Metal.Hardcore & more
whispering gloom
Martyrdod / In Extremis
スウェーデン発 Blackend Crusty Hardcore、Martyrdod 。
2005年の12曲入り2ndアルバム。
ギターの泣きの入ったメロウで悲愴感漂うメロディーが楽曲を引っ張り、ブラッキッシュなヴォーカルが絶叫しまくるクラスティーハードコアサウンド。。メタリックで厚みのあるサウンドでドカドカと走り、その上を印象的でメロディアスなギターのフレーズが奏で泣きます。始終ブラッキッシュに絶叫するヴォーカルさんが悲痛且つ強力で、実にかっこ良いです。。この疾走する楽曲の上を流れるメロディーを聴いていると、思わず気持ちが高ぶり、熱くなってきて気合が入ります。。もう堪らんかっこええです。
ぜひとも myspace にて、アルバムの1曲目 "Din Aura Av Sorg" 、
3曲目 "Hor Varningen" 、6曲目 "Antagonisten" を試聴してみてください。
ブラックメタル好きの方にもお勧めしたい音源です。。
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Forca Macabra / Nos tumulos abertos
フィンランド発 ハードコアスラッシュ、Forca Macabra 。
1994年リリースの12インチ音源にデモ音源をプラスした計42曲入り音源。
・1~7 / demo 1991
・8~19 / demo 1992
・20~29 / demo 1993
・30~42 / 12' 1994
トータル約73分。。
ズカズカドコドコと1~2分台の長さで、時折ミッドナンバーも挟みつつ、ひたすらに荒々しくスラッシーに突き進みます。正直、20曲目くらいでお腹一杯です。
HP、myspace にて、また YouTube にてライブ動画がありますのでチェックしてみてください。。
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Illidiance / Insane Mytheries To Demise
ロシア発 Melodic Black Metal、Illidiance 。
2005年の 9曲入り1stアルバム。
Key が楽曲の随所でシンフォニックな活躍をみせるメロディックブラックメタルサウンド。ですが、ちと惜しまれるのは、その Keyが少し奥まっていて、聴こえ難いことですなぁ。。。
1曲目のイントロに続く、2、3曲目の疾走ナンバーがなかなかかっこ良いです。。その2曲以外もなかなかに質の高い楽曲で、随所で耳を惹くメロディー、曲展開をみせ、疾走をベースとしつつミッドパートも組み込んだ緩急の付いた展開をみせます。。ブラッキーヴォイスとデス気味に叫ぶヴォイスがメインなのですが、更に、歌い上げるクリーンVoが絡んできます。このヴォーカルワークに関しては好き嫌いがあるかもしれませんなぁ。。
HPにて試聴できると思いますんでぜひチェックしてみてください。
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Schwardix Marvally / HEAVENS ROMANCE
そのあまりにも切な過ぎるメロディーで疾走するメタルなサウンドに琴線をグサリと突き刺されてしまった、以前 に 1st音源を紹介した、
HIZAKI grace project 。
その中心人物、HIZAKI 氏 が以前に関わっていた、
Schwardix Marvally (シュバルディス マーバリー)。
2004年リリースの4曲入り音源。
1曲目のきらびやかな Key/シンセ のメロディーから続いてギターの切ないメロディーと共に疾走へと雪崩れ込む曲展開に思わずため息。。ギターソロもメロディアスに弾きまくりで、かっこ良さにまたもやため息。。ラストに最初の切ないフレーズが再び奏でられ空を仰ぎため息。。。こういうクサいメロディーに弱いんすなぁ。。2曲目はポップ色が強いもののギターの印象的で切ないフレーズは相変わらずで、なかなかの佳曲です。。3曲目はへヴィーに突き進む曲展開なのですが、サビ、そしてギターソロではメロディアスに展開し、なかなかにかっこええです。。ボーナストラックのインストナンバー "レクイエム" は、ひたすらにメロディアスなフレーズを奏でまくる悶絶疾走ナンバー。この曲は良いですなぁ。このインスト曲だけでも、ごはん3杯はいけます。。
ヴォーカルさんは ex-Madeth gray'll なんですなぁ。
