Mayfry


日本 は 横浜発、Mayfry
2006年、10/25リリースの1stアルバム。

触れると崩れてしまいそうな程に繊細で美しくエモーショナルで、聴いていると気持ちが暖かくなり、ほっと穏やかになります。優しく繊細な女性と男性のヴォーカルがささやく様に歌い、弦楽器とピアノの音色が切なく心に響くのです。。Mayfry が奏でるサウンドは言葉では何とも形容しがたいのです。レーベルの言葉をお借りすると、「サイレントエモ、ポストロック、スローコア等の枠組みで紹介されてきたが、Mayfry の根底に流れる室内楽的なクラシックや賛美歌のテイストが色濃くでてきた為、枠組み不可能な美しい独自の世界観を演出する。」 と綴られています。。ゆったりと流れる Mayfry の楽曲を聴き始めると、一瞬にしてそれまでの空気とは違う澄んだ空気が注ぎ込まれます。。

初めて Mayfry を聴いたのは1stデモ音源で、そのデモの1曲目を聴いた時から、この美しく繊細なサウンドに心奪われたのです。続く2ndデモも本当に素晴らしく、今までにかなりの回数を聴いております。そして待望の1stアルバム。もう、ため息が出る程に美しいサウンドです。。激しい曲を聴いて気持ちに元気を付けることがありますが、この Mayfry の様な切なく、美しく、繊細な曲を聴いても、同じ様に気持ちの中に元気がみなぎって来ます。聴いていると気持ち、心が浄化される様な気がいたします。。HP や レーベル にて試聴出来ますので、ぜひチェックしてみてください。。
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Searing Meadow / Corroding From Inside


フィンランド発 メロディックデスメタル、Searing Meadow
2005年の12曲入り1stアルバム。

ご存知ない方には申し訳ない例えなのですが、この Searing Meadow のサウンドは、同じくフィンランドの Cryhavoc のサウンドにかんなり近いものがあります。このスピード感、メロディアスなギターのフレーズ、いやいや実に良いです、堪らなく大好きです。。Cryhavoc に近い感じということで、楽曲のスピードはスタスタという感じではなく、スッタンスッタンと程好いスピードです。そしてとにもかくにも、ギターの奏でるメロディーがかなり際立っていて、もはやヴォーカルがなくてもいいんではないの? と思えるくらいに、始終といっても過言ではないくらいに、ヴォーカルのメロディーラインに絡むようにメランコリックなメロディーを弾きまくってます。ヴォーカルはノーマルヴォイスは取り入れず、始終ロウデスヴォイスで咆哮しております。いやー、実にかっこええです。と言いながらも、最後にちと辛口な意見を申させて頂ければ、アルバム通して聴いた時に、楽曲が全体的に少し似た様な感じに聴こえてしまうのが否めない点でもあります。。

バンドの myspace にて、アルバムの1曲目 "Wasted Heroes" 、6曲目 "Mirror of Irony" が試聴出来ますので、ぜひチェックしてみてください。。
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Cobalt / War Metal


US発 ブラックメタル、Cobalt
2005年の7曲入り1stアルバム。

個人的な話、聴く前に勝手に想像していたサウンドとは少し違っていて、よりストレートなスラッシュ/へヴィーメタルな要素の強いブラックメタルサウンドですな。。ぶっ飛ばしをベースにしながらも緩急をつけた曲展開、えげつなく喚き叫ぶヴォーカル。いやいや、なかなかにかっこええです。
また個人的な話なのですが、Cobalt を初めて聴いた時の印象は、初めてカナダの Axis of Advance の 「Strike」 アルバムを聴いた時の印象に似ているんですなぁ。。
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Wolven Ancestry / The Wrath of Gaia


カナダ発 ブラックメタル、Wolven Ancestry
2006年リリースの9曲入り1stアルバム。

シンセが薄めながらも程好く取り入れられたメロディックブラックメタルサウンドで、アルバムジャケットの様な寒々しいPagan、Natureな世界が描き奏でられております。。静の展開を挟みつつ疾走、ミッドと緩急に展開する楽曲、そして邪悪に喚き叫び歌うヴォーカル。3曲目でのシンセの切なく印象的なメロディー、4曲目のメロウな疾走ナンバー、狼の鳴き声で始まるミッドナンバーの6曲目、ヴァイキング調に突き進む9曲目などなど、個人的にかなりツボな楽曲が多いです。その中でも特に気に入っているのは5曲目でして、ファストでメロディックに展開し、3分50秒辺りから静の展開を挟み、そして5分9秒から一気にラストの疾走パートへと雪崩れ込む、なかなかに劇的な曲展開。で、この最後の疾走パートが切な過ぎるメロディーのリフレインで、感動のあまり思わず目が潤みました。。

最初聴いた時は正直そこそこの印象だったのですが、聴く回を重ねるごとにじわじわと惹き込まれました。なかなかにかっこええです。それにしても曲のタイトルが長いです。。
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Entombed


