Tea With Satan / Demonchillin

イスラエル、テル・アヴィヴ発 Grindcore/Powerviolence、Tea With Satan
2014年、13曲収録音源。

1分前後～1分半の長さの楽曲の中にグラインドなパート、ダウンテンポなパート、ハードコアやメタルな要素がぶち込まれ、それらが一体となり暴発するが如くに叩き出されるグラインドコア/パワーバイオレンスサウンド。。グラインドパートでは問答無用に速く、そこからテンポダウンしたり速くなったりする展開は、その落差により、更に高速に感じるのです。。ボーカルは喚きボイスも入りますが、メインは悪いデスボイスなので、パートによってはブルータルデスメタルの様な荒ぶりをみせるのです。

本音源は bandcamp にて試聴＆ダウンロード出来ます。
正直、バンド名からして少しおふざけの入ったバンドかと思いきや、全然そんな事はなく、むしろ楽曲にセンスを感じる佳曲揃いの全 13曲、約 15分。この有無をも言わせぬ勢いでぶっ飛ばす楽曲は、毎回フルボリュームで聴いて暴れたくなる程に、実にかっこいいサウンドです。
Brutal Violent Sound! Highly Recommended!!!

Haltlose / Questionable Fatherland

フィンランド発 Melodic-Metallic Crust/Hardcore、Haltlose 。
2014年、6曲収録デモ音源。

叫び歌う力強いボーカル、程好いメタリックさでドカドカと荒々しく走る楽曲。そして、何より、この楽曲の上を愁いを帯びたギターのメロディーが悲壮さを撒き散らしながらも勇敢に力強く流れていく様は、実にかっこよく、聴き応えがあります。
このメロディックサウンドを聴いて思い出さずにはいられないのが、TRAGEDY の、あのメロディアスでドラマティックなサウンドです。このハードコアに走る楽曲に、流れるメロディアスなギター。。あの TRAGEDY のサウンドが好きな方、メロディック クラストが好きな方はお気に召すこと間違いない、文句なしにかっこいい音を叩き出しています。

本デモ音源は bandcamp にて試聴＆ダウンロード出来ます。
全 6曲、約 17分。
全曲フルボリュームで聴き暴れたくなるのですが、中でも 1、3曲目が個人的に堪らんのです。
Highly Recommended!

Weak Wrists / Demo 2014

US発 Emoviolence/HC/Screamo、Weak Wrists 。
2014年 6月、6曲収録デモ音源。

もし、この Weak Wrists のサウンドを何の予備知識もなく聴いたなら、間違いなくブラックメタルバンドと認識してしまうだろうと思う程の、エモーショナルでバイオレンスな激情カオティックサウンドを叩き出しています。。楽曲は 30秒～2分ちょっとの長さで雪崩れ込む様に畳み掛け疾走し、悲愴さ悲痛さが渦巻き放たれる凄まじさで、更に絶叫女性ボーカルが壮絶さに拍車をかけるのです。。エモバイオレンスでブラックメタルなサウンドで有無をも言わせぬ勢いで聴く者をねじ伏せてくる、全 6曲、約 8分なのですが、ラストの 6曲目でわずかながらノーマルボイスが入り、ここでようやくハードコアさを感じたりするのでした。。

本デモ音源は bandcamp にてチェック出来ます。
ブラッケンド/ブラッキッシュなハードコア好きの方は勿論、ブラックメタル好きの方にも一聴してみて頂きたいサウンドです。Highly Recommended!!!

本デモ音源の 6曲目 「Quiet Entombed」

SPOILAGE / The Spüe Sessions

US発 Crust/Punk/Grind/Metal、SPOILAGE 。
2014年、10曲収録 1st。

バンド自らはサウンドを D-Beat-Grind と称していますが、程々のメタル/メタリックさでストレートでスラッシーに走りつつも緩急のついた楽曲は、どことなく日本のハードコアバンドの様な抑揚のついた展開をみせ、そしてここぞとばかりに激速グラインドパートが組み込まれた、ハードコアパンク/メタル/グラインドコア。
1分～2分前半の楽曲は、先にも書きましたが聴いていると日本のバンドの様な雰囲気が香ってきて、ブルタルながらもかっこいいキャッチーさで曲は覚えやすく、何より楽曲が実にかっこええのです。吐き叫び咆哮するボーカルも楽曲を悪くしております。

本音源は bandcamp にて試聴＆ダウンロード出来ます。
2012年のデモ音源もチェック出来ます。
両音源共に暴れ走り回りたくなるくらい、問答無用にかっこいいです！

本音源の 2曲目「Mauled to Death」

Live 2013

Deadpoets. / Paper Crane

オーストラリア発 Emotional Post Hardcore/Screamo、Deadpoets. 。
2014年 5月リリース、7曲収録 1stEP。

ポストロック/ハードコアな広がりをみせる叙情的で切なげで物憂げなメランコリーさをまといつつ、激情な激しさも兼ね備えたメロディアスでエモーショナルなスクリーモ/ハードコア。。激しさを抑えたメロウなパートと激しく感情をぶつけてくるパートが交錯する曲展開は聴く者の胸を熱くし、歌詞の言葉数が多く、訴える様に力強くはり叫び歌い、時折感極まり絶叫へと変わるボーカルは、聴く者の感情をかきむしるのです。

少し言い方が悪いかもですが、ボーカルが入っていなかったら、数多くいるポストロック/ハードコアなサウンドだったかもしれません。ですが、この感情むき出しなボーカルが入っているからこそ、バックのメロディアスさ、メランコリーさ、そして激しさがより際立ち、耳を惹きつけるのだと思うのです。

本EP音源は bandcamp にて試聴＆フリーダウンロード出来ます。
今の所、本EP音源はストリーミングのみのフリーダウンロード音源で、CD等のリリースはないようです。

全 7曲、約25分。素晴らしい佳曲揃いです。
1～2曲目の流れ、そして、ラスト7曲目での美しくも悲壮感漂う楽曲に訴え叫び歌うボーカルが胸を、感情を刺してきますのです。Highly Recommended!!!

本EPの 3曲目 「Fox Bones」