Krlja / Grind World Order


クロアチア発 Grindcore/Death Metal、Krlja
2010年の 19曲入り 1stアルバム。

バンドの bandcamp でのサウンド紹介タグに Death Metal、Grindcore、そして Crust/Punk とも表記されているのですが、個人的にはサウンドからパンキッシュなノリの良い疾走感を楽曲により感じなくもないですが、それでも楽曲はデスメタル、特にオールドスクールなデスメタルさを強く感じるデスメタリックなグラインドコアサウンドだなと。。。

全 19曲、トータル約 36分の本作。
アルバム前半では もう暴れ走り廻りたくなる様な秒殺グラインドナンバーも配置され、後半では 2~4分台の楽曲にてサークル/ゴキブリモッシュやヘッドバンギングしたくなる様なデスメタリックなナンバーにて構成されております。。アルバム通してブルータルで重さもあり、更にディープなデスヴォイスで終始咆哮するヴォーカルさんが楽曲のブルタルさを一層押し上げているのです。。

この音源はバンドの bandcamp のページにてフリーでダウンロード出来ますので、ぜひチェックしてみてください。。19曲入りですが、楽曲がそれぞれかっこええ出来で、なかなかに聴き応えがあります。
個人的に Recommended 音源です!
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As Gravity Fades / What Lies Beneath


スイス発 Metal/Hardcore、As Gravity Fades
2006年の 5曲入り MCD。
バンドは解散しています。

女性ヴォーカル有する As Gravity Fades のサウンドは、リリースレーベル等でもメタルコアと紹介されているのですが、確かにハードコア+メタルなサウンドですのでメタルコアなのですが、メタルな要素があるとはいえそれ程メタル度が強い訳ではなく、また、落としてくるパートはあるのですが、それ程あからさまなビートダウンな曲展開ではなく。。。サウンドについてはそれぞれの解釈があると思いますが、個人的にはメタルコアと紹介するよりは、ニュースクールハードコア寄りの メタル/ハードコア なサウンドと紹介しますかなぁ。。。個人的にはこのメタル過ぎず、ハードコア過ぎずな、この互いの良いとこ取りな中間をいくニュースクールサウンドが、なんとなく LIAR 辺りのバンドをよぎらせてくれて、好きなんですよねぇ。。。
ツタツタと走るテンポをベースに、更に速いパート、モッシーなパートを組み込んだ緩急の付いた曲展開の楽曲は、5曲共になかなかに佳曲揃いなのです。。先にも書きましたがヴォーカルさんは女性なのですが、スポークンなパート以外は始終 絞る様なシャウトヴォイスで、楽曲を更に盛り立てる程の強力さを持っておりますのです。。

UNDYING な雰囲気に近いサウンドだとも思いますので、その辺りのニュースクールハードコア寄りのメタルサウンド好きの方や、そうニュースクールという私の紹介に拘らず、メタルコア好きの方は MySpace にてチェックしてみてください。
この音源は日本の通販店ではほぼ取り扱っていなかったと思うのですが、なんと最近、Retribution Network さんで扱っておられます。。
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Surprise / Surprise I


カナダ発 Dark Ambient/Experimental/Raw Noise Black、Surprise
2011年、約 15分の 1曲を収録した音源。

ナヨナヨとした猫の鳴き声みたいな出だしで、まずニヤニヤが止まらず。。
1分~辺りからは色んな楽器? が登場するのですが、どれもみな低クオリティーで。。
3分超えてからの 笛 の登場には、もう椅子からズリ落ちてしまいました。。

このバンドを紹介するのに上でかっこいい肩書きを書きましたが、正直、このサウンド? は酷いにもほどがあります。。この音をアヴァンギャルド、前衛的、と紹介して、分かる人には分かる、みたいなことは書きませんです。。もはや即興のノイズですからなぁ。
メンバーは 2人いるみたいですが、楽器の担当でハーモニカやフルート、雨の効果音のレインスティックはいいとして、コーヒーカップハンマー てなんですの?!
もうね、聴いていますと終始ニヤニヤどころか笑いが止まらず、お腹が痛いです。。。
特に、猫か犬の鳴き声みたいで、しかも弱々しい叫び声のヴォーカルが、もう夢にも出てきそうな程でして、聴いていて怖いんですが、笑えるのです。。