個人的に Madeth gray'll も好きですので、ヴォーカルに関しては特に気にはならないのですが、ちと好き嫌いが別れるかもしれませんなぁ。。
メンバーのルックス云々で好き嫌いがあるかもしれませんが、メロディアスでクサいメロディーのメタルが好きな方にも、この音源、又は HIZAKI grace project をチェックしてみてほしいなぁ....と勝手に思っておりますのです。。
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Funeral Procession / Funeral Procession
ドイツ発 Black Metal、Funeral Procession 。
2006年の8曲入り1stアルバム。
オールドスクーリッシュにスタスタと疾走する曲展開をベースに、ミッドパートを組み込んだ緩急の付いた曲展開。楽曲のバックで薄っすらと取り入れられている Key/シンセ が 隠し味的な絡み方で、シンプルな曲展開にコクを効かせております。。ギターが掻き鳴らすメロディーは、薄めながらもメロウで悲愴感が漂っていて、なかなかに耳を惹きます。。ヴォーカルさんはちょっと気だるそうなブラッキーヴォイスで喚き叫んでおります。
この、ほのかなメロウさが実に良いんですなぁ。
特に約10分にも及ぶラスト8曲目は良いです。始まりから3分ちょっとまではミッドでじわじわと進み、で、そこから一気にドカドカと疾走へと雪崩れ込みます。そして 3:32 からのギターの切な過ぎるメロディーがビシビシと琴線を突いてくるのです。。で、また少しミッドテンポに戻るのですが、また先ほどの疾走メランコリーな曲展開へと雪崩れ込んでいきます。。この後もミッド、疾走が繰り返され、最後は更にじわじわとした且つモッシーなミッドテンポで終了します。正直シンプルな曲展開なんですけど、こういうブラックメタルサウンドに弱いんですなぁ。。
HPにて試聴できますのでチェックしてみてください。
Satanic Warmaster がお好きな方もいけるのではないでしょうか。。
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ColdWorld / The Stars Are Dead Now
ドイツ発 一人Black Metal、ColdWorld 。
2006年の5曲入りEP音源。
切なくメランコリーに掻き鳴らされるギター、冷たい広がりをみせるKey、フィルターを通して絶叫しているかの様な悲痛なヴォーカル。。。ゆったりと進むミッドテンポがベースとなりつつも、時折疾走パートも組み込まれた曲展開。特に 1、3、4曲目での何ともいえない絶望感、悲愴感が漂いまくったメロウなサウンドは、痛々しいまでのエモーショナルさを放っております。。ラスト5曲目はダークアンビエントなインストナンバー。
リンクしました myspace にて、サウンドを Black Metal/Ambient と記されているのですが、確かにラストのインスト以外の楽曲でも、曲展開の背景でアンビエントな雰囲気を感じることができます。。
サウンドの雰囲気は Xasthur に近いですな。。
リリースレーベル、Ancient Dreams もチェックしてみてください。
ちなみに、myspace では新しい曲がアップされております。
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Immortal Hammer / V znameni Perunovho Kruhu
スロヴァキア発 Raw Heathen Black Metal、Immortal Hammer 。
2002年の10曲入り1stアルバム。
バンドは既に解散済みで、Vo&その他を担当していた Beelphegorさんは、現在、Hromovlad にて活動されています。
この殺伐とした冷たい空気の漂うアルバムジャケットを見るだけで、なんかこう色々と想像してしまいますなぁ。。サウンドはこのアルバムジャケットの想像を裏切ることのない、薄めながらも始終メロウなフレーズが掻き鳴らされ、荒々しく走るパートとミッドに進むパートが取り入れられた緩急の付いた曲展開。また、楽曲によってはヴァイキングメタルライクなメロディアスで勇敢なフレーズ、リズムが取り入れられていて、中でも特に4曲目のインストと、7曲目が実にかっこええです。。中音域で吐き捨てるように叫び歌うヴォーカルさんの声がそこそこ太めということもあり、シャリシャリ気味なアルバムのサウンドが、このヴォーカルの太さによりサウンドに肉厚がついております。歌詞はスロヴァキア語だと思うのですが、これが何とも聴いていて妙に耳に引っかかってきます。。ちなみに、この音源ではドラムはドラムマシーンが使われています。
