Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

すべてのビジネスマンに観て欲しい『天才たちの頭の中 ~世界を面白くする107のヒント~』

2019年11月04日 20時23分18秒 | 映画


2019年公開映画182本中71位。

おっぱい。おっぱいでした。

あらゆる分野の第一線で活躍している人たちに対して
「なぜあなたはクリエイティブなのですか?」とインタビューした映画。

なので、他の作品と単純に比較はできないけど、
とりあえず、あらゆるビジネスマンは観ておいて損はないと思う。

25年近くかけて撮ったビデオで、
実に100人以上の映画監督、役者、政治家、写真家、芸術家、
作家、科学者、ファッションデザイナーなどなど
幅広い分野の人たちが出ています。

一部例をあげると、
【ミュージシャン】
デヴィッド・ボウイ
マリリン・マンソン
クインシー・ジョーンズ

【映画監督】
クエンティン・タランティーノ
デヴィッド・リンチ
北野武

【俳優】
ウィレム・デフォー
サミュエル・L・ジャクソン
ショーン・ペン

【女優】
アンジェリーナ・ジョリー
シャルロット・ゲンズブール
ジャンヌ・モロー

【ファッションデザイナー】
ヴィヴィアン・ウエストウッド
山本耀司

【写真家】
荒木経惟

【アーティスト】
マリーナ・アブラモヴィッチ
オノ・ヨーコ

【作家】
ジョージ・R・R・マーティン(GOT作者)

【建築家】
ザハ・ハディッド

【政治家】
ネルソン・マンデラ
ジョージ・H・W・ブッシュ
ミハイル・ゴルバチョフ

【宗教家】
ダライ・ラマ

【物理学者】
スティーヴン・ホーキング

【起業家】
リード・ヘイスティングス(ネトフリCEO)

「なぜクリエイティブか?」
という答えに対する問いは人それぞれだけど、
「生まれつき」
「それしか道がなかった」
っていう答えが割と共通していた気がする。

もはや意識しているわけではなく、
ただ愚直にひとつのことをやり続けた結果かな、と。
そこに理屈はないように感じた。
聞かれたとき、大抵の人は面食らっていたからね。
それほど、本人は日頃から意識していないのかもしれない。

面白かったのは、
精神世界トップのダライ・ラマと、
相対する科学のトップ、スティーヴン・ホーキングに
インタビューしていたところ。

ダライ・ラマの答えは「生きているから」。
「人は生きているだけでいろんなことを考えているから、
 それだけでクリエイティブである」と。

対してホーキング博士は
「クリエイティブかどうかはまわりが判断することだ」と。
博士らしい答え(笑)

他にも、アラーキーは写真撮るとき勃起すると言ってたけど、
北野武はクリエイティブは性的なこととは切り離されていると言ってたし、
いろんな考えを知ることができてよかった。

個人的にツボだったのは、
キトゥン・ナディビダットという巨乳女優。
クリエイティブの源泉は「巨乳」と言ってて吹いたww
「あたし巨乳だし、その方がクリエイティブなこといっぱいできるわ」ってwww

それに呼応するかのようにセクシー映画で有名なラス・メイヤー監督は、
クリエイティブの源泉は「おっぱい」と言ってて、さらに吹いたwww

ただ、この映画は「どうやってクリエイティブになるか」というハウツーではなく、
あくまでも「なぜあなたはクリエイティブなのか」という、
その人に対する質問でしかないので、
再現性はあまりないかもしれない。

子供の頃はみんなクリエイティブなのにね。
いつから、そしてなぜ、失われてしまうのか。

自分の知っている人や憧れている人が、
改めて自身のクリエイティブについて語る姿は興味深いので、
観てみることをオススメします。

タイトルと中身のギャップが激しい『ブラック校則』

2019年11月04日 20時18分17秒 | 映画


2019年公開映画181本中178位。

まわりが若い女の子しかいないという
四面楚歌の中での鑑賞だったけど、
クッソつまらなさすぎて吹いた(笑)
完全にタイトル負けしてるwww
キラキラ青春とラップと未成年の主張を入れ込んだ
お腹いっぱいな映画です。

