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死と真剣に向き合った『監察医 朝顔』

2019年09月24日 00時19分54秒 | ドラマ
公式サイト

ものすごく人の生死に向き合ったドラマだなと思いました。

震災で母親を亡くした上野樹里が、
監察医として日々運ばれてくる遺体を解剖しながら、
事件を究明するだけでなく、
その人の生前の生き方に想いを巡らせ、
残された遺族に対してもしっかりケアしていく姿が印象的でした。

テレ朝のドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』
も同じように遺体を解剖していく話だけど、
そっちはサスペンス寄りだったのに対し、
こっちは完全なヒューマンドラマ。

特に、上野樹里の母であり、時任三郎の妻である石田ひかりが亡くなったことを、
2人共受け入れることができていない状況で、
日々遺体と向き合わなくてはならないのは、
なかなかハードだなと思って見てました。

そんな中で、上野樹里は風間俊介と結婚し、娘を授かり、
着実に自分の幸せをつかもうと進んでいるのもよかったなあ、と。

第1話で、彼女が震災のトラウマで実家の最寄駅から先に進めなかったシーンを思うと、
最終回でそこを超えられたことは、大きな進歩だなと思った。
新しい家族を得たことで、欠けた心が埋め合わされたのかもしれないね。

ただ、これまで一度も大きな弱音を吐いてこなかった柄本明が、
家族団欒の場で娘である石田ひかりがいないことを嘆くシーンは心が痛かった。
本当はその幸せも享受して然るべきだったからね、石田ひかりは。

このドラマを見て思ったんだけど、
監察医と解剖医って何が違うんだ。。。(笑)


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