Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

今期一番悲しいお話だったけど個人的にはあまり泣けなかった『大恋愛〜僕を忘れる君と』

2018年12月18日 09時08分03秒 | ドラマ
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今期一番悲しいドラマだったね。
第1話のジェットコースターのような生き急いだ展開から始まり、
後半にかけてゆっくり進んでいった印象。

若年性アルツハイマーになった戸田恵梨香と
そのパートナーであるムロツヨシの、
タイトル通り大恋愛な話だけど、個人的には意外と泣けなかった。
最終回のビデオレターのところで少し涙が出たぐらい。

第1話の時点ですでにオチが予想できたことと、
渡辺謙が出ていた2006年の『明日の記憶』とほぼ同じだったから、
「まあそうなるよね」って思ってしまったのがその理由かな。

ただ、話自体はそうなんだけど、
普段ギャグっぽい役の多いムロツヨシが二枚目感出しているのと
(『今日から俺は!!』との対比がすごい)、
小池徹平のサイコパス感がすごくて、
この2人の役どころはとても好きだったなあ。

しかし、このドラマで一番辛いの松岡昌宏だと思うのだけど!
あの役どころ辛くない?
自分の婚約者だった戸田恵梨香を取られた挙句に
その病気の治療もしなくちゃいけなくて、
しかもいつも病院にはムロツヨシといっしょに来てて仲睦まじくしてるから、
俺だったら嫉妬で気が狂いそうになるのだけど(笑)
ま、まあ戸田恵梨香の母親役だった草刈民代と結ばれたから、
結果オーライなのかもしれないけど。。。
(『黄昏流星群』に続き、こっちも親子丼かーい!って思ったのは俺だけではないはず)

アルツハイマーのテストのシーンで俺も試しにやってみたら、
普通に忘れそうで危なかったのだけど、、、?

主題歌、ずっとスピッツだと思ってたけど、よく見たらback numberだった(笑)
歌声似てる気がする。

トレンディ過ぎて今期2番目に面白かった『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』

2018年12月18日 09時04分34秒 | ドラマ
公式サイト

やべえ、今期2番目に面白かった。
そして、一番トレンディしてた。
もうね、何回か泣いたよ?
切なくて泣いた。

やってることは佐々木蔵之介と黒木瞳の不倫と
藤井流星による中山美穂と石川恋の親子丼というえげつなさ全開だけど、
いやらしさは一切なく、
ただただ純粋にお互いに惹かれ合う形で、
もはや不倫やら何やら気にならないぐらいの純愛だった。

みんな常に相手のことを思っているぐらい頭の中お花畑な人たちで、
90年代にタイムスリップしたかと思うほど。

しかも平井堅の主題歌もよかったんだよなあああああ!
あれ流れただけで泣きモード入れた。

個人的には黒木瞳がすごくよくて。
あの人絶対私生活180度違うと勝手に思ってるけど、
独身で認知症の母がいて慎ましい生活してて、
その母が亡くなり、自分も病気を患い、
佐々木蔵之介に迷惑をかけまいとしれっといなくなって、
でも彼のこと忘れられないっていうさ、
もうね、、、そこで平井堅の曲きたら、
涙どびゃーんと出るよ。

まあでもこのドラマがよかったのは、
俺の年齢とメインキャストの年齢の離れ具合がよかったんだと思う。

小さい頃からテレビっ子でドラマ見てたけど、
やっぱり年上の人がメインの方が憧れや幻想が抱けるし、
ドラマにはそういうのを求めたい。
自分の過ぎ去った年齢だと、
一度通ってしまったがゆえに「まあそうだよね」とか
「そんなことないから」と冷めた目で見てしまうけど、
年上(10個ぐらい上がベスト)だと、
例え「そんなことあるわけない」とわかっていても、
まだ見ぬ未来の話だから、
いくらでも自分の人生においても好き勝手に想像できるから楽しい。

もしこのドラマが設定そのままで
キャストが学生やら社会人なりたての人とかだったら
こうは感じなかっただろうし、
いくらキャストが年上でも20個以上離れると、
逆に遠すぎてあまりリアルを感じない。

物語はリアル(共感)と憧れのバランスが大事だと教わったけれど、
10個年上というのがそのバランスにおいてちょうどよさがある気がする。
思えば、小学生のときに面白いと感じたドラマの主人公たちは
高校生から20代前半だったから、まさにその型にハマるなと(笑)

佐々木蔵之介と増田英彦の元同じ会社の同期の組み合わせも見れた貴重なドラマだったわ(笑)

