Urna / Iter ad Lucem


イタリア発 Post Funeral Doom、Urna
2009年の 6曲入り 3rdアルバム。

以前に 2006年の 2ndアルバムを 紹介 しております、Urna
その前作の流れを汲んだサウンドは、アトモスフェリックでスペーシーな広がり、奥行きのあるサウンドで、メランコリーさと物悲しさをも放ちつつ、ひたすらに暗く沈み込む様にゆったりと進むドゥームサウンド。。。。始終、ロウに咆哮するヴォーカルさんも変わらずで、浮遊感漂うサウンドを引き締めるかの様なブルータルさを放っています。。。

サウンドは全体でみるとメロディアスでメランコリーなのですが、個人的な感想としましては、もう少しアクの強いメロディアスさ、印象的なメロディーを取り入れてほしいなぁ....とも思うのです。。。前作の紹介時にも書きましたが、ESOTERIC の雰囲気に近いと感じますので、Atmospheric で Experimental な ゆったりでへヴィーなサウンドがお好きな方は、お気に召すのではないかと思いますので、ぜひぜひ MySpace にてチェックしてみてください。。
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Moss / Tombs of the Blind Drugged


UK発 Sludge/Doom、Moss
2009年の 4曲入り音源。

以前に 05年の 1st音源 を紹介しておりますが、08年に 2nd (紹介しておりませんが。。。) がリリースされております。。。この本作は 1st、2nd音源の流れを汲んだ、変わることのない、ひたすらの激遅重暗黒邪悪サウンドで、聴いているとニヤけてくるくらいに気が滅入ってきますのです。。。。ドローン、ドヨーンとした重たい空気が垂れ込んだかの様な陰鬱極まりないサウンドは、激スロウなテンポでひたすらに繰り返されるフレーズを軸に楽曲は構成され、特に上げ下げの変化をみせることなく、平坦で横一線に淡々と進んでいきます。。。。
また、邪に喚き叫ぶヴォーカルさんもスタイルを変えることなく、実にいい病み具合です。。

MySpace にて、じわじわ、ゆったりと流れるサウンドに、
ぜひぜひ身を委ねてみてください。。。
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Funeralium / Funeralium


フランス発 Funeral Doom Metal、Funeralium
2007年の 6曲入り 1stアルバム。

1曲目とラスト 6曲目は 3~4分台のイントロ/アウトロ的な楽曲、2~5曲目は 15~20分台の長さで、アルバムトータルは約 77分。。
ひたすらに沈み込む様にスロウに進む激遅重な曲展開は、陰鬱、悲愴、絶望という様なネガティブな言葉しか思いつかない程の、ただただひたすらに暗く、暗黒に塗れまくった、もはや病的なまでの Funeral Doom サウンドです。。。。ディープなロウデスヴォイス、そして、少し裏返り気味で発狂じみた絶叫ヴォイスが交錯する、えげつないまでのヴォーカル。。。この邪悪で病みまくりなヴォーカルワークが、淡々と長々と流れ進んでしまいがちな曲展開の中での静と動、叙情さ、メロディアスさを浮き立たせ、そして楽曲の病み度、更に絶望度をこれでもかとばかりに押し上げる、実に素晴しい仕事をされてます。。。

バンド自ら Ultra Sick Doom MetalFucking Slow Doom と紹介している様に、かなり異端で究極的なサウンドです。。。Funeral系ドゥーム好きの方、また、これから Funeral系をチェックしてみようという方に、ぜひともチェックして頂きたい音源です。。
MySpace にてぜひチェックしてみてください。
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Paganus / Paganus


フィンランド発 Funeral Doom/Sludge、Paganus
2008年の 4曲入り 1stアルバム。

8、11、16分台の 4曲収録で、トータル約 48分。
ジリジリと地を這うかの如きにゆったりと遅重に進む曲展開は、ひたすらに暗く陰鬱で、聴いているとただただ気が沈んでまいります。。。楽曲は特に印象的なギターのメロディーがあるというわけではなく、楽曲全体でみるとメロウでメロディアス、という感じです。。ギターがジャーン、ギャーンと響き渡ることが少なく、何と言うか、爪弾かれる感じですので、聴いているとその分、より淡々と感じてしまい、更に少し悪い言い方をすると、単調に感じてしまうのも正直なところの感想です。。。
サウンドだけですと個人的には少し物足りなさを感じてしまうのですが、邪悪臭撒き散らしまくる、中音域にて喚き叫び歌うヴォーカルさんのイービル度数の高さに惹かれ、何だかんだ言いながらも Paganus を気に入っておる次第です。。。個人的ですが、ラストの 4曲目 "Stab" は、曲展開、ヴォーカル共に実にかっこいいと思います。。
MySpace にてぜひチェックしてみてください。
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Highgate / Highgate


