Heavy Hands / Guttersnipe Justice

UK発 Beatdown Hardcore、Heavy Hands
2013年、8曲収録EP。

程好いメタリックさでモッシュフルなビートダウンハードコアは、聴いていると体をうずかせる程にノリがよく、気分を上げてくれます。。似た様なサウンドのバンドは多く存在しますが、その中でもちょっとしたポイントでお気に入りになったり、そうでなかったりとやっかいなのですが、本音源は個人的な好きなツボを突いていて、よく聴いております。

本EPは bandcamp にてチェック出来ます。
バンドは 2014年に活動を停止した様です。

本EPの 1曲目。

North Bound / Left In The Cold

UK発 Beatdown Hardcore/Doom、North Bound
2012年、3曲収録デモ音源。

ドゥーミーでスラッジーなミッドテンポを軸にし、緩急の展開も挟みつつ最終的にズリ落としてくるビートダウンパートを組み込んだ楽曲は、ビートダウンハードコアの中でも特にダウンテンポなパートを主としているサウンドを好む方には、なかなかニヤけるサウンドだと思います。。いわゆる昨今のモダンな感じのノリはなく、あくまで悪く、重心低く、且つ、暴れるのに分かりやすい展開のサウンドで、個人的な話、聴いていますと、少し前の大阪の極悪系ハードコアバンドの音源を続けて聴きたくなる、そんな感じの音です。

本音源は bandcamp にてチェックできます。
バンドは 2013年に活動停止、リリース音源は本デモ音源のみのようです。
もっと曲が聴きたかったと思うほど、個人的にどストライクな Brutal Doom Style なハードコアです！

RATS WILL FEAST / rats will feast

フィンランド発 Hardcore/Post-Rock/Punk、RATS WILL FEAST
2013年、6曲収録 1stデモ音源。

インタビュー にて、あらゆるジャンルから影響を受けているとのこと、また Deafheaven、Fall of Efrafa、Pg.99 などのバンド名が挙げられている彼ら RATS WILL FEAST のサウンドは、ハードコア/ポストロック/パンクと称し、また、紹介されている様ですが、スクリーモや激情ハードコア好きの方は勿論、更に昨今のネオクラスト好きの方にもアピールするサウンドだと思うのです。
ポストロックと紹介されると、静のパートや広がりのあるメロディアスさを思い浮かべますが、確かに本作でも 3～6分台の楽曲の中でその様な緩急の展開はありますが、それでも激しさの方の比重が大きく、全体的にもエモバイオレンスさの強いサウンドです。。張り叫ぶボーカル、メロディアスさも備わった緩急交錯する展開、ボーカル含め時にブラッキッシュに疾走するパート。。イントロなインストの 1曲目から聴き惹き付ける、なかなか佳曲揃いの全 6曲、約 28分。。音源通じて気に入っていますが、特にラスト 6曲目 「Homesick」 の展開などが特にお気に入りです。

本音源は bandcamp にてチェック出来ます。
Emotive Violent Hardcore !
Highly Recommended !!

本音源の 3曲目 「Heartbeats」 音量注意

Detriment / Suffer This Life

New York発 Beatdown Hardcore/Metal、Detriment
2014年、9曲収録 1stアルバム。

2012年の 5曲収録音源をチェックした時は、正直、悪くはないけど少しパンチが弱い、という感想でしたが、続く 2013年の 4曲収録音源、そして本 1st音源とコンスタントにリリースされている音源は、決してサウンドは変わってはいないですが、程好いメタル/メタリックさとモッシュパートの構成が、バンドの らしさ として良い形で表れ、何より楽曲がなかなか良い出来なのです。。バンドはサウンドをメタル/ハードコアと称していますが、メタルメタルしたメタルさではなく、あくまでハードコアサウンド寄りなメタルさですが、それでも本音源ではちょいちょいスラッシュメタルさを滲み出すパートがあり、中でも 5曲目 「Truth」 は個人的に本音源のハイライトです。
もう少しサウンドに えげつなさ があったらなぁ、と思うのも正直なところですが、このハードコアさとメタルさが良い塩梅なのだと思うのです。とはいえ、十分にへヴィーでモッシュフルなので、聴いていると暴れたくなってくる佳曲揃いの音源です。

本音源と前 2作共に bandcamp にてチェック出来ます。
■Suffer This Life (2014)
■World Still Turns (2013)
■Stagnation (2012)