Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

不思議さと緊迫感がちょうどよい『シグナル 長期未解決事件捜査班』

2018年04月10日 22時47分08秒 | ドラマ


うわー、これ見ちゃうわー!
過去と繋がる無線機で事件捜査に挑むドラマ。

設定だけだと、昔、ジャンプでやってた『アウターゾーン』の
『マジック・セラー 〜ラスト・コール』という
過去と繋がる黒電話のエピソードっぽい(笑)

でも実際はそんな学校の怪談っぽい雰囲気はほぼなかった。
基本的に過去と現在の2つの時間軸において、
事件の真相を追う刑事ドラマが主軸で、
特に今日の第1話ではその時間軸がクロスするのはほんのわずか。
むしろ、現在において時効間近な事件の真犯人を追っていく緊迫感がマジでハラハラした。
なんで坂口健太郎はあんないろいろわかるんだろうってのが気になるけど(笑)

元は韓国ドラマらしく、
ダークな色合いが強いサスペンス刑事モノって感じで
今後がすごく期待できそう!

時空を超える無線機がどう過去と現在を繋ぐのか、
未解決事件をどう追っていくのかがすごく楽しみ!!

関テレのこの手のドラマって、
カメラワークというか映像がすごく映画っぽく見えるけど、
撮り方が普通のドラマと違うのかな。

てか、北村一輝と吉瀬美智子とかまさに『昼顔』(笑)

騙し合いの極み、『コンフィデンスマンJP』

2018年04月09日 23時34分22秒 | ドラマ


はい!今期一発目のドラマ!
騙して騙して騙して、悪い金持ちから金を巻き上げる痛快コメディ!
どこまでが本当で、どこからが嘘なのか、ハラハラしながら見れるのが楽しい!

とはいえ、前回の『海月姫』よりは面白かったものの、
まだ本当に面白いかどうか計りかねている。
「そこまでやるのか!」という驚きの反面、
「それありえなくない?」という
現実的な違和感がぬぐえないところもチラホラ。

脚本は、最近だと『探偵はBARにいる3』や『ミックス。』の古沢良太なので、
今後楽しい展開は期待できそうだけど、
個人的には『ミックス。』は好きだったものの、
『探偵は~』は微妙なところで、
今のところこのドラマは後者の色が強いから、
もしかしたら、そこまでハマらずに終わるかも(笑)

長澤まさみが相変わらずかわいくて、
昔、『ドラゴン桜』の撮影でバイト先に来たときに生で拝見して、
あまりのかわいさに「同じ人間で本当にごめんなさい」って思ったけど、
あのときのまんまだな(笑)

サイコパスのアベンジャーズだった『ミスミソウ』

2018年04月08日 23時41分03秒 | 映画


これ、あかんやつですわ。
見終わった後、ドッと疲れる。
4月分の生気全部吸われた。
『娼年』のヤリすぎに対し、こっちは殺りすぎ。

壮絶ないじめを受け、家族も殺された主人公が、
加害者たちに復讐をしていく話なのだけど、
もうね、みんなサイコパス過ぎて。
サイコパスのアベンジャーズ。
あの「アベンジャーズ、全滅。」ってコピーをそのままこの映画にあげたい。

『ヒメアノ~ル』や『ビジランテ』みたいに、
精神的な苦痛を伴う映画かと思ってたんだけど、
途中から人がサックサク死んでいくのが、
まるで『バトル・ロワイアル』みたいで、
人間の闇を描いた映画というよりは、
B級スプラッター映画みたいだった。

血とゲロ出すぎ。
今年見た映画の中では『娼年』に次いで、
「グチャ」って音が多かったな(笑)

叔父役に感情移入した『honey』

2018年04月07日 22時01分04秒 | 映画


乾いた風をからませる映画ではない。

いわゆる高校生の青春純愛炸裂映画で、
すっごくがんばって、寝ている相手にキスできる初々しさ。
ベロチュウしかしてなかった『娼年』とは対極を成す。

観客の9割が10代の女の子と40代以上の女性が占める二極化した中に
30代のおっさんひとりという異例の事態(笑)

ストーリーは唐突すぎる展開に、
いろんなイベントが羅列されただけの一貫性のなさに、
今年一番つまらない映画の烙印を押そうかと思った矢先、
叔父役の高橋優に感動ですわ。