ぶっ飛んだ設定の弁護士とその仲間が魅力的だった『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』

2018年12月18日 08時58分51秒 | ドラマ

2018年になってから、テレ朝の木曜21時台のドラマを再び見始めたけど、
今までで一番面白かった気がする。
(ちなみに2018年より前は1995年の『味いちもんめ』や2002年の『サトラレ』ぐらいしか見てないw)。

米倉涼子の「弁護士資格を失った」元弁護士と
前科者のパラリーガルたちという組み合わせが面白い設定だったと思う。
しかも、みんな捕まったときの特技(ストーカーや横領など)を生かして
調査を進めて行くのが適材適所すぎてある意味うらやましかったわ。
(会社という組織だと「全体最適」という大義名分で必ずしも適材適所にならないからw)

もちろんそれだけじゃなく、
小日向文世の事務所と幾度となく敵対関係になるのも
見ていて面白いと思えたポイントかな。
やっぱり明確な敵がいると物語がわかりやすくなっていいよね。

そして個人的には、その小日向文世が
秘書に赤ワインぶっかけるシーンがけっこう好きだった。
優しい顔と声をしているけど、
頭からぶっかけたり、
デコルテあたりから服の中にドボドボ入れたり、
あのサイコパスっぷりがいいよね(笑)

しかし、『FF』や『ドラクエ』に慣れ親しんだ身としては、
『V』は『ファイブ』としか読めないから、
ずっと『リーガルファイブ』だと思ってたし、
何ならテレ朝の十八番っぽく5人の弁護士戦士集めてもよかったのでは感(笑)

"あるある"と"ないない"のバランスが絶妙だった『獣になれない私たち』

2018年12月18日 08時54分51秒 | ドラマ
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なんともリアルなドラマだったな、いろいろ。
新垣結衣の勤め先のワンマンでパワハラ全開な社長や使えない部下たち、
田中圭の家庭問題など、
街を歩けば同じ境遇の人いっぱいいるだろってぐらい日常な感じだった。

そして登場人物みんながそれぞれ事情を抱えていて、
それらがまたいいタイミングでクロスするところが
このドラマの面白かったところのひとつ。

そのクロスするところが、大抵行きつけのバーだったりするのだけど、
こういう群像劇的なドラマは、
どこかひとつみんなが集まる場所を設けたほうが、
自然に登場人物たちを引き合わせやすいのだと思った。
(とはいえ、酒を飲む習慣がない俺からしたら、
 そんな毎晩バーに行くの?帰って寝たいよね?と思ってたけど(笑))

あとすごくよかったなと思うのは、
こういう男女が絡み合うドラマは
主人公とヒロインが恋愛関係に発展しやすいけど、
これは最後の最後まで、絶妙な関係のまま進んでいったところ。

『ナカイの窓』に新垣結衣と松田龍平が出てたとき、
「(その当時は)私たちの間には何もないドラマですけど、
 普通そんなすぐ人を好きにならないじゃないですか」
みたいなこと言ってて、
そこが主な視聴者層の共感を呼びそうだなと思った。
これが学生や20代前半の登場人物ならまだしも、
もう30半ばにさしかかる年齢の人たちがメインで、
若いときみたいに恋愛至上主義にはならないところが心地よかったよ、個人的には(笑)

かつて恋愛しかしていなかったトレンディドラマに対して、
ほぼ180度異なる方向性だったけど、
特に新垣結衣はいろいろ経験した上で
「今の時代恋愛しなくても、いろんな人との関わりを
 ひとつひとつ大切にしていったら生きていけるかも」
みたいなことを言っていたから、
現代人の生き方や恋愛観において
少なくない人が感じているであろうことを代弁しているのを聞いて、
世の中の実情を自然にドラマの中のセリフに入れ込めるのすごいなと思ったよ。
これはもう脚本家のセンスだなと。

ラストはみんなけじめをつけててよかった。
そして、なんだか無性にビールを飲みたくなった(笑)

何気ない日常に幸せを感じられた『僕らは奇跡でできている』

2018年12月18日 08時52分01秒 | ドラマ
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俺が見ている中で今期最初の最終回。
なんとも不思議な世界観だったけど、
何気ない日常に幸せを感じ、
当たり前のことを素直に褒める、
とても気持ちのよいドラマだった。

自分の好きなことにしか熱中しない高橋一生と、
彼を取り巻く人たちとのほんわかストーリー。
あまりにもマイペース過ぎて当初は「変な人」認定され、
煙たがられていたものの、
彼の純粋さに触れていくうちに、
まわりの人たちの生き方がどんどん変わっていく過程が面白かった。