ブラック校則により、生まれつき茶髪のヒロインが地毛証明書を提出できず、
授業に出れず、退学になりそうなところを、
佐藤勝利ががんばって助けるって流れだけど。

「俺が校則を変えるんだ!」と豪語した割には特に行動も起こさず、
最後の最後で革命的なやらかしで、
ちょちょいって何とかしようとするやや雑な作りwww

結局校則変わったのか、、、?あれ。
そこらへんのスッキリしなさ、
うっすーいクラスメイトとの関わり、
ラストのラップに未成年の主張にと情報量の多さなど、
総じてまったく面白さがわからなかった。。。

ただ、ブラック校則という
抑圧された環境で生活することで溜まる生徒の鬱憤は、
何も学生だけの話ではなく、
会社でも同じことはあるよなっていう共感と、
その鬱憤がSNSではなく
校舎の壁の落書きで吐き出されるというアイディアは斬新だなと思いました。

ヒロインの顔がかなり独特すぎて、
ああいう映画に出るには、ちょっと受け入れられなかったけど(笑)
もっとヒューマンドラマ寄りな映画なら似合いそう。

個人的には、やっぱりアイドルを主軸にした映画は
総じて面白くないし(ドラマならいいけど)、
特に佐藤勝利が主演のやつは
2017年3月に観た『ハルチカ』に続いてハズレだったなー。
(ファンには申し訳ないがw)

家族について考えさせられるとても有意義な映画『最初の晩餐』

2019年11月03日 22時55分30秒 | 映画


2019年公開映画180本中51位。

父親の死をきっかけに家族が集まり、
料理を主軸に故人との思い出に更ける話で、
「家族」について考えさせられる、
とても惹き込まれる映画だった。

シナリオの教科書のような題材と人間模様がよくて、
まるで雲ひとつない晴れた朝に温かい味噌汁を飲んで
五臓六腑に染み渡るような安心感と清々しさがあった。

永瀬正敏と斉藤由貴がお互いの連れ子を含めて
新しい家族を築いたという背景があり、
最初はギクシャクしていたのが、
だんだん仲良くなっていくオーソドックスな流れではあるんだけど、
所々で事件、、、ってほどじゃないけど、
そういうこともあり、それがいいタイミングで起こるから、
思った以上にスクリーンに釘付けになる。

んでもって、それらが起こった理由が
「あのときは言えなかったんだけど」って、
今になって明かされたりして、
そんなん言われなきゃわからないし、
そう考えると“家族”って意外と知らないことあるよなって思った。

家族って血は繋がっているけど、他人と言えば他人だし、
映画でもそうだったけど、
下手したら食事の好みさえ間違って認識していることもあるので、
改めて「家族とは」というのを考えさせられる映画でした。

父親役の永瀬正敏は病気で亡くなるのだけど、
弱っていくシーンは涙がこぼれます。
自分の父親だったら、と考えるとさらに悲しくなるのだけど、
それで言ったら2月に観た『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』なんて、
自分の母親だと思ったら大号泣だったので、
多分、僕は父親が亡くなったときよりも
母親が亡くなったときの方がダメージ大きいだろうなーなんて考えたり。

映画の話から逸れたけど、とにかくいい映画でした。

あの鶴瓶さんがシリアス過ぎるのが印象的な『閉鎖病棟―それぞれの朝―』

2019年11月03日 22時25分03秒 | 映画


2019年公開映画179本中102位。

おんも。。。
精神病院を舞台にしたとても重い映画。

死刑執行が失敗して車椅子生活を余儀なくされた笑福亭鶴瓶と、
幻聴が聞こえる綾野剛と、
母親の再婚相手に犯され身篭った小松菜奈と、、、
もはやキャラクターの背景がすでに重いのだけど、、、
彼らの交流とそこで起こる殺人事件を扱った、
けっこう精神的にくる話でした。