もうね、老いたなと思ったよ、自分。
この手の映画は数が多い上に胸キュンしかやることがないから、
いい加減慣れきった自分では
もう主人公たちへの感情移入がほぼできないのだけど、
代わりに叔父の姪を想う気持ちにズキュン。
高橋優も脚本を書かれた山岡潤平も自分のひとつ年上なので、
余計に親近感(笑)

そういう親世代へ気持ちがシフトしていってるんだよな(子供も甥や姪もいないけどw)。
そう考えると、こういう純愛映画も親や先生という、
主人公たちを見守る側の視点として新たな楽しみ方ができるのではと思った。

しかし、平祐奈はこういう映画「しか」出ないよね。

セックスにシンケンジャーだった『娼年』

2018年04月07日 21時58分14秒 | 映画


これは、、、すっごい。。。
朝っぱらからすごいのを見てしまった。
もはや、松坂桃李のアダルトビデオである。

『あゝ、荒野』の菅田将暉のセックスシーンも
本能の赴くままって感じですごかったけど、
今回の松坂桃李の生々しさの方がもっとやばかった。

2時間で計11回の絡み(すべてがセックスではないけど)。
女性の全身に舌を這いずらせ、
乳を揉みしだき、
手を激しく動かし、
腰を小刻みに振る。

一糸まとわぬ姿で、プリンとしたケツを露わにしながら、
女性の欲望を引きずり出し、
時に優しく時に激しく包み込む。

これが、あのシンケンジャーなのか?
「一筆奏上!」つって変身し、悪と戦っていた戦隊ヒーローなのか?

女性の欲望もセックスだけにとどまらない。
おしっこするところを見てほしいだの、
旦那の前で犯して欲しいだの、
もはや様子がおかしい。

時々笑ってしまうような行為もありーの、
“最中”の音の生々しさや、ぶっかけ、潮吹きなど、
「まんまアダルトビデオじゃねーか!」
っていう表現もありーので、
土曜の朝から見るにはチョイスを間違えた感は否めない(笑)

まさに、女性の欲と、それを誠実に満たす、心に闇を抱えた青年の、
体の重ね合いを通じた、
ヒューマンエロティックムービーの誕生である。

交差する時間軸が見どころな『ワンダーストラック』

2018年04月07日 00時24分00秒 | 映画


話の4割がサイレントという珍しい映画。
1927年に生まれつき耳の聞こえない少女が、
1977年に事故で同じく耳が聞こえなくなった少年が、
親元を飛び出し、わずかな手がかりを頼りに
自らの居場所を探しにいく物語である。

予告から想像はつくけど、
この2つの時間軸が交差するところが一番の見どころである。

1927年のエピソードに関しては、サイレント映画であり、
少女役だったミリセント・シモンズ本人も耳が聞こえないという状態にも関わらず、
いい演技をしていた。

監督は『キャロル』の人なんだね。
カンヌ国際映画祭では絶賛だったとか。
ややアート寄りではあるけれど、綺麗なお話でした。

映像新世紀かと思った『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』

2018年04月06日 08時00分43秒 | 映画


うっひょい!これ面白かった!!
映像新世紀かってぐらい、映像がすごい!!
これまでいろんなアクションやSF映画を見てきたけど、
それをひっくるめてもすごい!
スケールのでかさ、臨場感あるカメラワーク、
進歩しまくりな技術、綺麗な色使い!
どれもが胸アツ!!
パール人が未だに特殊メイクなのかCGなのかわからない(笑)
(あのスタイルだとCGだと思うけどw)
さすが、フランス映画史上最高の製作費!!(笑)

宇宙人や宇宙船がちょいちょい『スター・ウォーズ』っぽかったけど、
元は1967年の漫画が原作なので、
むしろ『スター・ウォーズ』もこれに影響されていたとか!

ストーリーはヴァレリアンとローレリーヌが政府の陰謀に迫っていくというもので、
そこは割とオーソドックスな気もするのだけど、
映像だけでご飯5杯はいける!!

