Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

偏屈おじさんの日常が愉快だけど恋愛感ゼロだった『まだ結婚できない男』

2019年12月11日 23時57分12秒 | ドラマ
公式サイト

今期一発目の最終回。

前作は観てなかったけど、
偏屈おじさんの阿部寛の役どころは面白かった。
彼の言うことは正論すぎて、とにかくうるさい。
『俺の話は長い』の生田斗真並みにうるさい(笑)

でも、話として気になるところは、、、
ラブコメかと思いきや、恋愛っぽさがまったく感じられなかったところかな。

てっきり阿部寛と吉田羊、稲森いずみの三角関係かと思ってたのに、
阿部寛しか目立ってなくて、他の人たちの存在感が薄すぎた。

それでも、稲森いずみの身の引き方は潔いなとは思ったけど。
とはいえ、もともと彼女もアクション起こしてないから、
身を引いたのか、本当にずっと吉田羊を焚きつけていただけなのかがわかりづらい。。。

まあ、大人の恋愛なんて若い頃のように
パッション全開で青春炸裂ファイヤーみたいな感じにはならないだろうけど、
それでももう少し恋愛要素があってもよかったのではと思う。

個人的には『黄昏流星群』のように、
年甲斐もなく溢れ出る想いを止められないぐらいの方が観ていて楽しい(笑)

あと、ドラマの終わり方がいつも微妙だった。
面白いドラマはラスト5分で何かしらトラブルが起こって、
次回も観たくなるような感じなのに、
このドラマはスーッてフェードアウトしてしまうから、
次回観るモチベーションがあまり上がらなかった。

しかしね、稲森いずみは綺麗。
メッチャ綺麗。
正義。
ジャスティス。

童貞エンターテインメント『魔法少年☆ワイルドバージン』

2019年12月08日 22時09分40秒 | 映画


2019年公開映画205本中114位。

ビッチの次は童貞です。
まさに童貞エンターテインメントな映画だったけど、
くだらないし、やや汚いし、さらに謎の多い作品でした(笑)

30歳を過ぎて童貞の男は魔法使いになれるという伝説が実在したっていう話で、
主役の前野朋哉が30歳の誕生日に魔法使いになりました、と。

そこから、同じく魔法使いになっている芹澤興人とコンビを組み、
ヒーロー活動を行なっていくというもの(笑)

魔法使いになると次の3つの能力が使えるようになります。

1.空を飛ぶ
2.固有の能力(前野朋哉は目からビーム、芹澤興人はマントヒヒに変身)
3.いまだ明かされない謎

それらを駆使して日夜人助けを試みるものの、
ほとんどの場合は自分たちが変質者と間違われる事案が多く、
作中でちゃんと人助けしたシーンは実質ゼロ。

また、前野朋哉が敵とビームを撃ち合うシーンがあるのだけど、
ヒロインの佐野ひなこが「あたしも血反吐はいてがんばる!」と言い、
マーライオンのように血を吐きまくり、
それを浴びて前野朋哉が力の限りビームを撃ち続けるという
無駄に汚いシーンがシュールすぎる。。。
ただのげろしゃぶじゃねえか。。。

さらに、『ドラゴンボール』の元気玉のような展開もあり、
もはや何がなんだか状態。

「童貞のまま30歳を迎えると魔法使いになれる」という話はよく聞くけど、
実際に魔法使いになってしまう映画は初めてだったので、
「これはやられた!」という謎の悔しさがこみ上げてくる(笑)

でも、小学生でもウケないような下ネタと、
全体的なチープさ・雑さによるB級感が、
これはこれでいいと思う反面、ちょっと残念というか、
もっと面白いコメディにできたんじゃないかって気もする(笑)

もう少し人助けをして、魔法使いであることの優越感を出したり、
それで女の子からモテ始めたりするものの、
童貞を捨ててしまうと能力が失われる葛藤があると、
もっと面白く感じたかなー。

ビッチも童貞も、純愛の行き着く先な気がします。

あとやっぱり、佐野ひなこはかわいい!

