Metal.Hardcore & more
whispering gloom
ヤなことそっとミュート / BUBBLE
東京発 オルタナティブ/Emo Rock、4人組ガールズユニット、ヤなことそっとミュート
2017年4月リリース、13曲収録 1stアルバム。
2016年にリリースされた 1stシングル音源から既にガチなロック/エモサウンドで、それもその筈、Say Hello to Sunshine、BACKDATE NOVEMBER の 2バンドの楽曲をヤナミュー用に歌詞を差し替えられた曲で、その後の 2ndシングル、そして本 1stアルバムも両バンドメンバーからオリジナル楽曲の提供もあり、アルバム通じて感情深く筋の通ったロックでエモーショナルでメロディアスなサウンドが実に聴き応えがあるのですが、この太いサウンドに乗る彼女達の伸びやかで澄んだ歌声が限りなく純度高く、爽やかながらも力強い全 13曲、約 50分。。楽曲はメロディアスですが、いわゆる歌謡曲的なポップなメロディアスさというのは控え目で、とはいえアルバムの中にはストレートで分かりやすい曲もありますが、いわゆる洋楽的なエモなメロディアスさなので、一聴しても良さは勿論ですが、繰り返し聴き込むことにより更に良さが沁み出てくるサウンド、楽曲です。。2017年のベスト音源上位確定の素晴らしいエモ/ロックアルバムです!
ヤナミューの活動フィールドはアイドルになりますが、本アルバムはデジパック仕様で、表、裏ジャケにはメンバー写真がないからなのか、購入した地元のタワレコではアイドルコーナーには置いていませんでした。ですので、アイドルに少し抵抗がある方でも、しゃれたジャケットですので手に取りやすいアルバムではないかと。。本アルバムを聴いていると続けてエモなバンドが聴きたくなり、日本のバンドで同じく女性ボーカルだと bufferins や start of the day などを、また NAHT や The Feather Side 辺りを CD棚から引っぱり出すのです。。
HP - http://yanakotosottomute.com/
本アルバムの 3曲目。
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滅びの美学 或は、加虐偏愛者の調性の確立
日本発、滅びの美学 或は、加虐偏愛者の調性の確立
4人のメンバーからなるバンドで、サウンドは Post Rock/Black Metal な、美と暴、静と動が織り成す展開で、切なくも美しく、そして感情を揺さぶってくる曲は、実に聴き惹き込ませてくれるのです。。インスト中心で咆哮と叫び声が入る曲はポストブラックメタルの様でもあり、また、ノーマルボイスで歌い上げる曲はヴィジュアル系バンドの様でもあり、そのどちらにしても一貫した世界があるので、聴き浸れます。
音源は今のところ Youtube に公開されている楽曲のみで、まだCD等のリリースはないようです。
個人的にこれからの活動が楽しみなバンドです。
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つばさFly / Loneliness
エモーショナルロック/ハードポップ、ガールズユ二ット、つばさFly
2014年、11月リリース 3rdシングル。
前作 2ndシングル、「Unforgettable Days」 も 切なくも激しいなかなかの佳曲でしたが、アイドルグループなので次作では方向性が変わるかも...、と様子見状態でいましたが、なかなかどうして、本 3rdシングルでは、切なさ、エモーショナルさ、激しさが更に突き抜け、エモロックとも紹介されているサウンドは、ちょいメタリックさもある、歌謡曲エモコアなサウンドなのです。。作曲には解散した BiS に関わっていた方々が絡んでいるので、BiS の あのサウンド が好きだった方にはどストライクではないかと。。また、作詞もされているメンバーの 鹿木さんのツイッター には、ちょいちょいハードコアのバンド名もでてきて、かなりお詳しいです。
1stから本3rdシングルまで今年のリリースなのですが、2nd 「Unforgettable Days」 と 3rd 「Loneliness」 は、既に個人的 2014年のベストソングに確定です。
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The Mad Capsule Markets / 1997-2004
ハードコア/ミクスチャー/ロック、The Mad Capsule Markets 。
2004年、19曲入りベスト音源。
