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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

常に死と隣り合わせな『フリーソロ』

2019年09月08日 00時10分37秒 | 映画


2019年公開映画136本中53位。

アメリカのロッククライマー/フリークライマーである
アレックス・オノルドのドキュメンタリー映画。

こいつはやばい。。。
クレイジーすぎる。。。
ロープとか使ってないんだよ。。。
己の身ひとつで、ヨセミテ国立公園にある
エル・キャピタン登ってるんだよ。。。

このエル・キャピタンは高さが約1000mあって、
花崗岩の一枚岩としては世界一の大きさらしいんだよね。

そこをさ、本当に小さな突起部とかを頼りにして、
3時間以上かけて登って行くんだけど、
いつか落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしながら見てたわ。

フリークライミングは命綱がないから、
ちょっとミスしただけですぐ落ちちゃうし、
とにかく常に死と隣り合わせ。
それにも関わらず、
果敢に挑戦するアレックス・オノルドのチャレンジ精神が
常軌を逸していた。

そもそも、彼は人生を全うしようなんて、
これっぽちも考えてないんだ。
幸福になることに理解は示しつつも、
幸福でいるとそれに甘んじて何も達成できなくなるから、
それよりは登ることに挑戦し続けたいと。
その考えは共感できるし、
まあ、そうでなきゃフリークライミングなんてやらないよなと(笑)

逆にパートナーの女性は、
気の合う仲間といっしょにいて幸福を感じたいタイプのようで、
2人の価値観まったく違うのに、
いっしょにマイホーム買ってて、
この関係大丈夫なのかなとか思っちゃったけど(笑)

あと、面白かったのが、
彼が脳のMRI撮るんだけど、
扁桃体が一般の人と違って、
常に危険なことをしているがゆえに、
通常の刺激ではほとんど反応がないというもの。
ある意味進化してる(笑)

死がすぐそばにある過酷な状況に身を置いてはいるものの、
自分の好きなことができて、
ちょっと評判のいい歯科医ぐらい稼げているというのだから、
こんなにも恵まれた環境はないかもしれない。

命綱なしの映像を見ると、
ロープありのロッククライミングやボルダリングが平和に見える(笑)


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