意外と真面目な純愛映画だった『“隠れビッチ”やってました。』

2019年12月08日 20時03分26秒 | 映画


2019年公開映画204本中103位。

タイトルと予告からしてラブコメかと思ったんだけど、
実際は割と真面目な純愛映画でした。

男からモテることをステータスと感じている
ちやほやされるのが生きがいのクズ女、
荒井ひろみ(佐久間由衣)が幸せをつかむまでの物語で実話ベース。

男にモテるように肌の露出度を15〜20%に抑えたサラッとした服装を徹底し、
かける言葉や仕草を相手のタイプ別に使い分けて、
「好き」と言わせた挙句振るという、
若い頃こんなやついたなあと思わせる主人公の人間性が笑える。
まさに、多くの男性の天敵(笑)

作中では6人の男を手玉に取り、
そのうち一人と幸せになるものの、
付き合ったら付き合ったで、
「あたしを好きになるということは、
 あたしのすべてを受け入れるのが義務」
と言い張り、
気に入らないことがあると暴れるというサイコパスっぷり。

しかし、それは幼少期に父親からDVされていたことが影響しており、
自分でもそのことに苛まれるという
なかなか重い過去を背負っているギャップが
物語の中でいい刺激になっていると思った。

同居人も面白くて、
ゲイの村上虹郎とヤリマンの大後寿々花という
なかなかに濃ゆいメンツ。
特に、ヤリマンとビッチで罵り合うシーンは
どっちもどっち感あって面白い(笑)
(作中では体の関係を結んだらヤリマン、
 そこまでいかないとビッチという暗黙の了解がある様子w)

ただ、いずれも「男に依存」していることに変わりはなく、
自分の足りないところを他人で埋めようするのはやめて、
“女として”生きるよりも、
まずは“人間として”生きることを説く村上虹郎の言葉がよかった。

確かに、普段生きている中でも、
価値観のベクトルや比較対象が他人に向いてる人は、
もうキリがないから底なし沼にハマるような感じなのだろうなと思う。

でも、どうせなら村上虹郎をもう少し活躍させて欲しかったなあ。
ゲイだからこそ、性や人間関係で悩んだことをもっと出してくれたら、
彼のセリフにももっと深みが出たと思う。

エンドクレジット後の終わり方は意味深すぎて、
もう観客の判断に委ねるしかないと思うけど、
僕はあのLINEは無視して欲しいと願う。

男女は難しいですね。

片寄涼太よりも眞栄田郷敦の方がイケメンだった『午前0時、キスしに来てよ』

2019年12月07日 20時59分39秒 | 映画


2019年公開映画203本中190位。

一般JKの花澤日奈々(橋本環奈)が、
イケメン人気俳優の綾瀬楓(片寄涼太)と付き合うという
量産型高校生キラキラ青春純愛映画。

「またつまらぬものを観てしまった」
と石川五ェ門の声が聞こえてきそうな内容だったけど(笑)

とにかく、片寄涼太のファンなら
胸がキュンとするであろうシーンを詰め込んだ
「胸キュン缶詰」のような構成ではある(笑)

この歳になるともはやツッコミしかないのだけど、
出会いからクロージングまで、片寄涼太のセリフや仕草は、
自分に絶対の自信があり、かつ相手も絶対自分に好意があるとわかりきってないと
できないようなものばかりで、おじさんには眩しすぎます。。。

そもそも、超人気イケメン俳優が
たまたま撮影で訪れた学校にいたJKを好きになるかっていう(笑)

