Metal.Hardcore & more
whispering gloom
Malice / Demo 2003 & 2005
ドイツ発 Grindcore/Death Metal、Malice 。
2003年の 10曲入り、2005年の 6曲入りデモ音源。
ブラストにぶっ飛ばし暴れ回りたくなるパートとヘッドバンギング出来る程好いデスメタリックさを兼ね備えたグラインドコアで、30秒~1分半程の長さにて畳み掛けてきます。。喚きヴォイスとロウデスヴォイスが交錯するヴォーカルも楽曲のブルタルさを増させております。。
同じ様なグラインドコアのバンドは数多く存在しますが、その中でも少しの違い、例えばメタリックさであったり、ブラストの入れ方であったり、ヴォーカルさんの声であったり、などで気に入る、いまいち気に入らないというのがありまして。。。たまたまチェックした、あまり知られていないであろうこの Malice ですが、そんな有名無名は関係なく、なかなかにかっこいいサウンドを叩き出しております。。
現在どの程度活動しているかは分かりませんが、MySpace はログインしているみたいです。
本音源はネットレーベルの Netlabel-G16 にてフリーでダウンロード出来ます。
Demo 2003 、Demo 2005 。
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March of the hordes / Disbeatless - split
共にチェコ発、
Death Metal/Crust、March of the hordes
Metal Crust/HC、DISBEATLESS
2010年の 12曲入りスプリット音源。
本音源は DISBEATLESSのMySpace の DISCOGRAPHY の所にてフリーでダウンロード出来ます。
■March of the hordes / 5曲収録
バンド自らは Death Metal/Crust と称している様ですが、サウンドはもはやメロディックなデスメタル/スラッシュで、Crustな要素はバンドの姿勢であろうかと思います。。
重心低くデスラッシュにスタスタと突き進む楽曲はダークなメロディーにより終始陰鬱さを纏い、更にドスの効いた咆哮ヴォーカルが邪悪度を上げ、ブルタルで冷酷ながらも聴いていると自然と頭が揺れ、暴れ走り回りたくなるサウンドで、収録されている 5曲共に実に、いや、堪らなくかっこいいです !!
日本の Intestine Baalism に近い雰囲気を持っているなぁ、と聴いているといつも頭を過ぎるのです。。
バンドの試聴が出来るチェコの MySpace みたいなサイトのアドレスが gooブログの検閲に引っかかり表示出来ませんので、March of the hordes bandzone で検索してください。
■DISBEATLESS / 7曲収録
ヴォーカルはロウなデス咆哮ですが楽曲自体はデスメタルさは薄く程好いメタリックさで、D Beatな走りと程好いテンポにてストレートに展開するメタルクラスト/ハードコアです。。カッチリというよりはラフさのある、またパンクさも感じるハードコアです。。この程好いメタリックさ、テンポが何ともノリが良くて、聴いていますと自然とリズムを取っています。。
両バンド共にかっこいい好スプリット音源です。
個人的には March of the hordes のかっこよさにやられました。
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Cydocore / Envenom
クロアチア発 Melodic Death Metal/Hardcore、Cydocore 。
2007年の 7曲入り 1stデモ音源。
本作はバンドの jamendo のページ にてフリーでダウンロード、試聴が出来ます。
あまり疾走しないタイプのメロディックデスメタルにハードコアなモッシュパートを組み込んだメタルコア、です。。。ギターのメロディアスさはそこそこ耳を惹きますし、ヴォーカルは歌い上げるパートは取り入れずハードコアなデスヴォイスで終始咆哮し、分かりやすく落としてくる曲展開ながらもモッシーさには体が反応して揺れますし、と、特に個性的で特徴的な部分があるわけではなく、いわゆる数多く存在するメタル/ハードコアなバンドの内の一バンド、な存在なのは正直否めないです。。
しかしながら、気に入る気に入らないのポイント、ツボは人それぞれでして。。
私はこの Cydocore のサウンドをかなり気に入っており、何だかんだでよく聴いています。。メロディックデスメタルな要素が強いのも気に入っていますが、楽曲がなかなかカッコよろしいです。。コンポにてボリュームを上げて聴くと、これまたかっこよさが上がるのです。
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Circle of Death / Violent Intercourse
ドイツ発 Beatdown Hardcore、Circle of Death 。
2011年の 13曲入り 1stフルアルバム。
