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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

すべてのタイミングがおかしかった『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』

2022年03月17日 00時38分00秒 | ドラマ
【個人的な評価】
2022年冬ドラマで面白かった順位:3/3
 ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【ジャンル】
コメディ
ビジネス
レストラン経営

【原作・過去作、元になった出来事】
なし

【あらすじ】
高梨雛子(高畑充希)は、
飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し続けるスタートアップ企業、
「リレーション・ゲート」の社長秘書。
社長の浅海(松田翔太)はカリスマ性のある男だが、
直感で動く彼の“ムチャブリ”に、
雛子は振り回されてばかり。

そんなある日、
雛子は子会社である「リレーション・フーズ」設立の記者会見の場で、
突然社長に任命されてしまう!
右も左もわからないまま、
浅海が買い取った創業50年の老舗フレンチレストランを、
1ヵ月でリニューアルするよう命じられる雛子。
限られたリソースの中で、
メニュー開発や食材の買い付けなど、
てんてこ舞いの日々。

そこで、部下の一人である大牙(志尊淳)としゅっちゅう衝突するも、
だんだんと仲が深まっていき、、、?
さらに、浅海ともビジネスを超えた関係性が芽生え始め、、、?

果たして、雛子は仕事と恋愛を両立できるのだろうか。

【感想】
コメディで観やすいドラマではあったけど、、、
恋愛モノなのかビジネスモノなのか、
どっちつかずな印象だったかな。。。
で、どっちもすごく中途半端っていう。。。

◆恋愛ドラマとしての謎タイミング

恋愛面ではものすんごく遅かったのよ、
やることが。
なんか、大富豪でずーっと「2」を持ってて、
いつまで経っても出せずに、
結果負けてしまったみたいな。

いきなり子会社の社長に任命された雛子が、
部下の大牙と本社社長の浅海との間で揺れるのはわかる。
わかるんだけど、、、
大牙とかあんなに雛子のこと嫌ってたのに、
何をどうやったら急に好きになるんだって。
しかも、わかりやすいアプローチし出したのが第7話から。
「いや、もうすぐ終わっちゃうけど、このドラマ」って。

で、カリスマ社長の浅海も、
これまた終盤まで全っ然絡んでこない。
第9話になって、
ようやくひょんなことから雛子の家にやってきて、
そこに大牙も加わって、
カオスな感じになるんだけど。
「次で最終回だけど、、、?それ第5話ぐらいでやることでは、、、?」
と思った(笑)

で、その第9話のラストで、
大牙が「浅海社長の気持ちがわかったんで、
俺もう(あなたを好きなのを)やめます」
とか言っちゃう。
あのカオスな感じだけで、
浅海の気持ちわかるか~?
そして、あきらめるの早~。
まあ、実際はあきらめてなかったんだけどさ(笑)

もっと浅海を前の段階から全面に出してきて、
大牙とバチバチやって欲しかったよ。
でもさ、浅海がどんだけすごいのかってのは
結局わからないんだよね。
すべてノリで意思決定をしているようにしか見えなくて。
そして、生活能力はポンコツ。
そんないかようにも料理できそうなキャラを、
なぜ終盤までほとんど出さなかったんだろうか。。。

◆ビジネスドラマとしての謎タイミング

ビジネス面ではすべての展開というか
タイミングが早かったかな。
レストラン経営を主軸に
メニュー開発や食材調達、
競合との戦いなど、
要素としては悪くなかったけど。
でも、ピンチに陥ったかと思えば、
すぐに解決しちゃう軽いノリが、
イマイチピンと来なかった。

特にラストはひどかったね(笑)
リレーション・フーズが解散しちゃう!
ってなったかと思ったら、
本社を追い出されたはずの浅海が株を過半数集めて、
再び本社社長に返り咲く。
リレーション・フーズも無事に存続っていう。
20分で終わっちゃったよ、このピンチ。
『半沢直樹』だったら、
この過半数の株を集める過程でもドラマあると思うけど(笑)

◆そんなわけで

基本コメディ路線ではあるんだけど、
恋愛とビジネスがかみ合っていないばかりか、
いろいろタイミングが合ってなさすぎて、
個人的にはイマイチなドラマだった。
やっぱり浅海の見せ場を増やして、
大牙と恋敵感もっと作ってもよかったんじゃないかなあ。


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