あとは、個人的に片寄涼太がかっこいいのかどうかわからないので、
いまいちピンと来なくて。。。

むしろ、眞栄田郷敦の方が好きだし、
彼の方が断然イケメンなことをしていて、
メッチャ高感度上がったわ。
敵に塩を送るようなことをして、すんげーいいやつ。

橋本環奈は自分で「ずんぐりむっくり」と自虐ネタかましてて笑った😂

しかし、、、来年はもうこの手のジャンル観るのやめようかな。。。
つまらない。。。
旬な若手俳優がわからなくなるけど(笑)

無駄に壮大なルパンだった『ルパン三世 THE FIRST』

2019年12月07日 20時44分01秒 | 映画


2019年公開映画202本中103位。

ルパン三世でした。
可もなく不可もないルパン三世でした。

ノリはアニメのままだけど、
設定は途中から『インディ・ジョーンズ』や
『天空の城ラピュタ』みたいな感じになってきて、
なんか壮大だなと(笑)
(ルパンに壮大さがいるかというと謎だけどw)

絶大な力を持つ古代兵器エクリプスを巡る冒険譚は、
ルパンと今回のヒロインであるレティシアの祖父の代から続くもので、
それが孫に受け継がれるという流れはロマンもあって個人的には好きでした。

まあ、ルパン好きな人なら観てもいいし、
そんなルパン興味なかったら観なくてもいい感じだけど(笑)

峰不二子のおっぱいがアニメよりも縮んだように感じたのは気のせいかな。。。

山崎貴監督は今年引っ張りだこだね。
『アルキメデスの大戦』と
『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』に続いて3作目。

フルCG作品としては『ドラクエ』に続く2作目だったけど、
キャラクターの表情も豊かだし、
細かいところも作り込まれていて、
いずれ日本のドリームワークスになるんじゃないか感。

凄まじいダンスの連続『ウエスト・サイド物語』

2019年12月07日 20時33分50秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1961年のアメリカ映画『ウエスト・サイド物語』。

トゥナ〜イ♪トゥナ〜イ♪
言わずもがなのミュージカル映画の名作。
ジェット団とシャーク団の対立。
そして、ジェット団創設者のトニーと、
シャーク団のボスであるベルナルドの妹マリアの恋。

そのシンプルなストーリーを引き立てるのが、
数々の名曲とダンスなんだけど、
この映画はとにかくダンスが凄まじい!

ミュージカル映画は数あれど、
普通の動きから喧嘩のシーンに至るまで、
ほとんどがダンスを基軸とした流れるような動きで、
観ているだけで楽しくなる映画だった。

今観るとトニーとマリアが恋に盲目的すぎやしないかと思うものの、
あれだけ振り切ってるのも逆に清々しいし、
最後の終わり方も誰が悪いということではなく、
「憎しみ」が諸悪の根源とする形もよかった!

しかし、当時27歳のジョージ・チャキリスが若いのなんのって。

そして、アメコミ映画好きには「お!」と思えるポイントが2つあった(笑)

劇中に「キャプテン・マーベル」(DCの方ね。つまりシャザム)
というセリフが出てくるのと、
『アントマン』に出てくるワゴン車のクラクションの音楽が、
この映画の中で口笛で吹かれていたところ(笑)

ちなみに、高校2年生のとき文化祭でやったんだよね(笑)
そのとき観て以来だから実に18年ぶりの鑑賞かー。

あのとき、クラスの誰もが優勝を確信したのだけど、
実際は2位で、誰もそれを信じられず、
全員がふてくされた態度という、
この前のラグビーのイングランド状態で批判された記憶が(笑)

冒頭のつかみからは想像できない感動作『ラスト・クリスマス』

2019年12月07日 00時17分43秒 | 映画


2019年公開映画201本中75位。

コッテコテのアメリカらしいラブコメかと思いきや!
そこらへんのサスペンス以上に絶対ネタバレ禁止の
ヒューマンドラマ寄りのラブストーリーだった!
冒頭のつかみと後半のまさかすぎる展開が最高!!

