囲気は悪くなかったから。
あと、セリア役の子はかわいかったってのも。
hydeと上白石萌音を足して2で割ったような顔だなって思ったけど(笑)
ちなみに、母親はフレディ・マーキュリーに顔が似ていると感じた。
画的にはよかったけど、
話自体はオチも何もないから、
まあ、いわゆる雰囲気系の映画ってところかな!
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