Metal.Hardcore & more
whispering gloom
Glittertind / Evige Asatro
ノルウェー発 Viking/Folkish/Melodic Punk/Metal、Glittertind 。
2004年の 13曲入り 2ndアルバム。
なんちゅうバンドのカテゴライズやと思われるかもですが、この Glittertind のサウンドは実に一言では言い表せないサウンドでして、フォーキッシュでメロディックハードコア並にキャッチーでパンキッシュで、それでいてヴァイキングなメタルサウンドなのです。。ですが、アルバムを通して聴くと、ハードコア/パンク度数の方がメタル度数よりも高いですので、メタルを中心に聴かれている方には、ちと好き嫌いが別れるサウンドかもしれませんねぇ。。
まだ未入手なのですが、2005年に 7曲入りのEP音源がリリースされていまして、myspace にて試聴すると、前作よりもメタルな要素が強い様な気もしますが、その myspace にて試聴できる 4曲の内、一番下の "Karl Den Store" が この 2nd音源の 2曲目なのですが、1曲目のイントロ~2曲目がくっ付いてアップされております。で、このイントロに続いて始る 2曲目を聴いて頂ければ、この Glittertind がどんなサウンドか大体分かって頂けるのではないかと。。。ノーマルヴォイス、そして時折がなり気味に歌い上げるヴォーカルさんは、よりハードコア寄りっちゃ寄りですなぁ。。
いやいやそれにしても、2、3、5、7、8、9、10曲目のメロディアスでキャッチー、且つメランコリーで印象的なギターのフレーズは、ジャンル云々は置いといて、実に良いメロディーなんですよねぇ。。
ちなみに、この Glittertind の音源は、Amazon ( 2nd 、EP ) でも扱ってますな。。
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Assassin / The Upcoming Terror
ドイツ発 Thrash Metal、Assassin 。
1986年の 8曲入り 1stアルバム。
正直な話、この音源はたまーに聴いてはおりましたが、バンドについてはまったくチェックしておりませんでした。。最近、たまたまチェックした myspace で、現在も活動していることを知りました。。。
サウンドは荒いのですが、とにかく前へ前へという勢いで突き進む曲展開は、少し Voivod な雰囲気もあるのですが、これがなかなかにかっこ良いのです。。緩急の展開が組み込まれつつも、楽曲はズカズカドコドコとすっ飛ばしまくり、ダーティーで早口に喚き歌うヴォーカルさんが、これまたなんとも良いんですなぁ。。中でも特に 7曲目 "Bullets" は、思わず口がぽかんと開いてしまうくらいに激速で、いつ聴いても失禁しそうなくらいにかっこええのです。。
また、2ndアルバムに "Baka" というタイトルの曲があるのですが、当時、キャプテン (和田さんね) が大阪のラジオで紹介していたのを、今でも思い出しますなぁ。。。この "Baka" 、myspace にて試聴できますのでぜひ。。
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Final Redemption / Demo 2006
US発 Death Metal/Hardcore、Final Redemption 。
2006年の 4曲入りデモEP音源。
スタスタと走るパートはあるものの、楽曲のベースはあくまでミドルに、且つ重心低く突き進みます。。ハードコアの要素があるとはいえ、分かりやすいまでにズリズリに落としてくるビートダウンな展開は組み込まれていませんが、ミッドパートで突き進むパートがかなりモッシュフルでして、サウンド自体は緩急の付いたシンプルなブルータルサウンドです。グルーヴィーと言うほどにダンサボーなモッシーさではないですが、聴いていると自然と体がリズムをとっているモッシー具合です。。喚く様に叫び歌うデスヴォイスとロウデスヴォイスが絡むヴォーカルワークは、なかなかにえげつなかっこ良いです。。
myspace にて、このEP音源が 4曲共に試聴できますんで、ぜひチェックしてみてください。
個人的には 4曲目 "Open Casket" の様な曲が好きですなぁ。。
ニュースクール HC 好きの方にもお勧めなバンドです。
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Rifles At Recess / To Whisper in Tongues
US発 Melodic Death/Hardcore、Rifles At Recess 。
2003年の 10曲入り 1stアルバム。
バンドは解散済みです。。
メロディックデス/スラッシュ度数の高いサウンドに、ビートダウン/モッシュパートが組み込まれたニュースクールなサウンドなのですが、楽曲はメロディックデスメタルの要素がかなり強く、メタルサイドの方にも十分アピールするサウンドだと思うのです。。楽曲によってはカオティックなフレーズが飛び出すパートがあるものの、楽曲のベースはあくまでメロディックに疾走します。。振り絞るように喚き叫び歌うヴォーカルをメインに、落としてくるパートではロウヴォイスも絡み、また時折取り入れられているスポークンも良い味付けとなっております。。