自分勝手でドビッチなひどい生活をしていたケイト(エミリア・クラーク)が、
偶然出会ったトム(ヘンリー・ゴールディング)に惹かれていくことで、
自らの行いを少しずつ改めていくという話。

これね、単なるクリスマスシーズンのラブストーリーで終わらないのがいいんだよ!

Wham!の“Last Christmas”に触発されて作られたっていう経緯があるから、
確かにクリスマスはクリスマスなんだ。

でも、その要素はたまたま付いていたって程度で、
映画としては人間誰しもが持つ悩みとそこからの脱却を表現していたから、
この映画はシーズン限定のものではなく、
より普遍的な作品として楽しめる気がした。

しかも、あの歌詞が映画の内容とリンクしていて感動的なんだよね。。。

ヒットソングをモチーフにした映画は日本でもあるけど、
個人的にはただ旬な若手俳優を使っているだけの微妙な作品が多い印象。

ところが、この映画は最初にカジュアルなラブコメだと思わせといて、
実は感動的なヒューマンラブストーリーになるっていうギャップがよかったのと、
歌の解釈が「そうきたか!」というやられた感が最大の面白いポイント。

特にトムのセリフが染みるんだよねー。
昔、とあることで特別扱いをされていて、
その後普通に戻ることが難しいと悩んでいるケイトに対して、
「“普通”という言葉は人の心を傷つけるだけ」となだめ、
「日々の小さな行いがその人の人格を形成していくんだ」
と諭すシーンが印象的だったな。
その言葉のおかげでケイトは少しずつ変わっていけたのだから。

まあ、あるあるな内容ではあるかもしれないけど、
個人的にはとても楽しめました。

こんな白人メインの映画の中に、
ものすごい存在感出してるヘンリー・ゴールディング好きだなー。
アジア人の誉れ!

それにしても、夏のTUBE、冬の広瀬香美は過去のものとなりつつあるけど、
クリスマスのWham!だけは生涯現役ですね。

「かるまる」に行ったら、裸のおっさん4人で密室に閉じ込められた挙句、 まぐろになった

2019年12月03日 23時54分18秒 | Weblog
2020年12月3日11時30分にグランドオープンした
男性専用施設「かるまる」に早速行ってきました!

公式サイト


場所はいいし、中も想像以上に広くて綺麗で、
木のよい香りも感じられるので、
施設自体はすごくよかったんだけれど、
全体的には「思ったより、、、」という印象でした。
とはいえ、初日だから仕方ない部分が大きいけどw

ちなみに、僕は都内の他のサウナ施設に行ったことがなく、
地方に旅行したときに温泉に入ったことあるぐらいの身なので悪しからず。

いい部分はSNSに溢れているので、
ここではちょっと気になった点を3つほど。

1. 風呂もサウナもぬるい。
2. 移動がエレベーターのみ。
3. ロッカー番号忘れる。


【1. 風呂もサウナもぬるい】

好みもあるかもしれないけど、僕は熱いのが好きなんです。
それこそ、『ファイナルファンタジーⅥ』で、
オルトロスが「あっちっちー、ゆでだこ!?ゆでだこ!?」
って言うぐらいの。

そこから水風呂に浸かって、
それでまた熱い風呂やサウナに入って、
っていうのを繰り返したかったんだけど、、、
5種類あるお風呂は最高でも42度。
これ、いつも家で入ってるのと変わらないんだよね。
他は30度台でぬるすぎ。

サウナは4種類あるうち、
今稼働してるのは3つなんだけど、
それぞれ40度の蒸しサウナ、
60度のケロサウナ、
80度の岩サウナ。

しかし、オープン初日で人が多いから、
60度のケロサウナと80度の岩サウナは
ドアの開け閉めが多く、まったく熱がこもらない。。。

一番熱いと感じたのは40度の蒸しサウナなんだけど、
これはサイズが小さくて、
定員4名のスタンディングスタイルなんだよね。

だから、狭く暗いスペースに、
裸のおっさん4人で向き合って立つというシュールすぎる画に(笑)
しかも、蒸気が出るところに左腕がずっと当たっていたため、
普通に火傷しましたwww