アルバム通して聴いても楽曲は似たり寄ったりではなく、なかなかに聴き応えのある音源です。。
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Forest Silence / Philosophy of Winter
ハンガリー発 Black Metal、Forest Silence 。
2006年の 5曲入り1stアルバム。
同郷のブラックメタルバンド、Sear Bliss の元と現在の2人のメンバーさんが中心となっております。。
楽曲は 6分台が2曲、7分台が3曲で、トータル約 36分。
収録されている5曲共に楽曲のテンポはスッタンスッタンてな感じのミッドテンポがベースとなり、始終メロウでメランコリーで陰鬱な雰囲気が強く漂い、淡々と進みながらもディプレッシブでメロディアスなブラックメタルが奏でられております。。アンビエントライクで少し不気味な感じの Key が楽曲を支える裏方として効果的に取り入れられております。。中音域で気持ちデス声気味に喚き叫ぶヴォーカルワークもなかなかに邪悪臭が強く、力強く良い仕事をしております。。
サウンドの雰囲気は、あくまで個人的な解釈ですが、Burzum の 「Filosofem」 アルバムの前半の曲をもう少しモダンに味付けした感じ、てなサウンドです。
この Forest Silence の様なミッドベースに進むブラックメタルサウンドが好きだということを前置きに、贅沢で罰当たりな意見を述べさせて頂くと、ちと音がクリアで良過ぎます。こういうことを言うとバンドに失礼かもしれませんが....。個人的な話、あえて意図的に音を悪くしたもの、予算の関係やデモということで音が悪いものを含め、特にブラックメタルに関しては音が悪い方がより好みです。。。
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Catafalque / Unique
トルコ発 Gothic Doom Metal、Catafalque 。
2005年の12曲入り1stフルアルバム。
中音域で歌い上げるノーマルヴォイスとデスヴォイスを使い分けた男性ヴォーカルと、伸びやかに歌い上げる女性ヴォーカルのツインヴォーカル。楽曲は3分後半から4分台の長さで、長めの曲でも6分台ですんで、聴く前に身構えることなくサラっと聴き易いサウンドではあります。。楽曲はミッドテンポがメインながらも、そこそこアップテンポのナンバーもあります。アルバム通して切なげなメロディーで構成されていて、Key/ピアノの音色もメランコリックでなかなか美しいです。。
アルバムに収録されている12曲はソツのない楽曲群で、聴いていてダレるということはないのですが、ちと辛口になりますが正直言いますと、特に印象に残る、ということもないんですなぁ。。こういうサウンドは個人的に好きなのですが、数多く存在するこの手のバンドの中では、ちと埋もれてしまいそうな気もいたします。。。
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Dark Sanctuary / L'etre las - L'envers du miroir
フランス発 Dark Atmospheric music、Dark Sanctuary 。
2003年の14曲入り3rdフルアルバム。
Dark Sanctuary の音源は全てコンプリートしている訳ではなく、昨日紹介した1stアルバムとこの3rdアルバムのみでして、今のところフルアルバムは 2006年の6thまでリリースされております。。
この3rdアルバムは 1stアルバムのサウンドと大きく変わることなく、ひたすらに切なく悲愴にまみれたメランコリックでメロディアスで、そして一貫して暗いです。。1stと比べるとアンビエントな要素は薄くなり、よりバンドサウンドが強まったと感じます。とはいえ、相変わらずタイコの音は少ないですが。。楽曲はアトモスフェリックな要素が強いとはいえ、曲の輪郭が掴め難いという訳ではなく、暗いながらも聴き易いキャッチーさはありますので、決して取っ付き難いサウンドではないと思います。。繊細で優しくも悲しげな女性ヴォーカル、切ないまでにメランコリーなヴァイオリンの音色、そして Key/ピアノが更に楽曲をドラマティカルに彩っております。。
正直メタルなサウンドではないのですが、女性Voゴシックメタルがお好きな方や、
同郷の Elend の様なサウンドがお好きな方はお気に召すのではないかと思います。。
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