高橋一生は常に「なぜ」を繰り返し、
自分の考えや気持ちでさえもその原点にまで落とし込む
就活の自分史のようなスタイルだったから、
すべての行動にごまかしのない腹落ちできるキャラクターになったんだと思う。

だから、やりたいことに対して覚悟も才能もないと自分で見切りをつけた要潤が
自らと向き合うことから逃げるために、
やりたいことを素直にやり続ける高橋一生を否定し続けるという対比も際立っていてよかった。

あとはエンドクレジットのキャストやスタッフの名前の文字が、
毎回あるテーマに沿って色違いになっている演出も好きだったな。

バトルが果てしない『ドラゴンボール超 ブロリー』

2018年12月18日 08時38分18秒 | 映画


バトルがものすごくハイパーな映画だった!!

冒頭のストーリーに目頭が熱くなり、ブロリーとの戦闘がすごく激しくてめっちゃ興奮したわ!!

ただ、、、バトルが長い。。。
8割戦いでやや果てしなかったわ(笑)
あと作画が、、、雑。。。
戦いのシーンはすごくよかったのに、
それ以外のシーンがのっぺりしてて、素人でも変だと思うほど。
戦いに予算割いたのかな(笑)

ちなみに過去のブロリーの話とは関係ないです。
だから過去の続きだと思うとちょっと混乱するかも。

やっぱりドラゴンボールの映画は90年代の方がよかったな。
『神と神』はギャグに寄りすぎ、
『復活のF』はラストがチートすぎ、
今回はバトルが長すぎて、
「面白かったんだけど、、、」という感じになってしまう。

上映時間が長いのもその要因かと。
昔みたいに45分ぐらいがちょうどよい。

尺が長いのにだんだん面白さが増してくる『ジャイアンツ』

2018年12月13日 11時42分01秒 | 映画


「午前十時の映画祭9」にて。
1956年のアメリカ映画『ジャイアンツ』。

まず長い(笑)
201分。
今まで見た中だと『七人の侍』の207分に次いで長かったかも。
でも不思議と飽きないどころか、後半になるにつれて面白くなってくる。

話はざっくり言うと、とある夫婦の25年間の軌跡のようなもの。
59万エーカーの土地(広すぎてよくわからないが)を持つ主人公(ロック・ハドソン)が、
馬を買いに行った家の娘(エリザベス・テイラー)に恋をし、交際0日で結婚。
両想いになる確率でさえ奇跡的なのに、
お互い一目惚れとか幻想すぎるが(笑)

嫁は主人の家があるテキサスに移るものの、
生活習慣や人間の気質の違いに戸惑い、時々ぶつかり合いながらも、
子供をもうけ、さらに孫まで生まれ、ちゃんちゃんという流れだ。

この映画は、女性の自立や人種差別など、
今でも話題になることが1956年当時から盛り込まれているのが先進的だなと思った。

また、ロック・ハドソンは、
「この土地は代々受け継がれるべきものである」
という前時代的な考えの持ち主だけど、
子供たちは誰も継ごうとせず、それぞれ別のことをやりたいということに
「子育ては思い通りにはならない」と夫婦揃って嘆いているのも、
また現代にも通ずる普遍的な話だと思った。

しかし、個人的には、
この映画の撮影が終わった1週間後に
当時24歳で不慮の事故死を遂げたジェームズ・ディーンを推したい。

彼は使用人としてロック・ハドソンの家に雇われていたけど、
密かにエリザベス・テイラーに想いを寄せていたのだ。
彼は、譲り受けた小さな土地で油田を掘り当て、一躍億万長者となった。
そして、その頃には年頃に成長していたエリザベス・テイラーの娘に近づくも、
結局はずーっとエリザベス・テイラーの後を追っかけていたというのがわかり、
とても切なくなった。

ただ、彼は飲んだくれで、
ラストのベロンベロンのシーンは、
この前工事現場で寝てしまった自分と重なって恥ずかしかったが(笑)

ちなみにエリザベス・テイラーは生涯で7人と8回結婚し、
最初はあのヒルトンホテル創業者の息子で、
最後は土木作業員という幅の広さ
(しかもうち一人は、キャリー・フィッシャーの父親との不倫w)に驚く。
それ以外にもたくさんの浮名を流したようなので、
本当に「ハリウッド女優」だなと思うわ(笑)