で、水風呂も一番楽しみにしていた水温一桁の「サンダートルネード」は
人がたくさん入ったせいか13度まで上昇。

結果、サウナと水風呂の往復による"整い"がまったくできず。
サウナはぬるい上に、今日はオープン初日で混んでいたこともあり、
けっこう外で並ぶんです。
その間に体も少し冷えてきて、
水風呂に入るモチベーションも下がってきて。。。
期待していた「サウナでゆでだこ→水風呂」の流れが叶わず(泣)

仕方ないので、リフレッシュのために人生初のあかすりやって来ました。
なんとなーくおじさんかおばさんにやってもらうんだろうなと思っていたら、
自分より年下の若めのお姉さんだったので、やや緊張するという(童貞感w)。

ほぼ履いてるのが意味なさげな紙パンツを履いて、
完全にまぐろになってきました。


【2.移動はエレベーターのみ】

ここ、階段がないんです。
なので、すべての移動がエレベーターなので
ちょっと時間かかって不便。
階段でサクッと移動したい。。。


【3.ロッカー番号忘れる】

下駄箱のロッカーキーで更衣室のロッカーも開けるのだけど、
下駄箱のロッカーナンバーと更衣室のロッカーナンバーが連携していないんだよね。。。
更衣室のロッカーは好きなところを使えるのだけど、
それが手首につける下駄箱のナンバーと違うので、
普通に忘れます。。。
一応、キーをかざすと番号が表示される端末はあるけどね。

今はまだいろいろ試運転中とのことなので、今後に期待かなー。
せめてお風呂とサウナの温度は上げて欲しい。。。
でも、リピートは普通にしたいと思うレベルです!

1つの交通事故が2つの家族を交差させる奇跡が感動的な『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』

2019年12月01日 23時36分21秒 | 映画


2019年公開映画200本中50位。
(年間鑑賞本数目標達成🥳)

これはいい映画だった。・゜・(ノД`)・゜・。
親子や恋人の繋がりに焦点を当てた映画に弱い人は
きっと泣いてしまうだろう。

遠く離れた縁もゆかりもない2つの家族の運命が、
ある交通事故をきっかけに交差し、
思いもよらない形に繋がっていく
親子三世代にわたる感動のヒューマンドラマ。

最初はオスカー・アイザックとオリヴィア・ワイルドのエピソードから始まるんだけど、
謎にサミュエル・L・ジャクソンのナレーションで
「ヒーローとは」みたいな話をし出すから、
正直理解しづらかったんだよね。
(本題にはあんまり関係ないからいいんだけどw)

それが、途中からすごくロマンチックというか、
人の運命って面白いなと思える展開になってきて、
2つの家族が「あの日あのときあの場所に実はいました」っていう偶然と、
その2つの家族が、親から子へ、子から孫へ、
ってドラマが繋がっていく奇跡が、
観ていて「おおおお!そこそうなるのか!」
っていう驚きと感動がよかった。

確かに予想はつく展開だし、
作品としてのメッセージも
「人生辛いこともあるけどがんばって生きて愛をつかもう」的な
オーソドックスなものではあるんだけど、
実際にひとつの物語として観ると、
やっぱりいいもんだなと思いました。