メロディックに疾走するパートではヘッドバンギング、引きずる様に落としてくるパートでは腕をブン回し暴れ、実に一度で二度おいしいブルータルサウンドなのです。。とはいえ、この手のサウンドを出すバンドは数多く存在し、また、バンドは既に解散済みなのですが、この音源はなかなかにかっこ良いので、ぜひとも多くの方にチェックしてもらいたいなぁ....と思うのです。。
リンクしました myspace にて、2曲目 "Dance on Your Grave" 、
4曲目 "Heroes vs. Harlots" 、6曲目 "My Apologies to the Walking Dead" を
ぜひ試聴してみてください。。
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Jeniva / 想浮、明くる緋ノ月
ジャパニーズ メロディックメタル/ロック、Jeniva 。
2006年 3月リリースの 4曲入りシングル音源。
バンドは 2006年の 10月に解散済み。。。
北欧メタル・ゴシック・様式美やクラシックの要素を取り入れた完成度の高い楽曲と、
せつないメロディ・哀しみを表現した独特な詩の世界観は、
観るもの・聴くもの・全てのものを包み込みます。
いわゆるヴィジュアル系のバンドなのですが、上記の様なバンド紹介がされていて、まさにその言葉どおりの切なく、メランコリーで悲愴感が漂い、メロディアスでドラマティカルで、そして、ひたすらに耽美なメタル、ロックサウンドなのです。。
1曲目のイントロに続き始る 2曲目は、出だしからドラマティカルでメロディアスで、目の前が広がる様な展開のサウンドで、思わず仰け反りました。。Key が前面に取り入れられ、美しい静の展開も組み込まれたメロディアスでドラマティカルで、且つスタスタと程好く疾走する楽曲は、もう正にメロディック/クサメタルなサウンドです。Key/ピアノの音色がひたすらに美しく印象的で、琴線をビシビシと突いてきます。。
3曲目 "暗庭の使徒" は、個人的永遠の名曲となりました。。。
Key が奏でる優しいメロディーでゆったりと始まり、45秒からは絶叫とクラシカルなKyeで一気に疾走へと雪崩れ込むという、あまりにも劇的過ぎる曲展開でチビります。。サビにいくまでのメロディーも実に良いのですが、サビの切な過ぎる哀愁のメロディーは、毎回聴いていても涙がでるくらいに素晴らしいです。しかも、疾走。。もう堪りませんです。。日本人らしいというと語弊があるかもしれませんが、この叙情的でクサいまでのメロディーは、メロディック好きの方には文句なしだと思います。Moi Dix Mois がお好きな方も、悶絶間違いないメロディック/クサメタルナンバーです。
4曲目はピアノの音色が美しくも切な過ぎるバラードナンバー。。。
ヴォーカルさん力強くも感情を込めた歌い方で、少し個性的ではありますが、
実に良いヴォーカルワークだと思います。
それにしても、解散とは実に惜しいです。。
この耽美でメロディアスなサウンドは、多くの方を魅了すると思うのに。。。
ヴォーカルさんとドラムの方は、新しく 摩天楼オペラ にて活動をされてます。
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MARRY+AN+BLOOD / 天使禁猟区 BLOODY ~
ジャパニーズロック、MARRY+AN+BLOOD 。
2003年の 9曲入り音源、
「天使禁猟区 BLOODY VALLENTINE -I LOVE YOU-」
バンドは 2001年に解散済みで、この音源は解散後にリミックスとリマスタリングが施されてリリースされた音源。。
実はこの音源で初めてMARRY+AN+BLOOD を聴いたのですが、これがもう個人的なツボを突きまくりなサウンドなんですよねぇ。。とはいえ正直言いますと、全曲良いとはお世辞にも言えません。。ですが、2曲目 "桜" のメロディアス且つキャッチーなサウンド、7曲目 "DARK STAR" のメロディックスピードメタルライクなサウンド、そして、9曲目 "FALL IN BALLET" の切な過ぎるギターのフレーズのリフレインには、もう聴く度に思わず目頭が熱くなりますのです。。この 9曲目のメランコリーなギターのフレーズだけで、ご飯 3杯はいけます。また、ギターソロも良いんすよねぇ。。切々と歌い上げるヴォーカルさんは、少しクセのある歌い方で、正直ちと外し気味なとこも無きにしも非ずなのですが、なかなか味のある歌声を聴かせてくれます。。
マニアックな一品ですが、中古屋で見かけたらチェックしてみてください。。
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AURORA / philosophy
ジャパニーズロック、AURORA 。
2002年の 3曲入り 1stマキシシングル。
バンドは 2004年に解散済み。。
ゆったり目に流れる楽曲は、ギターが奏でるメロディアスで愁いを帯びたメランコリーなメロディーがなんとも切なくも心地良く、そして、伸びやかで繊細なエモーショナルなヴォーカルがこれまた胸を締め付けるのです。。収録されているのは 3曲だけなのですが、この AURORA の独特のサウンド世界は十分に堪能出来ます。また、メンバーの独特なヴィジュアルも、この透き通ったエモーショナルなサウンドに合っていると思います。。
