deathgaze / 腐敗と腐生


ジャパニーズロック、deathgaze
2曲入りシングル、「腐敗と腐生」。

1曲目、"死桜"
モダンなへヴィーさと共に、インダストリーライクに突き進む楽曲。歌い上げるパートと、絶叫/ロウシャウトを曲展開と共に使い分けるヴォーカルワーク。サビにいく前のロウシャウトがなかなかにかっこ良く、そして、続くサビでのメロディアスに歌い上げるノーマルヴォイスが堪らんのです。個人的にこういう曲展開がツボなのです。このメタリックな感触のギターサウンドもかっこええのです。

ミッドテンポな2曲目、"死臭"
ノーマルヴォイスのみで歌い上げるナンバーなのですが、甘い中音域のヴォーカルさんの声は、なかなかよろしいですなぁ。。1曲目とは雰囲気が違うとはいえ、1曲目の印象が妙に強く残るので、この2曲目はちとインパクトに欠けるのですが、まずまずの佳曲ではあります。

7月にリリースされるファーストアルバムが楽しみなのです。
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INFECT / INDELEVEL


ブラジル発、女性 5人組、
激Fast Thrash Hardcore、INFECT
2004年の17曲入りフル音源。

ミッドで始る1曲目の後半からブチ切れ、2曲目以降は畳み掛けるようにフルスロットルな怒涛のファストナンバーの雨あられ状態。 Voはポリティカルな歌詞を、といっても英語じゃないのでよくは分かりませんが...、甲高く、力強く叫び歌います。叩きまくってるドラムも相当キレてます。 20秒程の秒殺ナンバーもあり、とにもかくにも凄まじいまでのハイテンションブチ切れサウンド。

メンバー写真を見る限り、ごく普通のお姉ちゃんなのです。このギャップがたまりませんなぁ。。しかし、残念ながら2003年の末にバンドは解散済みなのです。メンバーの何人かは別バンドをやってるそうです。。

こういうジメジメとした梅雨時に聴くと、スカッとするサウンドなのです。
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URBAN HEAD RAW / Human Instinct


福岡発、Crust / Metal、URBAN HEAD RAW
2004年の10曲入り音源。

メタルインフルエンス大で重厚に、気持ちの良いスピードで突き進むメタルクラストサウンド。グラインド並のスピードで突き抜けるのではなく、スタスタと心地よく走ります。随所で取り入れられているギターソロパート、そして、分厚いギターサウンドでのメタルリフ。低く力強く叫び歌うヴォーカルワーク。もうたまらんかっこええです。ヘッドバンギングしつつ、走り暴れたくなるという衝動に駆られるのです。

無理にお勧めすることもないのですが、メタル/スラッシュ好きの方にも一度聴いてみて欲しいなぁ、と思ったりするのです。。
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Beyond Description / A Road To A Brilliant Future


東京発、Crusty Thrash Hardcore、Beyond Description
2004年の15曲入り音源。

スピーディーなハードコアスラッシュサウンドに、メタルのエッセンスがぶち撒けられた、怒涛のクロスオーバーサウンド。
メロディアスで印象的なギターのフレーズ、メロディーを随所で撒き散らしながら疾走する楽曲群。ドスの効いた力強く叫び歌う日本語詞中心のヴォーカル。かんなりメタルリフが取り入れられているので、メタル、特にスラッシュメタル好きの方にもお勧めしたい音源です。1分台の楽曲が中心で、全15曲、約 23分。このスピーディーに突き抜ける楽曲は、聴いていると思わず走り暴れたくなりますのです。。

昨年末からしばらく一時活動休止、現在は活動を再開されてる模様ですな。ドラマーさんが抜けられたみたいで、これからは少し以前と音楽性が変わる云々らしいです。。でも、東京 Political Thrashing Crust という言葉を掲げておられますので、これからの活動にも期待なのです。。
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EFFIGY / Evil Fragments


香川は高松発、Dark Metal Crust、EFFIGY
2000年にリリースされた4曲入り1stミニアルバムに、ライヴ音源をボーナスで加えて、2005年にCD化された音源。

楽曲からは明るいという要素が微塵も感じる事が出来ないほど、暗黒に塗れまくったメタルクラストサウンド。ロウで重心が低く、地を這うかの如きに突き進むメタリックな楽曲。そして、振り絞るように唸り叫び、且つドスの効いたヴォーカル。CDの再生ボタンを押すと、もう一瞬にして空気が変わり、暗闇へと突き落とされるかの様な、陰な世界が広がるのです。。ボーナスで収録されているライブ音源は、非常に荒々しく生々しいサウンドで、もうたまらなくかっこええです。

メタル、グラインド、ハードコア、そしてあらゆるエクストリーム音楽好きの方に、ぜひチェックしてみて頂きたいバンド、サウンドです。
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KNUCKLE HEAD / 群れから逃れ又群れの中


札幌発、ハードコア、KNUCKLE HEAD
97年リリース、11曲入り 1st音源。
以前にチェックした、V/A、「HARDCORE BALL 4」 に収録されていた KNUCKLE HEAD のサウンドのかっこ良さに打ちのめされてしまい、それ以来探していた1st音源をやっとこさ入手しました。