真の意味でのスーパーヒーロー映画だった『パッドマン 5億人の女性を救った男』

2018年12月13日 11時23分42秒 | 映画



おおおおおお、これ面白いわ!
面白いビジネス映画!
いや、本当の意味でのスーパーヒーロー映画だ!!
アメリカにはスーパーマンやスパイダーマンがいるけど、
インドにはパッドマンがいる!!
女性以上に女性のことを考えている主人公のひたむきさが心に染みました。

2001年のインドでは生理用ナプキンが55ルピーと高い。
特に地方では誰もが買えるわけではないため、
現地の女性は汚れた布などを使うのだけど、
感染症などのリスクも高い。
そこで愛する妻のために、
夫が自分で安価な生理用ナプキンを作るために右往左往する話なんだけど、
とにかくその夫の立場が辛すぎる。

男なのに「ナプキンナプキン」ばっか言ってるから、
まわりから白い目で見られて、家族からも見放される。
大体主人公って辛い立場でも家族だけは味方でいてくれることが多いけど、
今回その家族にも見放されて、完全に独りになるからね。。。

でも彼はそんなことおかまいなしに、
自分の信じた道を進んでナプキン作りに励む。
本当にやりたいことがあれば、
すべての時間をそれに注ぎ込むものだし、
どんな逆境にあっても粛々とやり続けるものなんだと痛感。

親も妻も村も失ってまで生み出した生理用ナプキンと
それに捧げた主人公の純粋かつまっすぐな生き方がとても励みになるいい話でした。
それがインド映画の陽気な歌とダンスと合わさって進むからテンポもよくて見やすい!
ちょいちょい笑える演出もよかった。

これは実話を元にしているけど、
世の中にある様々な製品やサービスがこうやって生まれるんだろうなと思うと尊敬する。

あと、ソーナム・カプールが新木優子にしか見えなかった(笑)

吉田羊の振れ幅がすごい『母さんがどんなに僕を嫌いでも』

2018年12月04日 00時57分35秒 | 映画


これすごく見入ってしまった。。。
もうずっとスクリーンに釘付け。
病んだけど、、、ちょっと心が病んだけども、、、
よかった。。。

幼い頃に虐待されながらも母親に愛されたかった主人公と、
その母親の交流を描いた作品。

とにかく吉田羊の演技がすごくて。
子供を殴るわ罵声浴びせるわで
目を覆いたくなるほどの痛ましいシーンが圧巻。
そして、この前見た『ハナレイ・ベイ』との差に驚愕。
あれは息子を亡くして10年、ずっと息子を想い続ける母親だったのに、
今回は息子を愛することのできない悲しい母親で、
その180度違う振れ幅に驚くわ。
撮影かぶってたのかな。
だとしたら演じ分けやばいわ。

そして、太賀ね。
今は『今日から俺は!!』でマジふざけポンチな役柄なのに、
今回の悲しさと寂しさにまみれながらも母親を想う健気さに、
これまた役の振れ幅に驚きます。
まさに健気オブザイヤー。

母親を憎みつつも、その母親を変えたくて自分が変わる、
その決断とそこに至るほどの母親を想う彼の心情を考えると涙出るわ。。。
どんなに突っぱねられてもぶつかっていくあの姿は片想いみたいなもんだ。
よくぞ腐らず、立派に育ったなあとしみじみ。

「親は子を愛するものである」
という世間一般のありよう、自然な流れともいえる状況から逸脱した中で、
「みんなには当たり前のようにあることが自分にはない」
という孤独や悲しさを抱えつつ、
「虐げられても愛を求める」
という姿に、人は愛がなければ生きていけないということを痛感しました。

母親とその子供を扱った作品だと、
最近なら『人魚の眠る家』なんかもあったけど、
あれよりも断然こっちの方がいい。

いやー、これは子持ちの人にもぜひ見て欲しいね。

俺が好きなの全部乗せだった『ステータス・アップデート』

2018年12月03日 01時43分46秒 | 映画


おおおお、、、!!
アメリカの王道ハイスクールコメディって感じでマジ面白かった!