スウェーデン発 デスメタル、Entombed
久しぶりに90年の1st 「Left Hand Path」 、91年の2nd 「Clandestine」 を聴いているのですが、時が経ってもかっこええですなぁ。このジリジリとしたギターの音が何ともいえんですな。楽曲もかっこ良いです。
ぜんぜんチェックしていなかったのですが、今も現役で活動しているんですねぇ。myspace もあったり。。
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Charles Bronson / Complete Discocrappy


USはシカゴ発 ファスト/ハードコア、Charles Bronson
バンドはすでに解散していまして、この音源は2002年の2枚組のディスコグラフィーアルバム。収録曲を数えるのも嫌になるくらいの計110曲以上をコンパイル。

とにもかくにも、速い、短いの問答無用のファストハードコアの雨あられ状態。30秒前後~1分までの楽曲が殆どでして、時折使われているSEがこれまた何ともええ感じなのです。激ファストナンバーからスタスタと走るナンバーに時折取り入れられている思わずニヤリとしてしまう皮肉った様なフレーズがこれまた良いんですなぁ。ひたすらに叫び歌うブチ切れヴォーカルさんも最高なのです。
中古で見つけて思わず買ってしまった 「Speed Freaks」 という Charles Bronson も収録されている計6バンドによる7epコンピ (500 limited) に収録されていた音源も勿論入っていて、この7epからの音源が収録されている本アルバムの26曲目辺りからのブチ切れ、暴発、ファスト、バースト具合がもう堪らんのです。スカッと実に気持ちいいのです。
グラインド好きの方にはサウンドが少し軽いかもしれませんが、速さを求める方にはぜひともお勧めしたい音源です。。
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The Final Burden / Processor


US発 デスメタリックハードコア、The Final Burden
2006年8月リリースの9曲入り1stアルバム。

ハードコアにデスメタルのエッセンスをぶちまけた、なかなかにブルータルでえげつないサウンドです。。スタスタ&ブラスティンに突っ走るパート、重たく引きずるパート、モッシーなパートにより構成された楽曲は、デスメタルな要素が強いとはいえ、ドロドロとした雰囲気ではなく、あくまでハードコア寄りのブルータルサウンド。喚き叫ぶヴォーカルとロウデスヴォイスにより、楽曲のブルタル度数が更に増してますなぁ。このヴォーカルワークはなかなかえげつなく、且つ良い仕事をしております。楽曲はだいたい2分半前後の長さでぶちかましてくれる全9曲 約23分。myspace にてぜひチェックしてみてください。かっこええです。。
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In Other Climes / Sword Of Vengeances


フランス発 メタリックハードコア、In Other Climes
2006年10月リリースの6曲入り音源。

メタリックでモッシーでダンサボーでブルータルで程々に極悪な楽曲。太くロウにシャウトするヴォーカル、シンガロングパートも力強いです。聴いていると自然と体が反応するくらいノリがいいモッシュフルでメタルコアな要素も入った楽曲は、なかなかに気持ちが良いです。個人的に In Other Climes の様なメタリックでモッシーなハードコアサウンドが好きなのですが、正直、十ぱ一絡げな存在ではありますな。ちょっと楽曲にそつが無さ過ぎるような気がしますのです。かっこいいんですけどね。。バンドの myspace にてチェックしてみてください。
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Winterhorde / Nebula


今までに何度かご紹介しております、
イスラエル発 メロディックブラックメタル、Winterhorde
ついに1stアルバムがリリースされました、全10曲入り。

Keyメンバーがいるのですがシンフォニックとまではいかず、程々のメロディックさで緩急を取り入れつつもあくまで疾走を軸にドラマティカルに展開する楽曲。メロディックさは程々とはいえ、所々でかなり耳に残るメロディアスなフレーズが組み込まれていて、これがなかなかに惹かれるのです。3曲目 "The Earth is an Altar" の出だしからの切ない女性コーラス&切ないメロディーでの疾走は思わずチビります。で、この後の展開も実に良いです。7曲目 "An Ode to Man" の曲展開も実にドラマティックでして、後半にいけばいくほど劇的度数が上がってくるかなりの佳曲で、聴いていて惹き込まれまくりの7分52秒。ラストに少し絡んでくる女性コーラスが昇天ものなのです。ラストの "War of One" もドラマティカルで良いですなぁ。。

いやいや、実に聴き応えのある作品です。
バンドのHP、myspace にてぜひチェックしてみてください。。
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The Absence / From Your Grave


US発 メロディックデスメタル、The Absence
2005年リリース、10曲入り1stアルバム。

1曲目のイントロからアルバムジャケットの様なグレイでヨーロピアンな湿った空気が漂っております。。速い曲はあるのですが、突っ走りまくりなサウンドではなく、程好い疾走感の楽曲が多いです。各曲にはメロウでそつのないメロディーが搭載され、なかなかに質が高く、聴き惹き込ませてくれます。。
個人的には楽曲、メロディー等かっこいいと思いますし、好きなサウンドなので、このアルバムは気に入っておりますが、数多く存在するメロディックデスメタルバンドの中では 十ぱ一絡げ な存在、と言われれば無きにしも非ずなんですよねぇ。。バンドの myspace にてぜひチェックしてみてください。。
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