US発 Blackend Doom/Sludge、Highgate
2008年の 1曲入り 1stアルバム。

勿論の如く 1曲入りとはいえ、約 54分の長さがあります。
リリースレーベル、Totalrust Music ではサウンドを
「Hybrid Minimalist Doom、Experimental Noise and Grim Black Metal」
という紹介がされていて、なかなか言いあて妙な表現だと思います。
サウンドは程々のスロウさをベースに、静のパート、少しテンポアップするパートが組み込まれ、また、前面に出過ぎない程度にサンプリングやノイジーな音も取り入れられていて、ジャリジャリとした感触のギターサウンドにて、何とも邪悪で地下臭の漂う、且つ、悲壮感漂うサウンドです。。。ヴォーカルさんの喚き叫び具合、サウンドの Raw Black Metal な雰囲気が Highgate のサウンドをブラックメタル寄りという紹介になっているとも思います。。

ただ、レーベルの様な紹介だと、かっこいい方に解釈出来ますが、正直なところ、サウンドは少し粗く、チープで、ちとショボイ、と思いますし、また、この様な感想を持たれる方もおられると思います。。まぁまぁ、ここらへんの解釈は個人差がありますので、ぜひぜひ MySpace にてチェックしてみてください。。
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Aldebaran / Dwellers in Twilight


US は ポートランド発 Sludge/Doom、Aldebaran
2007年の 3曲入り 1stアルバム。

同じくポートランド出身のバンドで、以前にこちらでも音源を紹介しています ex-Fall of the BastardsOakhelm にて活動されているメンバーさんが在籍されているということでチェックしたのですが、この音源時ではそのメンバーさんはまだ加入されておりませんでした。。この音源時の Vo/Gu さんが抜けた後に加入されたみたいです。。。

3曲収録とは言え、7分、16分、19分台の長さで、トータルは約 43分。
淡々とリフレインされるフレーズを軸に、ゆったりと地を這うかの様にジワジワと進む、聴いていると何とも殺伐しい世界が広がっていきます。。。ロウで猛獣系に叫び歌うヴォーカルさんも、なかなかに良い仕事をされてます。。
ただ、個人的な感想ですが、サウンドにもう少しアクが欲しいなぁ、とも思うのです。
少し ありきたり感 な印象が拭え切れないのですなぁ。。
とはいえ、何だかんだ言いながらも気に入っているんですけどね。。
ドゥーム/スラッジ好きの方は MySpace にてぜひチェックしてみてください。
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Longing for Dawn / Between Elation and Despair


カナダ発 Funeral Doom Metal、Longing for Dawn
2009年の 4曲入り 3rdアルバム。

2005年の 1st、2007年の 2nd の紹介はしていませんでしたが、この 3rdアルバムのサウンドは 1stアルバムから変わることなく、ひたすらに暗く、遅く、重く、切なくもメランコリーで、それでいて少しスペーシーな広がりもみせ、目を閉じて聴いていると (特にヘッドフォンで....) 、ただただ冷たい荒涼な世界が目の前に広がりますのです。。。
Key/シンセによりスペーシーな広がりをみせますが、Esoteric の様な浮遊感漂う、少し分かり難い感じではなく、あくまでメランコリーでメロディーが分かり易く (と表現すると、ちと語弊があるかもですが。。。)流れ進んでいきます。。。スペーシーでメランコリー、とだけ紹介すると少し軟派な印象を受けなくもないのですが、その印象を覆してくれる程のえげつなさを持っているのが、始終ディープなロウグロウルのヴォーカルさんです。。この悪さには思わずニヤけてしまうくらいです。。

アルバムは 4曲収録で約 52分。
4曲目での、大きな寺院でお経を唱えているかの様な出だしから、演奏とヴォーカルが順に被さってくる曲展開が もう実に堪らなく、且つ、聴き惹き込ませてくれて、アルバム終盤とはいえ、更に違う世界へとトリップさせてくれます。。。
ぜひぜひ MySpace にてチェックしてみてください。
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ZILEMMA / KILL THE LOOP


日本は名古屋発 Hardcore、ZILEMMA
2008年の 7曲入り 1stアルバム。

MySpace にて初めて ZILEMMA のサウンドを聴いた時、あまりにものかっこよさに思わず嬉ションを飛び散らせてしまいましたです。。。思わず拳を突き上げてしまう位にかっこいいメロディー/フレーズ連発のメタリックなギター、日本語詞によりアジり叫び歌われる力強いヴォーカル、そして、力強いバックのコーラス。。楽曲は 4~5分台の長さでズカズカと走る展開をベースに、メロディアスでかっこいいギターにより、聴いていると胸が熱くなってくる程の盛り上がりを見せ、またそれは実にドラマティカルでもあるのです。。。この胸を熱くさせ、且つ、ドラマティカルに盛り上げる楽曲の立役者は、先にも書いています様にギターのかっこいいメロディー/フレーズなのですが、このメロディアスさには実に日本人らしい切なさや愁いさが含まれていると思いますのです。。。

ZILEMMA を聴いていますと、以前に紹介した backbone殺悪愚
また、同郷の  も聴きたくなってきますのですなぁ。。
かっこいいです、実にかっこいいです。
ぜひぜひチェックしてみてください。
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