中国の製作会社も入っているからか、
中国人がちょっといい役だったりするのも、なんか笑える。

ヒロインのカーラ・デルヴィーニュがすごいイケメン美人で、
エマ・ワトソンとメイクしたhydeを足して卍解させたような顔でマジ好きだー。

興行的には失敗の烙印が押されているらしいけど、
映像は本当にすごかった!!
リュック・ベッソン監督が子供の頃から愛読している漫画ということで、
彼の自己満的なところもあるかもしれないけど、
それでもあの映像なら文句どころか賛辞しかない!!(笑)

そして、最近自分は物語よりも、
映像の方が好きなのではないかと思い始めたり(笑)
本は読まず映画やドラマばかり見ていて、
ゲームもドラクエよりFFが好きなことがその証拠である(笑)

アメリカ人が好きそうな『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』

2018年04月06日 07時54分29秒 | 映画


アメリカで超人気らしい映画!
普通に面白かった!
でも個人的には前作の方が好き(笑)

1995年にロビン・ウィリアムズが出ていた方は、
ボードゲームで止まったコマに書かれていることが現実世界に起こるというものだけど、
今回はゲームの世界にそのまま吸い込まれて、
現実世界に戻るために四苦八苦するというもの。

バックボーンの違う4人の高校生が、
ゲームの世界で自らの選んだキャラクターに変身し、
苦難を乗り越え仲良くなるという流れは面白いし、
ラストの前作を彷彿とさせる終わり方は感動するけれど、
「アメリカ人なら笑うんだろうな」というポイントが多い(笑)
なので、前作以上に陽気な作りではあるものの、
日本人的な感覚からすると、
「アメリカで大ヒット!」と言われて期待したほどのインパクトはない(笑)

ただ、オタクな高校生がドゥエイン・ジョンソンになり、
セルフィー大好き美女がジャック・ブラックになっているので、
ドウェイン・ジョンソンの弱々しいキャラや、
太った中年オヤジのジャック・ブラックが女の子のキャラになっているのはウケる(笑)

続編とは言うものの、設定が同じなだけで、直接的な繋がりはなく、
やっぱり前作の方が面白いなと個人的には思う(笑)

ロビン・ウィリアムズが生きていたらなあ。
「この映画をロビン・ウィリアムズに捧ぐ」
的なメッセージがあるかと思ったけど、何もなかった。

ちなみに、今回、ソニーが開発した、
映画に合わせて振動するハプティックベストを着用した
期間限定の体感イベントだったけど、
これは正直いらないと思った(笑)
本当にただバイブが振動するだけで、
SIXPADをつけているような感じ。
まあ心臓の鼓動に合わせて振動する演出は、
キャラクターの隠れた心情を知るのにいいかもしれないけど、
全体的に大した驚きもなく、やや邪魔(笑)
普通に4DXの方がいい(笑)

最っ高なクソババア映画の『あなたの旅立ち、綴ります』

2018年04月04日 22時17分26秒 | 映画


最っ高のクソババア映画!!
2018年度の初日にいい映画観た!
新宿ピカデリー、というより松竹系の海外ヒューマン映画はマジで面白いのが多い。

今回も設定が秀逸すぎる。
新聞に出てる他人の訃報記事を見た
口うるさい完璧主義ババアのハリエット(シャーリー・マクレーン)が
「あたしの訃報記事も書いて」と
記者のアン(アマンダ・セイフライド)に執筆依頼をするのが始まり。
でも、取材してもまわりから出てくるハリエットの評判はクソみたいなのばっかりで、
完全に人格に問題ありだと思われてるんだけど、
そこから人生を変えようと試みる感動ストーリー。

いい訃報記事には4つのポイントがある。

1.家族から愛されていること
2.同僚から尊敬されていること
3.知らずうちに誰かの人生に影響を与えていること
4.ワイルドカード(人によりけりな特記事項)

このどれもが欠落していたハリエットだけど、
いい訃報記事を書いてもらうという不純な動機がきっかけではありつつも、
彼女の憎たらしい一面は時に魅力にも映り、
徐々に上記の4つが埋まって行く流れが、
テンポがよくて、綺麗なつながりで、
ラストは号泣(笑)

自分自身を変えることはほぼなかったし、
別に彼女自身も最初からそれをするつもりもなかったと思うけど、
短所に映る部分にもきちんと理由があり、
時にそれが魅力となったり人に影響を与えることは大いにありうるなということを痛感した。
人は深く知らないとわからないものだね。
とはいえ、実際にあんなババアいたら距離置くと思うけど(笑)

ハリエットの「失敗しなさい。失敗こそが人を賢くする」
というセリフはすごく説得力があった。

ただ、日本語字幕の「おこ」「激おこ」「ムカ着火」はちょっと古いなと思ったけど(笑)

シャーリー・マクレーンって、
名作と言われる『アパートの鍵貸します』のヒロインなんだね。
(まだ見てないけど。。。)