前作、2008年の 7曲入り音源 「Apocalypse」 は紹介していなかったのですが、なかなかに極悪なビートダウンハードコアでした。。ですが、その前作と同じ頃に聴いていた Nasty、Providence などの方が私の極悪ビートダウンハードコアのツボに入り、Circle of Death は その時の極悪選抜から外れていたのです。。
そして 3年ぶりの本作は前作から更に研ぎ澄まされたビートダウンハードコアとなり、聴いていると もう暴れずにはいられない程のモッシュフル極まりない、程好いデスメタリックさのあるブルータルでへヴィーで極悪な暴動誘発ハードコアサウンドなのです。。。ザクザクと縦に切り刻み、そこからズバッと切り落としてくるビートダウンな展開、ひたすら悪さ撒き散らす押し殺す様な咆哮ヴォーカル、そして、拳を突き上げ叫び歌いたくなるシンガロングパートと、もうこれで文句を言ったらボコられるであろう、実に極悪素晴らしい楽曲群が続きます。。楽曲は極悪ですが、アルバムの音は凄く良いです。。
聴いていますと気合がみなぎり、熱くさせてくれる音源です。
バンドの Facebook での情報によりますと、11/5 のライブを最後に解散したみたいです。。。
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Serenity In Murder / The First Frisson of the World
Symphonic/Melodic Death Metal、Serenity In Murder 。
2011年の 9曲入り 1stアルバム。
今と比べると 一昔、二昔前のメロディックデスメタルはまだジャンルとしての広がりは狭く、こぢんまりとしていた感じがします。。その中からゴシックだったり、テクニカルだったり、アヴァンギャルドだったりと他のバンドとの違いを出してくるバンドもいましたが、昨今程の広がりではなかったと思うのです。。一昔程前にメロコアやミクスチャー等が流行った頃はメタルはダサい、という言葉を若い子から実際に聞いたりもしました。。勿論、いつの時代でもメタルが好きという若い子はいますが、ハードコアやヒップホップをよく聴いていた子らはメタルについてはそういう意見でした。。。ですが、同じく一昔前頃はメタル寄りなハードコア、ニュースクールハードコアなバンドも多く出てきて、また、スクリーモ等も一気に勢力を増した時期でもありました。。メタルな要素の入ったハードコアはだんだんとニュースクールハードコアという紹介はされなくなり、メタルコアと紹介される様に、また、海外のレビューサイトや通販サイトでも大きく分けてメタルと括られる様になりましたな。。
Serenity In Murder のメンバーさんはかなり若く、私の世代の時よりもメタルと紹介されるジャンルの幅はかなり広くなったので、その分、より多くの要素がサウンドに吸収されているのだと思うのです。。ブルタルで攻撃的な楽曲の上に乗る切なくも綺麗なメロディーは、まさしく暴と美なメロディックデスメタルなのですが、更にエモーショナルさであったり、ハードコアな激しさであったりというのも楽曲から聴き感じとれるのです。。往年のメロディックデスは勿論、ブラックメタル、メタルコア、スクリーモ等からの良いとこ取り、と言うと少し批判的に聞えるかもですが決してそうではなく、それぞれが良い塩梅にブレンドされた文句の付け様のない、素晴らしくかっこいいサウンドです。。
メロディアスでエモーショナルでヒロイックなギター、始終咆哮しまくりのヴォーカル、そしてシンセがかなり取り入れられていますが楽曲のブルタルさは損なわれず、随所で耳を惹く良い仕事ぶりなのです。。全 9曲、どの曲も耳を惹くメロディアスさを持ち、また体を揺らすブルタルなノリもあり、実に聴き応えのある音源です。
Serenity In Murder を聴きますと、日本の ABLAZE や SERPENT も続きで聴きたくなります。
Highly Recommended !!!
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Encoffination / Ritual Ascension Beyond Flesh
US発 Death Metal/Doom、Encoffination 。
2010年の8曲入りカセット音源に 7EPの 3曲が追加されたアルバム。
デス/ドゥームなサウンドのバンドは他にもいますが、その中でもここまで暗黒、邪悪という言葉がこれ程までに相応しいバンドもそういないのではないかと思うくらいの、始終、不穏な空気が漂い、病的なまでにどす黒く激重なデスメタル/ドゥームサウンドです。。
地下奥深くにて行われている闇儀式の如くな怪しく、恐怖すら感じる演奏、邪悪に呪い唸るディープなデスヴォイス。。聴いているとあまりの激烈さに顔がニヤけてくるくらい、狂おしい程に極悪な音してます。。もう聴き始めますと周りの空気が重たくなり一変します。。
本作を聴いていますと、USのブラックメタル、Demoncy の 「Joined in Darkness」 アルバムが頭を過ぎります。。サウンドの悪い雰囲気が似ていると思うのです。。
問答無用の激重極悪暗黒ドゥーム/デスメタル。
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