バンドはこの音源と限定のシングルのみで解散してしまったのですが、このメロディアスでエモーショナルなサウンドは、あまり知られることなくこのまま埋もれてしまうのは、本当に残念なのです。。ヴィジュアル系という枠だけに留まらずに、より多くの音楽好きの方にアピール出来たサウンドだと思うのです。。。
YouTube にこの音源の2曲目、"philosophy" の音源だけがアップされていますので、ぜひぜひチェックしてみてください。。ちなみに、ヴォーカルさんは現在、gechena で活動されてます。
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Anarchist RecordsⅡ ~すべてのFamilyに捧ぐ~
96年リリースの Anarchist Records のオムニバスCD。
5バンドによる2曲づつ+アナーキストのバンドによる SAIKYO-GUNDAN の1曲の、計11曲収録。
今でも Anarchist や Free-Will のバンドが好きでして、たまに聴いております。。
中でも、今でも活動している THE DEAD P☆P STARS 、THE PIASS (妃阿甦) 、
そして COLOR 、BILLY&THE SLUTS 、死異紋危異 、
Red tail cat 、DECAMERON などなど、懐かしいすなぁ。。
93年リリースの前作のパートⅠ 「最狂宣言 ~Anarchist Records~」 も持っておりまして、
中でも THE PIASS の "CAN'T STOP GENERATION" は個人的永遠の名曲です。。
この Ⅱ に収録されている THE PIASS の "CAN'T STOP GENERATION" と "戸惑イノ色彩" は、アコースティックで暖かいインストナンバーで、聴いていてもう悲しくなるくらいに切なくメランコリーなのです。。悲しいこと があった後だけに、このインストナンバーは当時、そして、今現在聴いても胸に沁みますのです。。。
アルバムラストの SAIKYO-GUNDAN による "ANARCHIST! LET'S GET TOGETHER" も個人的永遠の名曲でして、何年経っても色褪せることのない良い曲なのです。。
中古屋さんで見つけたらぜひチェックしてみてください。
THE PIASS の 2曲はほんと泣けてきますので。。
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Shades of Dusk / Caress the Despair
カナダ発 Melodic Death Metal、Shades of Dusk 。
2006年の 9曲入り 1stアルバム。
疾走がメインのメロディックデスメタルサウンドではなく、緩急がついて程々に目まぐるしく曲展開するメロディックデスサウンド。。耳を惹くメロディアスなギターのフレーズは、疾走するバックの上を流れる流麗なメロディー、という具合ではなく、あくまで緩急に曲展開する中で取り入れられております。。ヴォーカルさんは、喚き叫ぶデスヴォイスをメインに、ロウデスヴォイスを絡めております。。楽曲は複雑でテクニカル、とまではいきませんが、サウンドの雰囲気としては混沌とした印象を受けますのです。純で王道なメロディックデスメタルサウンドではなく、個人的な見解としましては、メタルコアな要素も強く感じられます。ですので、メタルサイドからのメロデス好きの方よりも、ハードコアサイドからのメロデス好きな方の方がお気に召すサウンドではないかなぁ、と思いますのです。。。
どんなサウンドかは試聴して頂くのが一番かと思いますんで、バンドの myspace にて、
1曲目 "Shaped to Symbolize" 、7曲目 "Caress the Despair" 、
8曲目 "Upon Burning Wings" をチェックしてみてください。。
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Delirium / A Day After Die...
メキシコ発 Melodic Death Metal、Delirium 。
2005年の 10曲入り 1stフルアルバム。
実は密かに 2000年の6曲入り音源を 紹介 しております。。
密かになんていうとバンドに申し訳ないのですが、前作のミニ音源 (デモ音源扱いですな) は、それはもう聴いていて顔がニヤけるくらいのコテコテ、ベタベタなメロディックデスメタルサウンドでした。。
前作のデモ音源から少し間が開きましたが、この 1stアルバムのサウンドは、HPにて自らのサウンドを Pure Melancholic and Aggressive Metal と称しておられる様に、前作の流れを汲み、且つ更に一皮剥けたメロウでメランコリーなメロディックデスメタルサウンドで、本作も聴いていると思わず顔がニヤけてきますのです。。。サウンドは疾走感は程々に、緩急をつけてひたすらにメロディアスなフレーズを奏でて展開していきます。。というと、凄く期待をされるかもしれませんが、あくまでもマニアックな域ですので。。
前作に収録されていた "Tears of Blood" が再録されているのですが、これがもう始終ギターが泣きのフレーズを撒き散らしていて、聴いていると思わず嬉ションを撒き散らしてしまうのです。。
myspace にてぜひチェックしてみてください。
正直、ちと地味な存在ではありますが、なかなかに素晴らしい音源です。。
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