きっと、縁もゆかりもない遠く離れた
2つの家族が近づいていく過程の奇跡感が、
この映画を面白く感じさせるんだろうなー。

話もキャラも意味がまったくわからない『羊とオオカミの恋と殺人』

2019年12月01日 23時25分53秒 | 映画


2019年公開映画199本中199位。

意味プーチン。
ついに今年一番つまらない映画に出会ってしまった。。。
つまらなすぎて、眠くないのに意識が飛びそうになるという。。。

内容は、、、まいんちゃんのスプラッター劇場だな。。。
ラブコメ、、、と捉えられなくもないけど、
僕にはわからなかった。。。

杉野遥亮が自室で首吊り自殺に失敗して、
その過程で壁に穴が開き、
そこを除くと隣人の福原遥の部屋が丸見え。

で、福原遥が夜な夜な人を部屋に連れ込み、
カッターで頸動脈を切りまくるという、
本当にただそれだけ。

街を歩いてても白昼堂々と人を殺すこともあり、
ラストの大量殺人含めて、
2時間で30人ぐらい殺してたかな。

杉野遥亮はよくないと思いつつも、
好きだからOKと容認してるし、
そんだけたくさん殺してるのに
優秀な死体処理係に頼んで痕跡が残らないから
警察沙汰にもならないという、
もはやファンタジーな世界。

世の中にはきれいな死体を欲しがる人はたくさんいて、
福原遥の作る死体は人気が高いからとかいう設定はあるけど、
それでお金をもらえるわけでもなく、
彼女の殺す動機がまったくわからない。。。

杉野遥亮に至っては、
人を殺しまくってるのにただかわいいというだけで
福原遥に恋してるとかまったく意味がわからないし、
さらに彼の演技の下手さが、
この映画のつまらなさを加速させている気がする。
(『俺の話は長い』のときはそんな下手だとも思わないんだけどな。。。)

これは、、、一体なんだったんだ。。。

プロレスラー一家の夢と苦悩がきれいにまとまっている『ファイティング・ファミリー』

2019年12月01日 13時47分40秒 | 映画


2019年公開映画198本中44位。

これは面白い。
夢を追いかける人にはぜひ観て欲しい。

アメリカで爆発的な人気を誇るプロレス団体WWEにおいて、
史上最年少でディーヴァズの王座を獲得した女性プロレスラーの伝記的映画。

プロレスラー一家で育ったサラヤ(フローレンス・ピュー)が、
地元のプロレス団体で活躍しつつ、
WWEに挑戦していく流れなんだけど、
もともとは兄妹でタッグを組んでて。

で、WWEの下部組織であるNXTにまずは入ろうとするも、
兄は試験に落ちてしまい、妹だけが単身フロリダに渡ることに。

そこで様々な壁にぶつかり、一度は諦めようとするんだけど、
家族と本音でぶつかり合うことで、
再び歩み出すという王道ストーリーを
笑いあり涙ありでまとめていて、
いい映画だと感じた。

そもそも、僕はプロレスをまったく見ないので、
いろいろ学びがあって新鮮だったというのも大きい。

まず、トレーニングがキツそう。。。
日本のプロレスラーが日々どんなトレーニングしてるのかは知らないけど、
作中ではジム内での練習に加えて、
ビーチで重りを担いでのダッシュや
トラックのタイヤを3回裏返すようなメニューが毎日続いていて。。。

さらに、女性プロレスラーの場合は
元モデルやチア出身もいて、もうメチャクチャセクシーなもんだから、
最初は彼女らばかり人気が出て、
サラヤも自分のスタイルに自信が持てなくなるんだよね。

サラヤは一応プロレス経験がある分、
そのセクシーねーちゃんたちを見下し気味だったから
余計に辛かったろう。

そんなんだから、まわりとの仲も悪くなっていって、
孤立してしまい、誰も頼る人がいないから、
精神的にもどんどん追い込まれていく過程が、
過去の僕自身の経験と似たところもあって、
とても共感できた。

そして、意外だったのかマイクパフォーマンス。
多くのファンを獲得するには、
リング上での戦いだけではダメで、
マイクパフォーマンスも練習しなくてはならず、
ここは自分の言葉でセンスあることを言わなくちゃいけないから、
ある意味フィジカルな戦い以上に大変だなと思った。