世間から隔離された中で過ごす患者たちの日常を見て、
普段自分が過ごしている環境との違いが衝撃的。

役者さんの演技もリアルだったし、
何よりも印象的だったのは、
いつもニコニコしている鶴瓶さんがシリアスすぎたこと。
ギャップありすぎ。

ラストの終わり方がやや不完全燃焼だったから、
最後どうなったのかは気になるところ。

今回、綾野剛は幻聴が聞こえるってことで、
自分も昔、軽い気持ちでお寺に修行に行ったことを思い出したよ。

そこに来ていた人も「声が聞こえる」だの「多重人格」だの、
いろんな人がいて、ノリで来たことをやや後悔した。

渋川清彦はいつもああいう役だよね。
出てきた瞬間にこういうことをするだろうなって予想してたら案の定。。。

山中崇もいろんな役で出ているけど、
今回のように意地の悪い役が多い気がする。

『あなたの番です』以降、ドラマや映画で片岡礼子を見る機会が増えたけど、
この人はいい人から悪い人まで、けっこう役の幅が広いな。

小説を読んでいるような感覚の映画『マチネの終わりに』

2019年11月02日 16時39分48秒 | 映画


2019年公開映画178本中51位。

思った以上によかったわ、これ。
中年の純愛ラブストーリーで。

まあ、中年つってもな、
福山雅治と石田ゆり子だからさ、
卍解に卍解を重ねて
華やかさと煌びやかさが界王拳な方々だから、
もはや年齢という概念が無に帰してるんだけど(笑)

話としては、ギタリストの福山雅治と記者の石田ゆり子の恋愛で、
オーソドックスではあるんだけど、
心情変化やセリフがとても丁寧かつ小説的な感じで心地よかった。

昼下がりの午後、からっと晴れた空のもと、
テラスで温かい紅茶をすすりながらの読書タイム的な、
そんな雰囲気に浸れる映画だったんだよね。

原作は読んでないけども、
脚本は井上由美子さんだからね、期待は裏切らない。

一人腐れ外道みたいな人がいて、
「こんのクソ野郎があああああ!!💢」
って怒りに満ちてハラワタが煮え繰り返りそうになったんだけど、
観終わった後に思い返すと、逆にそれがよかったなって。

あれがなかったら、ちょっと退屈なまま終わってしまいそうだけど、
その怒りがある分物語としてかなり抑揚ついたかなと思ってる(笑)

いや、でも今思い出してもイラつくな(笑)
観ている最中は出てくるたびに、
「貴様に笑う資格はねえ!」
と目つぶししたくなるほどだったから。
もちろん、その人もその人なりの生き方があってのことだけども。

やっぱり、福山雅治はカッコいいわ。
「舞台の上からお誘いしてました」とか言われてみ?
濡れるよ。。。

たまたま同じ色のシャツとパンツ着てたけど、
自分と全然違いすぎて、
同じ人間でごめんなさいと何度も思いました。。。

伊勢谷友介も出てて、
僕が選ぶカッコいい男性トップ9のうち2人もいたから、
それだけで観る価値はあった(笑)

ものすごく引き込まれる女性二人のタフでルーズなロードムービー『テルマ&ルイーズ』

2019年11月02日 16時21分27秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1991年のアメリカ映画『テルマ&ルイーズ』。

これは面白いな。
共に四捨五入して40歳の女性二人の
タフでルーズなロードムービー。

小さい頃に観てもこの面白さはわからなかったろうな。
今この歳だからこそ面白さがわかる気がする。

退屈な毎日に辟易したルイーズ(スーザン・サランドン)と、
モラハラ全開な夫との夫婦生活に耐えかねたテルマ(ジーナ・デイヴィス)が
女二人でハメを外す旅をしようと!

わかる。
なんか、遠くへ行きたくなるよね。

でも、途中立ち寄ったクラブ?で
テルマが男にレイプされそうになって、
カッとなったルイーズが射殺。

そこから、楽しいロードムービーが
一気に警察からの逃避行へ。

この振り切り方が面白い。
しかも、2人ともだんだん吹っ切れてきて(特にテルマが顕著w)、
雪だるま式に罪を重ねていくのがウケる(笑)

コメディタッチに描かれているから楽しく観れるし、
ラストの終わり方もよかったし、これはいい映画だったなー。

個人的には、当時28歳のまだ売れてない頃の
ブラッド・ピットが出ていたのが驚き。
声が高くて吹いたわ(笑)
え、声変わりしてないの、、、?

でも姿形は今のまんま。
ちょっと成田凌っぽくも見えたけどw