この音源はバンドの bandcamp にて、フリーでダウンロード出来ます。
個人的な話、試聴だけで十分と思っていたのですが、今ではダウンロードして繰り返し聴いております。。ええ、完全にこのサウンドに脳を殺られております。。特にヘッドフォンで聴いたら、それはもう最高です。
気になった方だけでいいので、チェックしてみてください。

それにしても、この Surprise も属しているレーベル? なのかサークルなのか分かりませんが、Thee West Shore Kult のバンドはどれも強烈にプリミティブなサウンドです。。しかも、どの音源も聴いていると、それなりに良く感じてくるという。。特に WaldenMarchentrollForht の Primitive Black Metal サウンドが堪らないです。
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ENSLAVE / Far East Hardcore Punk


東京発 Emotive Hardcore、ENSLAVE
2011年の 13曲入り 1stフルアルバム。

かれこれ 6、7年前の話ですが。。。
通販店 STM が以前の形態の時に レコ屋 という店舗内で扱っている商品の感想や紹介を商品掲載ページに書き込めたり、個人ページ内には掲示板があり、交流が出来たりというシステムがありました。。その当時、その レコ屋 内でよく名前が挙がっていたバンドの一つが ENSLAVE で、当時はまだデモ音源のみのリリースだったと思います。。当時の日本のバンドの多くが姿を消す中にあっては、活動歴の長いバンドになりましたなぁ。。。
本作は京都のハードコアレーベル、MCR Company からのリリースという少し意外さもあったり。。

スタスタと激情ハードコアに、ドカドカと荒々しくハードコアに疾走する楽曲の上を男女ツインヴォーカルが日本語詩にて感情を撒き散らしながら絶叫する、Melodic Emotive Hardcore/Screamo。。レーベルの紹介にもあります様に、Tragedy ライクなメロディアスで切なげに流れるギターのメロディーは、更に日本人らしいメロディアスさも加味され、より印象的で耳に残り、胸に刺さりますのです。。。
endzweck meets Tragedy なサウンド、というのが、どんな雰囲気のサウンドか紹介するのに適当かなぁ、と思います。。また、同じく男女ツインヴォーカル、オーストラリアの schifosi や、こちらもツインヴォーカル、スウェーデンの TO WHAT END? に近い雰囲気を持っていると思いますので、この辺りのメロディアスでエモーショナルなハードコアがお好きな方は、ENSLAVE のメロディアスさ、突進さはお気に召すのではないかと思います。。

勢いのある楽曲に乗る切なげなギターのメロディーが感情を刺激する、実にエモーショナルなサウンドです。。MySpace にてぜひチェックしてみてください。
Highly Recommended !!!
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REPENT / Disciple of Decline


ドイツ発 Thrash Metal、REPENT
2004年の 11曲入り 2ndアルバム。

この音源を中古屋さんで見つけ手に取り、アルバムジャケット、裏ジャケを眺めると、どうみても B級オールドスクールデスメタルにしか想像出来なかったです。。と、言いますのも、何ともかんともなアルバムジャケ、裏ジャケでの小さい写真を引き伸ばしたかのような粗いメンバー写真から想像するサウンドの雰囲気、リリースレーベル AUTOPSY STENCH RECORDS の血の滴るロゴ、そのレーベルのアドレスがドイツ、などの要素からマイナーなジャーマンデスメタルバンドかと思いましたのです。。

だがしかしです。
アルバムの 1曲目からヘドバン必至なスラッシュメタルサウンドは想像以上のかっこよさで、思わず体が仰け反りました。。。スタスタと走る展開がベースとなりつつも、疾走一辺倒ではなく緩急がつけられ、聴いていると自然と体が、頭が揺れると共にメロイックサインを突き上げていますのです。。
しかし、アルバム中盤辺りからは疾走はあるものの少し勢いが弱まる感じがしますので、もう少し激な要素が強ければなぁ、とも思いますが、クロスオーバーやハードコアなスラッシュではなく、そういう展開もメタルならではだと思いますので、個人的にはダレずに聴き通せます。。
ノーマルに少し力んだ感じで歌うヴォーカルさんの声も メタル な感じで良いです。
また、個人的にですがこの音源の音、特にギターの音が好きです。。

バンドは現在も活動していますが、この音源時のメンバーはギターの Philip Rathさん だけです。。バンドの HP の Discography では 4曲入りの 「Promo CD 2009」 がフリーでダウンロード出来ます。。個人的にはこのプロモ音源のサウンド、勢いはありますが あまり好きではないですのぅ。。
MySpace では本作の楽曲も試聴出来ますので、ぜひチェックしてみてください。
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