兄は兄で、自分だけが落ちたことにふてくされて
八つ当たりするようになるし。

妹に対する嫉妬でしかないのだけど、
自分がなりたかったものになれなくて、
身近な誰かがそれになったときは、
やはり自己否定されたような気持ちになるから、
そこも共感ポイント高かったな。。。

結局、兄はトレーナーとしてその後も活躍し続けるのだけど、
2017年に観た『キセキ -あの日のソビト-』で、
弟の方がアーティストとしての才能があり、
兄はプロデュース業に移ったというエピソードを思い出しました。

あとは、ドウェイン・ジョンソンが
ザ・ロック本人役として出演しているのが個人的にはツボ(笑)
彼のまだ髪がある頃のプロレスラーとしての映像も少し観れたのでよかった!

すごくいい映画なのだけど、
都内だと上映してるところが割と限られているので注意!

原作やアニメに神レベルで忠実すぎて笑いと涙が止まらなかった『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』

2019年12月01日 00時45分17秒 | 映画


2019年公開映画197本中8位。

どぅええええ!?
クッッッッソ面白かったんだけど!!
え、ちょっと待って、ヤバイ、笑いと涙が止まらない!!

もうね、原作やアニメに忠実すぎて神!
なんでこんなに再現度高くコミカルに面白くできるのか、
そのクオリティの高さに脱帽。。。
邦画のもろもろの漫画実写化作品を
すべて葬り去るだけのインパクトがあった!!

これね、フランス人がやってるってのが、日本人からしたらいいのかも。
日本人がやったらなんか寒いと感じてしまいそうだけど、
もともと北条司のキャラクターが綺麗な顔立ちだから、
フランス人の方が再現度高くなるし、
笑えるシーンも洋画のおバカなコメディ映画って感じで、
メチャクチャ笑えたwww
もう館内全体が始終笑いっぱなしだから!!

それでいて泣けるシーンもあるし、
エンディングは『Get Wild』だし、
『シティハンター』を好きな人はもちろんのこと、
知らない人でも楽しめる作品だと思う!!

そもそも、監督兼冴羽獠役のフィリップ・ラショーは、
小さい頃から『シティハンター』の大ファンで、
今回も可能な限り原作に忠実に作ることを目指したとのこと。

メチャクチャ愛を感じたよ。。。
じゃなかったら、キャラクターも世界観も
あんなに原作通りにならない。。。
特に獠と香と海坊主については、
漫画やアニメからそのまま出てきたようで、
出てくるだけで感動レベル。

でも、そのクオリティの高さの要因は
“吹替版“だったということも大きいと思うんだよね。

僕は洋画は字幕派で、小学生以降、吹替では観ていないから、
この映画が日本では吹替版でしか上映されないことを残念に思ったけど、、、
ところがどっこい、吹替版だからこそ、
さらに強くこの作品を面白いと感じられたように思う。
まさにアニメをそのまま観ているかのようで。。。

声は冴羽獠が山寺宏一、槇村香が沢城みゆきと、
そこだけアニメとは違うものの、
2人ともオリジナルの神谷明と伊倉一恵とほぼ同じ声でビックリ!
(とはいえ、神谷明も伊倉一恵も他の役で出てるし、すぐわかるんだけどw)

なお、海坊主は玄田哲章、槇村秀幸は田中秀幸、
野上冴子は一龍斎春水とオリジナルキャストをそのまま起用。

あと、個人的にツボだったのが、
ちょいちょいジャンプの他の漫画の要素が入ってるところ(笑)

神谷明が声をやってる人、
殴られたとき「ひでぶ!」って言ってたし
(元ネタは『北斗の拳』で、神谷明がケンシロウの声を担当)、
『ドラゴンボール』の亀仙人も映ってるからwww
(一瞬だから見逃しちゃいそうだけど)

いやー、これは笑えるし泣けるし原作に忠実で作り手の愛を感じるし、
本当に面白い映画だった!!
マジで映画館に観に行って欲しい!!