MOMENTUM / Whetting Occam's Razor

UK発 Melodic Hardcore、MOMENTUM 。
2011年、15曲入り 1stアルバム。

以前に紹介しています Fall of Efrafa の元メンバーさんが在籍されてます。

バンドの facebook ではサウンドを Melodic Hardcore と紹介しているのですが、メロディックハードコアと聞くと、いわゆるメロコアを想像してしまうのですが、そうではなく、初期の頃の Fall of Efrafa や Tragedy を彷彿とさせるメロディアスなハードコアです。。
楽曲は明るいドライな晴れた雰囲気ではなく、重苦しい雲が空を覆ったかの様な雰囲気が立ちこめ、そして、愁いを帯びた物悲しいメロディーが聴く者の感情を内へと向かわせるのです。。。歌い上げるパートは入れず、咆哮し続けるボーカルがメロディアスさをより際だたせていると共に、激し過ぎずメロウ過ぎずな楽曲のバランスを良い塩梅に取っていると思います。。

本作はバンドのHPにてフリーでダウンロード出来ます。
全 15曲、約 50分、聴き応えのあるアルバムです。

ShitRope / The Winds of Shit

Sweden & London UK発、Hardcore/D-Beat/Metal、ShitRope 。
2011年の 6曲収録デモ音源。

スウェーデンとロンドン在のメンバーにて構成された Open Band ということで、音源はフリーダウンロードでき、主要メンバーはいますが、オープンバンドということでメンバーを募っているみたいです。

本音源はバンドの ReverbNation にてフリーダウンロード出来ます。

荒々しくハードコアに疾走する楽曲は程々にメタリックで、その楽曲の上をメロディアスなギターのフレーズが乗る様はネオクラストの様でもあり、オールドスクールとニュースクールハードコアが交錯しつつもクラストハードコアな面もある、メロディックなハードコアサウンドです。。

全 6曲、約 15分。
メロディアスに疾走する楽曲が実にかっこいいです。
ジャンル云々はともかく、まずはぜひとも試聴していただきたいです。
Highly Recommended !!!

Axidance / split with Gattaca

ロシア発 Blackened Crust/Hardcore、Axidance 。
2012年、チェコの Gattaca とのスプリット音源。
共に 4曲入り、計 8曲入り。

以前にアルバムを 紹介 しています Axidance。

バンド自らを Black Forest Punk と称するサウンドは、疾走パートではメロディックブラックメタルに、程々の疾走時には d-beat なドカドカとした走りでハードコア/パンクに、そして、荒々しいながらも切なげで憂いを帯びたギターのメロディーが楽曲を引っ張るのはネオクラストの様で、実にエモーショナルでメロディアス、且つ、激情で激しさをも兼ね備えたサウンドです。。吐き叫ぶボーカルが楽曲の激情さ、ブラックメタルさをより増させています。。
本音源収録の 4曲は 「Aeon 1～4」 と題され、ストーリーのある展開、流れをみせます。。1、3曲目は疾走曲、2曲目は物悲しいメロディーが何とも涙を誘うゆったりとした曲、4曲目は民族楽器音が入ったアウトロなインスト曲。。4曲で約 26分、激しくも切なくメロディアスな楽曲は、感情に、胸に入り、気合をくれますのです。。

本音源はバンドの bandcamp にてフリーダウンロード出来ます。

リリースフォーマットやりリース枚数、そしてバンドの活動は実にアンダーグラウンドなのですが、Axidance の楽曲を聴いていますと、その貫かれているもの、活動が、なんかしら響いてきますのです。。

Stiff Bastard / Dead Horse Metal

ハンガリー発 Metal/Hardcore、Stiff Bastard 。
2009年の 11曲入りアルバム、
「Dead Horse Metal - An Alan Smithee album」。

バンド自らサウンドを Dead Horse Metal という様な紹介をしていますが、サウンドはモダンメタル/モダンスラッシュでメタル度が強いながらもハードコアなモッシュさ、アグレッシブさ、且つグルーブさのある、いわゆるニュースクールなメタルな音です。。。程好く疾走するノリのいい楽曲は、そつのないかっこよさで、聴いていますと自然と体が、頭が揺れる、なかなかの佳曲揃いの音源です。。

本作はバンドの HP にてフリーでダウンロード出来ます。
また、2011年の 3曲入り音源もフリーダウンロード出来ます。
この 3曲入り音源は、歌い上げるボーカルパートが耳に残る様になり、そして、曲の雰囲気が少し変わったかなぁ、と。。この 2011年の音源は少し微妙だなぁ、というのが正直な感想です。。

2009年のアルバムの 2曲目 「Short-term Life For Sale」 (OFFICIAL)

Shake The Pagoda Tree / Beginnings

ドイツ発 Progressive Electronic Deathcore、Shake The Pagoda Tree 。
2010年の 9曲入り音源。

バンド自ら Progressive/Electronic/Deathcore と紹介しています様に、デスコアベースにエレクトロな打ち込みな要素、Key が程々に加わったブルタルながらもメロディックでエモーショナルなサウンドです。。。5～6分台の楽曲は、ブルデス/スラミングな緩急ついた展開を軸に、ズリズリに引きずり落とす極悪激重ビートダウン/モッシュパート、そして、歌い上げるメロディアスなパートが交錯します。。

ちと褒め過ぎかもですが、私はこの音源がメジャーや大手インディーズレーベルからリリースされていても、何らおかしくないくらいのクオリティーを持っていると思います。。ほんとに、実に楽曲が良く出来ていて、聴き応えがあります。。個人的には 7曲目 "Cathleen"　の展開がツボで、思わず暴れ回りたくなります。。

本作はバンドの facebook にてフリーでダウンロード出来ます。
2011年のシングル 「Eden Lake」 もフリーでチェック出来ます。
このシングル曲も実に素晴らしい出来です。
Great!　Excellent!!　Highly Recommended!!!