ハードコアやメタル系の新しいバンドや音源をチェックしていると少し疲れてくるので、合間にいろんなジャンルの音源や懐かしい音源を聴いているのですが、その中でも The Mad Capsule Markets のこのベスト盤はよく聴いています。。バンドは 1990年頃から活動していて、初期~中期の頃と後期のサウンドが変わっていますので、初期の頃が好きな方は後期の音源はあまり好きではない、という方も多いと思います。。私は後期のサウンドが好きなのですが、それは個人的に好きなドラムンベースの要素が入っているからなのです。後期の音源ではデジタルなサウンドが加味されていて、聴いていて実にノリが良く、メロディックでポップですらある曲もあります。。ジャキジャキとした感じのギターの音も、打ち込みの音に乗ると耳に心地良いのです。。
中でも 「MIDI SURF」 が個人的に大好きで、聴くたびに気分が揚がります。
The Mad Capsule Markets / MIDI SURF
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Moi dix Mois / Reprise
Moi dix Mois 。
2012年 7月リリースの 10周年記念アルバム。
初期の 2枚のアルバム、シングルからセレクトされた 11曲に新曲を加えた計 12曲収録。。楽曲は現在の活動メンバーにて再録され、打ち込みな音は入れず、新曲含め実に素晴しいバンドサウンドで、耽美で切なく愁いを帯び、且つ、激しさも兼ね備えた、美と暴が交錯する暗く美しいサウンド。。
聴き始めると飛ばす楽曲がない程のベストな選曲で、耳を惹きつけっぱなしな約 46分。
個人的に 「Solitude」 「Vestige」 での切なさ、美しさは思わず物思いに耽る程です。
ただ一つだけ欲を言えば、「monophobia」 も収録して欲しかったなぁ。。
暑い季節ですが、本作を聴くと涼やかで寂しげな空気に覆われるのです。。。
Highly Recommended!
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DETROX / The End
Modern Metal/Rock、DETROX 。
2007年の 6曲入り 1st音源。
本作は中古で入手したのですが、バンドについては何も知りませんでした。。
裏ジャケに JASRAC の文字があったので、恐らく日本のメタルかヴィジュアル系のバンドかなぁ、と勝手に想像して、あとはバンドロゴとジャケの雰囲気が気に入ったので、ほぼジャケ買いでした。。
SIAM SHADE のボーカルさんがおられるのですが、声を聞くとやはり分かりますな。。楽曲は勢いのあるモダンでメタリックな、実に硬派なサウンドで、それでいて耳に残るメロディアスさを兼ね備えているという、なんとも聴き応えのあるかっこいいサウンドなのです。
いやー、本作とは良い出会いをしました。
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ChopChop / Rotten from the Sewer to the Grave
UK発 Breakcore/Hardcore、ChopChop 。
2011年、12曲入りアルバム。
1曲目の"Epidemic" は Slayer の 「Reign in Blood」 に収録されている曲のリミックスですが、それ程はいじられていなくて、まぁ、ライブハウス等で BGM として流れていたらかっこいいかな、てな感じのリミックスです。
全12曲、いろいろなタイプの楽曲が収録されていて、Breakcore、Breakbeats、ハードコア、ガバ、Drum&Bass、Jungle、Dubstep 等など、オムニバス並みの幅広さで、なかなかな聴き応えがあります。。
中でも、メタルギター+レゲエの 5、9曲目が何ともかっこいいです。
本作はフリーダウンロード出来ます。
試聴プレーヤーの下のトラックリストの更に下にダウンロードの表記があります。
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Surprise / Surprise I
カナダ発 Dark Ambient/Experimental/Raw Noise Black、Surprise 。
2011年、約 15分の 1曲を収録した音源。
ナヨナヨとした猫の鳴き声みたいな出だしで、まずニヤニヤが止まらず。。
1分~辺りからは色んな楽器? が登場するのですが、どれもみな低クオリティーで。。
3分超えてからの 笛 の登場には、もう椅子からズリ落ちてしまいました。。
このバンドを紹介するのに上でかっこいい肩書きを書きましたが、正直、このサウンド? は酷いにもほどがあります。。この音をアヴァンギャルド、前衛的、と紹介して、分かる人には分かる、みたいなことは書きませんです。。もはや即興のノイズですからなぁ。
メンバーは 2人いるみたいですが、楽器の担当でハーモニカやフルート、雨の効果音のレインスティックはいいとして、コーヒーカップ と ハンマー てなんですの?!