ジャパニーズハードコア に グラインドコア のエッセンスをぶち撒けたかの様な、ファストでヴァイオレント極まりないブルータルハードコアサウンド。ほぼ曲間なしで、聴く者に一息つかせることなどなく、怒涛の如く鬼の様に畳み掛けてきます。また、日本語の歌詞を絶叫と共に唸り叫び、激アジテイトするヴォーカルさんも、鬼気迫る勢いで聴く者を圧倒しますのです。

生ぬるい気持ちでBGMとしてではなく、聴く方にも思わず気合が必要な、全11曲、14分46秒。もうただ一言、かっこいいです。。
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After the Last Sky / Inert - split


UK発、After the Last SkyInert によるスプリット音源。
ヴォーカルさんが、両バンドを掛け持ちしておられます。

・After the Last Sky / 1~3
海外等のレビューを見ていると、デス/グラインド という紹介のされ方が多いみたいですが、デスメタル寄りのニュースクールハードコア、とも紹介できるサウンドです。デスヴォイスは絡んでくるものの、絶叫気味に叫び歌うヴォーカルの方がメインです。楽曲は緩急の展開が激しいです。ブラストが取り入れられたかと思うと、引きずる様なミドルパートにシフトチェンジと、気持ち カオティック な曲展開も覗かせます。ニュースクールハードコア好きの方にお勧めしたいバンドですなぁ。

・Inert / 4~7
After the Last Sky と比べると、デス/グラインド色が濃いサウンドです。ヴォーカルはこちらの方がよりえげつなくロウなスタイルで、サウンドもブルータル度数が高いです。が、個人的にはあまりドロドロとした雰囲気は感じないのですなぁ。洗練されているというか、気持ちモダンというか。。グシャっとしたサウンドではなく、結構カッチリとしたサウンドで、緩急付いて突き進みます。

両バンド共に、なかなか上手く言葉で言い表せないサウンドなのですが、聴いていて思い浮かぶのは、ニュースクール という言葉ですなぁ。。
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PYRACANDA / Two Sides of A Coin


ちょっと懐かしい音源を。。

当時でいうと、西ドイツ発、スラッシュ/パワーメタル、PYRACANDA
No Remorse Rec よりリリースされた、90年の1st音源。

音源の整理をしていた時に、久しぶりに聴いたら音源整理どころではなく、思わず部屋を走り回り、一人モッシュサークルをしていました。。聴いていると自然と体がうずきだすぐらいに気持ちのいいギターサウンドに、程好く疾走する楽曲群。このかっこ良さは色褪せないですなぁ。。PYRACANDA のサウンドは、HELLOWEEN や BLIND GUARDIAN の様なタイプではなく、あくまで硬派でガチガチなスラッシュサウンドがベースとなっております。でも、曲によっては、ギターソロパートでいきなりメロディアスになったりして、これが実にたまらんとこでもあるのです。特に6曲目からのアルバム後半パートの流れがかっこええですなぁ。中でも6曲目のギターソロは失禁ものです。また、ヴォーカルさんが力強く、安定した良い仕事をしているのも、楽曲をカッチリさせている要因のひとつでもあります。

中古で見かけたら、ぜひぜひともともチェックしてみてください。。
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KISAKI PROJECT / final confession


レーベル、UNDER CODE PRODUCTION のオーナーであり、また、Phantasmagoria のベースでもある KISAKI 氏 によるプロジェクト。
2004年の14曲入りベスト音源、「final confession」。
ヴィドールジュイ 氏 が Voを担当。

非常にメロウでメロディアスで、切なくて、エモーショナルで、ドラマティックで、決して明るい要素は楽曲になく、ヨーロピアンな湿り気を帯びたメロディアスなサウンド。前面に取り入れられている Key、シンセの音色が非常に美しく、楽曲を更にドラマティックへと導いています。
収録されている14曲の殆どはミッドテンポでメロウに展開する曲調なのですが、唯一、3曲目 "憧憬" は、メロディックパワーメタルライクに激しく、切なく疾走するナンバーで、これがもう失禁もののかっこ良さでして、この一曲でご飯 5、6杯は軽くいけそうな程なのです。。
一曲一曲の完成度が素晴らしく高く、非常に聴き応えがある音源です。また、その楽曲のVoを担当している ジュイ 氏 の Voワークも、楽曲の完成度を上げている要因の一つでもあります。
この音源を聴く時はBGMとしてではなく、コンポの前でじっくりと聴き入っております。。
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OLIVIA / The Lost Lolli


OLIVIA 、2004年の2ndフルアルバム。
歌詞が完全に英語詩となり、そしてセルフプロデュースされた本作品。

インダストリーでロッキンなナンバー、パンキッシュに疾走するナンバー、トリップホップ/ダウンテンポでメロウに美しいナンバー、そして更にゴシック、アンビエント、アブストラクトなエッセンスが降りかかり、非常にエモーショナルで深く、聴く者を楽曲世界へと惹き込ませてくれるのです。また、クリスタルで優しくも力強く、伸びやかでエモーショナルなヴォーカルも惹き込まれる要因の一つで、非常に素晴らしいヴォーカルワークを聴かせてくれます。
激しめの曲が多い今作の中では、"Alone in our Castle""Space Halo" などで聴けるまったりとしたナンバーは、もう美しく極まりないのです。

Evanescence が好きな方にも聴いてみてほしいなぁ、と思ったりもします。。
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