転校してきてスクールカースト底辺の主人公が
魔法のアプリを使って、瞬く間にトップに登りつめるというもので、
日本で知られている有名な俳優がほとんど出ていない映画。

ミュージカルや中国武術を駆使した喧嘩、
スポーツの大会、外人の楽しそうなホームパーティー、
いい歌が聴けるコンサートに加えて、
きちんとラブ要素も入れている、
まさに俺の好きなもの全部乗せみたいな感じで、
めっちゃよかった。

まあアプリといっても、
自分の願望を入力するとそれが現実になるというぐらいなので、
別に魔法のノートやメモ帳と何も変わらない。
ここは単に現代っぽくするために、あえてアプリにしただけだろう(笑)

でも、アメリカ映画で描かれる高校って、
いっつもこうだよなと思うのが、

1.主人公はヘタレ
2.主人公の相棒はオタクのぽっちゃり
3.いじめっこはガタイのいいスポーツ部のキャプテン
4.その彼女は校内一セクシー
5.主人公は努力なしにたまたま手に入れた力で人生謳歌
6.最後は力に頼らず「自分らしく」生きて、狙ってた女の子ゲット

程度の差こそあれ、大体こんな感じで、
特に1、3、4はほぼ鉄板。

邦画で量産されている高校生を題材にしたキラキラ青春ラブストーリーなんて、
顔面偏差値70超えてないと起こらない幻想物語でしかないから、
どうせ同じ幻想物語なら、
洋画のこういうファンタジーな方が個人的には面白いと思う。

さらに、洋画の方がヘタレな主人公が
いじめっこをギャフンと言わせるシーンが必ずあってスカッとするから好き。

きっと、映画を作るような人たちはギークで、
スクールカーストだとスポーツやってるジョックに虐げられてきただろうから、
せめて映画の世界では、それを覆したいという願望が表れているんだろうな。

実際、アメリカの高校生にどこまで当てはまるかはわからないけど、
こういう構図は長く変わっていない気がする。
少なくとも映画を見る限りは。

ちなみに主人公を演じたロス・リンチが満島真之介に顔が似ているから、
日本でもリメイクはできそう(笑)

『サバイバルファミリー』以上にサバイバルしてた『裸の島』

2018年12月03日 01時38分56秒 | 映画


「午前十時の映画祭9」にて。
1960年の日本映画。
とても『カメ止め』チックな映画だった(理由は後述)。

瀬戸内海の宿禰島という周囲500mほどの小さな島で暮らす家族4人の物語。
電気・ガス・水道はなく、
ひたすら船で本島に行き、水を汲み、
戻って農作物を育てるという、
ただそれだけの映画。
『サバイバルファミリー』よりもサバイバルしてた。

しかし、これはもはや映画ではなく、ドキュメンタリーである。
役者が農民を演じるというより、農民の生活記録そのまんま。
セリフは皆無。
なぜその島で暮らしているのかもわからない(笑)

これは作られた背景が面白い。
当時、経営危機にあった近代映画協会の
解散記念作品として作られたのだけど、
キャスト4人・スタッフ11人で撮影期間が1ヶ月、
製作費も500万円という低予算ってことで、
まさに『カメ止め』感ある作品なのだ。

モスクワ国際映画祭グランプリを始め、
いくつもの国際映画祭で賞を獲り、
興行的にも成功したため、近代映画協会は解散しなかったそう。

ウィキペディアを見ると、
「限られた観客を相手に、
 極端に低い製作費で優れた作品を撮ることが可能であることを示し、
 大会社の資本制約から離れる事で
 自由な映画表現と制作ができる事を証明した」
とあるけど、
これ今『カメ止め』で同じようなこと言われてるやん、と(笑)

おとぎ話のような世界観の現実再現度が卍解している『くるみ割り人形と秘密の王国』

2018年12月01日 00時57分39秒 | 映画


安定のディズニーでした。
もうね、映像が本当にすごくて。
あのおとぎ話の世界観をよくCGでここまで出来るなと。
邦画ではまず見られない。

さらに、街並みやお城、衣装やメイクに至るまで、
色使いがすごく綺麗で、絵本の世界の現実再現度が卍解してた。

何なの、映像の魔術師集団なの、ディズニーは。
俺もキーラ・ナイトレイみたいな顔になってあんな衣装着て、
キーキー言ってみたいわ。

特にすごかったのは、ねずみ。
毎回思うけど、ディズニーの実写映画におけるCGで描かれる動物たちのリアルさと、
そこに脚色される愛くるしい動作is神。
あれは神。

思えば1937年の『白雪姫』から長編アニメーション作ってて、
『ダンボ』や『バンビ』、『わんわん物語』など
動物メインの話もたくさんあったから、
ノウハウとかすげー貯まってそう。
(社内でどう伝わってるかは知らんけどw)

『くるみ割り人形』は元々の話知らなかったけど、
原作とはけっこう違うみたい。
扉を開けたらそこは別世界という
『ナルニア』感ある設定だけど、
あそこまでバトル感はなく、
本当に絵本の中のおとぎ話まんまって感じで、
ほっこりします。