もうね、聴いていますと終始ニヤニヤどころか笑いが止まらず、お腹が痛いです。。。
特に、猫か犬の鳴き声みたいで、しかも弱々しい叫び声のヴォーカルが、もう夢にも出てきそうな程でして、聴いていて怖いんですが、笑えるのです。。
この音源はバンドの bandcamp にて、フリーでダウンロード出来ます。
個人的な話、試聴だけで十分と思っていたのですが、今ではダウンロードして繰り返し聴いております。。ええ、完全にこのサウンドに脳を殺られております。。特にヘッドフォンで聴いたら、それはもう最高です。
気になった方だけでいいので、チェックしてみてください。
それにしても、この Surprise も属しているレーベル? なのかサークルなのか分かりませんが、Thee West Shore Kult のバンドはどれも強烈にプリミティブなサウンドです。。しかも、どの音源も聴いていると、それなりに良く感じてくるという。。特に Walden 、Marchentroll 、Forht の Primitive Black Metal サウンドが堪らないです。
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DEATHGAZE / Bliss Out
Modern Metal/Heavy Rock、DEATHGAZE 。
2010年の 11曲入り 4thアルバム。
個人的に好きなバンドでして、前作までの音源も 紹介 しております。
前作までのサウンドの流れを汲んだ本作品も激しさで突き通す楽曲、激しさとメロウさが交錯したスクリーモな楽曲、そしてメロウさで通す楽曲と、今までの DEATHGAZE らしいメタリックでモダンでへヴィー、且つ切なくもメロディアスな 暴と美 が交錯する、激しく美しいサウンドです。。
楽曲のへヴィーさ、ブルータルさ、そしてメロディアスさを増させているヴォーカルさんの良い仕事ぶりも健在で、咆哮デス/シャウトヴォイスから中音域にて歌い上げられる甘く艶のある歌声まで、実に聴き惹き込ませてくれます。
正直、アルバムも 4作目までくると少しマンネリ化してしまうのではないかと勝手に思っていましたが、楽曲のかっこよさ、魅了するメロディーは、その様な意見を吹き飛ばしますな。。確かに今までのと似た様な雰囲気の曲展開、楽曲はありますが、これも DEATHGAZE節 だと思えば気にならないです。。。中でもメロデスラッシュ並みの突進力にメロウなサビが堪らなくかっこいい、これぞ DEATHGAZE な 8曲目"Undead Fact" 、胸を締め付ける様な切ない美しさに思わず窓の外を眺めた 10曲目"Grace"。。。この曲はヘッドフォンで聴きますと、より世界観に浸れます。。ラスト 11曲目"Bliss Out Yourself" は、前作に収録されている "amends" の ピアノver の様にバラード調にしても素晴しいだろうなぁ、と思う程の佳曲です。。
同じ様なサウンドスタイルのバンドが多くいる中でも、楽曲のメタリックさ、へヴィー/ブルータルさ、メロディーの素晴しさは抜き出た存在だと思っております。
Highly Recommended !!!
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Dear L'Novel - ディアーラノベル
ヴィジュアル系バンド、Dear L'Novel -ディアーラノベル- 。
今の所、4枚のシングルがリリースされているのですが、Versailles 、LAREINE 辺りを彷彿とさせるメロディアスサウンドで、又、メンバーさんの出で立ちもどことなく前述のバンドに似ていて、現在、かなり気に入っているバンドなのです。。特に Versailles 直系の ヴィジュアル系メタル な楽曲、「absolute sorrow」 、「Solitude」 は失禁しそうなくらい、堪らんええです。。
色々な意見はあると思いますが、個人的にはサウンドに関して、好きなものに近くなることには、あまり気になりません。。ヴィジュアル系メタルなサウンドは貴重でもありますので、私はむしろ大歓迎です。。
ヴィジュアル系メタル、歌謡曲メタル、メロディックメタル好きな方は、ぜひぜひ 「Solitude」 をチェックしてみてください。
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