去年は怪我や病気等も無く無事終わりました(^^)
今回は第五弾ですd( ̄  ̄)
超弩素人バルブシートカット&バルブの擦り合わせも終わって気持ち良く新年を迎えたので、早速エンジンの超弩素人中途半端オーバーホールの続きに取り掛かります(`_´)ゞ
前回↓
クランクケースをセパレートして灯油でガンガン洗浄します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/e6/a3b8a0875922d80539f93c4c94dd9bd2.jpg?1672823060)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/f4/1d0dddfb19fd111c0ab8d08fcb5bfeae.jpg?1672823061)
洗浄とガスケット剥がし・面出しが終わったらクランクシャフトのジャーナルやコネクティングロッドのベアリングの選定を確認します。
Heritage SpecialもGXも偶然にクランクケースハウジング部番号が「444」、クランクジャーナル部番号が「212」だったのでクランクシャフトプレーンベアリングは左から黒、茶、黒がセオリーの筈ですが、GXのクランクケースは左から茶、黒、黒になっていました:(;゙゚'ω゚'):
間違われて組まれています(ー ー;)
GXのエンジンは一体どなたが組んだのでしょうか(・・;)
各ベアリングに傷はありません。
剥離も酷くはないので再利用してみます。
とりあえずプレーンベアリングをキチンと並び替えしました(`_´)ゞ
コネクティングロッドのピストンピンを入れる穴に少しカジりがある様ですが…
替えが無いので取り敢えず見て見ぬふりをしておきますε-(´∀`; )
コネクティングロッドのベアリングは問題無い様です(^^)
コネクティングロッドの締結ボルトやナット、各ベアリング・ジャーナル部、クランクピンにYAMAHA純正二硫化モリブデンを塗布します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/39/f169277eacddb737cb28e94c23138ac8.jpg?1672823890)
準備が整ったら全てバラしてからの組み立てになるので、クランクシャフトやミッションにYAMAHA純正エンジンオイルを塗りたくって組んで行きます。
ミッションにシフトフォークが噛む位置を間違えずに組み上げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ba/d8f1ea328c71ba06ad030a934700828b.jpg?1672824493)
コネクティングロッドの大端部のスラストすき間を確認します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/cd/fdb66e4c8f7e28b3a8002db62e9bc133.jpg?1672824493)
0.20mmのリーフは入りますが0.21mmのリーフは入りません。
結果、標準すき間の弩真ん中の値でした(^^)
次にシフトチェンジがスムーズに全てのギヤに正常に入るか、各ギヤのドッグの当たり・クリアランスを確認します。
キチンと6速まで正常に入りました\(^o^)/
クランクケースを締結します。
サービスマニュアル指定のヤマハボンドNo.4はもうとっくの昔に生産中止となっています(T_T)
今回はThreeBondの1215を使って張り合わせて規定トルクにて締結します。
カムチェーンがクランクケースの中に落ちない様に外に出しておきます。
針金があると良いらしいのですが、その辺の工具を使って適当に引っ掛けておいても大丈夫ですd( ̄  ̄)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/1d/a1f29523707c514604cc0df22cff5c3c.jpg?1672926653)
1stO/Sピストンに1stO/Sピストンリングを嵌めたらピストンをコネクティングロッドに組み付けます。
もちろんエンジンオイルを塗りたくります。
紙ガスケットにはいつもの魔法の液状ガスケットを薄く塗っておきますd( ̄  ̄)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7b/7ecfb485676fd79097e3f22730bb05fd.jpg?1672825105)
各ピストンリングの合い口をサービスマニュアル指定の角度に合わせたらシリンダーを取り付けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/2b/fd0c2b82da466cd8fc4d4671e92e6f27.jpg?1672926710)
ピストンやカムチェーンも特に異音や異常な動きも無くスムーズに動くのを確認したら、カムチェーンをクランクケースに落とさない様に注意しながらシリンダーヘッドを取り付けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/71/8b5cd96f3ef5d896e8d8027b435185d4.jpg?1672825193)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/4c/5218029bb1e652c9e93c54cb9fa98703.jpg?1684003179)
一気にエンジンらしくなってきました( ´ ▽ ` )
次にスタータモーターを組み付けたら、スタータモーターカバーとブリーザーカバーをガスケットを忘れずに取り付けます。
今度はクラッチ側です。
キックスタータとオイルポンプを取り付けます。
オイルポンプはアイドルギヤとプライマリドライブギヤの間に0.04mmのシックネスゲージを差し込んで、左側にオイルポンプASS'Yを押しつけながら規定トルクで締め付けます。
締め付け終わって手を離せばシックネスゲージを差し込んでもスカスカになります。
指でアイドルギヤを左側に回転させればシックネスゲージはキツくなります。
締め付けに失敗している訳では無さそうです。
何故シックネスゲージを使った作業が必要なのでしょうか(・・;)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/e5/7273b658ae388e43996b12941a6cb4d3.jpg?1672826099)
クラッチスプリングやボール、フリクションプレート・クラッチプレートは全て新品に交換します。
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全てエンジンオイル塗れにしますψ(`∇´)ψ
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1枚ずつ表裏や刻印を確認しながら丁寧に組み付けて行きます。
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クランクケースカバーの紙ガスケットを貼り付ける前に、クランクケースカバーに魔法の液状ガスケットを薄く塗ってから取り付けます。
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各ボルトを規定トルクにて締め付けます。
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ここまでで4時間ぐらいでしょうか(・・;)
朝から作業を始めて、殆ど休憩無しでやってしまいましたσ(^_^;)
家事もあるので残りの作業は明日に回しますd( ̄  ̄)
第六弾へ続きます↓